「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」第5話:陳恭、五仙道で翟悦と再会(全17話)|ネタバレあらすじ

NHKBS時代劇(BSP4K)で10月5日(日)、BSPでは10月9日(木、深夜)から放送する三国志ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」(原題:風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-)第5話では、五仙道に潜入を果たした陳恭(ちんきょう)が、諜報活動中の妻・翟悦(てきえつ)と再会する。第5話ネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介。[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]YouTubeにて予告動画が公開中だ。
※あらすじはネタバレとなっているので、気になる方は見どころと豆知識をチェックして、あらすじは視聴後の確認用としてください。
本作は、「風起洛陽~」の原作者・馬伯庸の小説を超一流キャスト・スタッフで映像化した作品。主人公の陳恭は、蜀の間者「白帝」として敵国に潜入するが、疑惑の的となり、義兄弟の荀詡によって真実を証明すべく奔走。誰が味方で誰が裏切り者か、彼らが命がけの情報戦に挑む。➡【時代背景】、【全話あらすじと見どころ】
■第5話見どころ
糜冲(びちゅう)に成り済ました陳恭は、五仙道の秦沢と出会い蜀へ。そこで、五仙道にて任務遂行中の妻・翟悦と再会。言葉は交わさないが、お互いの存在を感じあうスパイならではの空気が緊張感を煽る。一方、司聞曹に入り込んだ間者を探すため、荀詡が暗躍を開始。誰を信じて情報を共有するかが荀詡の運命を左右し、“燭龍”は木版を扱う李邈か、孫令、疑念が深まる。諸葛孔明が失脚した今、組織内で複雑に絡み合う攻防戦から目が離せない。
■豆知識:黄預祭酒とは何者?
黄預は、敵役の1人で、物語の裏側で暗躍する人物、ドラマでは五仙道の大祭酒、平南大将軍として登場する。五仙道の大祭酒はという立場を利用し、民衆の心境を操り、情報網を築いてきた彼は、表向きは信仰の指導者であるが、魏のために蜀漢の情報を集めるスパイだ。
歴史的な「大祭酒」とは、儒学を教える教師の最高位を指す官職で、学問や礼儀、儀式を司る知識人のこと。「大祭酒」という肩書は、信仰と権力が結びつく象徴だが、黄預はさらに「平南大将軍」というタイトルも持つこととなり、軍事的な権限と諜報活動を兼ね備えた、影の権力者のような存在として描かれる。
■キャスト
陳恭(ちんきょう): チェン・クン 陈坤 [声:諏訪部順一]
荀詡(じゅんく): バイ・ユー 白宇 [声:森川智之]
馮膺(ふうよう):ニエ・ユエン 聂远 [声:東地宏樹]
李厳(りげん):イン・ジューション 尹铸胜 [声:岩崎ひろし]
孫令(そんれい):チャン・ユエン 常远 [声:島川直]
柳瑩(りゅうえい):アンジェラベイビー 杨颖 [声:釘宮理恵]
翟悦(てきえつ):スン・イー 孙怡 [声:宮本侑芽]
ほか
※24話版を視聴してあらすじを紹介しています。視聴後調整致します
■第5話ネタバレあらすじ
陳恭、関所を超え蜀へ
糜冲に成りすまし旅を進める陳恭は蜀に入り、桑の苗木を運ぶ秦沢という農民の荷車に乗せてもらう。陳恭は安康の没落した商家の糜衡(びこう)と名乗り、話していると、秦沢は糜衡を迎えに来た五仙道の人間だとわかる。
荀詡、魏の侵入を防ぐため暗躍
荀詡(じゅんく)は譙峻(しょうしゅん)に魏の間者が連弩(れんど)の技術を盗むなら、どうするかを考えていた。部品ごとに職人が異なるため、職人を買収もしくは拉致しても意味がない。そうなれば魏は設計図を狙ってくるはずだ。設計図は2枚あり、1枚は丞相の役所、もう1枚は軍技司に保管されている。総成部へは片側絶壁の一本道の先にあり、そこまでは三つの関所を超えなければいけない。そこで、荀詡は合言葉を毎日帰ることを提案し、譙峻が帰った後、荀詡は馮膺にお茶に誘われる。
西郷の関所に到着した陳恭は、秦沢が梅酒を賄賂として私、陳恭は秦沢の使用人として関所を無事に通過する。陳恭は自分が糜冲だと明かし、黄預祭酒(こうようさい)に会いたいと秦沢に告げる。馮膺は、荀詡が燭龍について報告しなかったことを責め、自分を疑っているのでないかと問い詰めた。荀詡は恐縮しながら、疑わしい点があるのに、街亭の捜査を打ち切ることに反対し、馮膺は理解した上で、早急の解決が必要だと告げる。
司聞曹の西曹掾となった李邈(りばく)は、馮膺の部下・副司尉の陰輯(いんしゅう)を訪ねる。李邈は陰輯が指令を捏造し、呉と魏に情報を流したのか証拠をつきつけ問い詰める。李邈に裏切りがばれた陰輯は、金に目がくらんだと謝り、短刀で自分の喉を突こうとする。結局、命を絶つことはできず、それを見越した李邈は、自分の指示通り動くよう傘下に引き込むのだった。一方、荀詡は馮膺に、白帝が送った情報は正しかったことを報告。そして燭龍は司聞曹にて内部情報に詳しく、木版を扱える人物であると告げる。
翟悦との再会
その頃、陳恭は、五仙道の本拠地に通され、祭酒である黄預の前に通される。陳恭は「詔」として「皇帝陛下の勅命により、五仙道の大祭酒、黄預を平南将軍、漢中先鋒使に任ずる」と告げると、長老たちは口々に「万歳!」叫んだ。黄預は生贄を捧げ、太鼓が鳴り出すと、聖女が現れる。それは陳恭の妻・翟悦(てきえつ)だった。
陳恭は寝床に入り、翟悦を思い出していた。翟悦は黄預との婚礼を控え、黄預が魏の下についたことに不満を漏らしていた。黄預は魏から位を受けたのは、一時的のことで、必ず五仙道を復活させ、魏・蜀・呉を統一すると断言した。
街亭捜査が打ち切りへ
酒の責で、荀彧を非難する陰輯だったが、白帝が潔白であれば、司聞曹に裏切り者がいることになるので、街亭の事案の打ち切りを名言する。そして、荀詡が利用されないよう高堂秉に見張りを命じた。荀詡は、李邈に木版を確認する必要があると訴えたが、李邈はそれに応じず、燭龍ではなく、馮膺が暗号を変えて来たのではないのかと主張したが、荀詡は否定した。その後、馮膺が屋敷に戻ると、孫令が待っていて、荀詡が李邈の元へ向かったと告げた。義兄を陥れるだと訴えた孫令だが、馮膺は聞く耳を持たなかった。
※BSにて「風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-」の原題で放送された(全24話版)の全話あらすじはこちらで一覧できる⇒【全話あらすじ】
NHKでは全17話で、BSP4Kが毎週日曜21時から、BSは毎週木曜23時25分からスタート。再放送は毎週金曜17時で予定されている。日本初の吹き替え版4K放送となり、音声は日本語吹き替えと中国語の二カ国語を選択可能。字幕放送も用意されている。
[原題]
风起陇西/風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-
[制作]
2022年 中国
【放送予定】
BSP4K 毎週日曜 夜9時00分 2025年9月7日(日)開始
BS 毎週木曜 夜11時25分 2025年9月11日(木)開き始予定
BS(再放相) 毎週金曜 午後5時00分 2025年9月12日(金)開始予定
全17回
[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]
◇NHKBS 新番組『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』詳細ページ
◇YouTube【公式予告編】「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」
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