Netflix映画『カマキリ』、公開初日にグローバル3位獲得、日韓「本日のトップ10映画」で1位

09月29日13時41分映画
映画『カマキリ』Netflixにて公開中

俳優イム・シワン主演のNetflixオリジナル映画『カマキリ』(原題:사마귀)が、9月26日の公開初日に世界的な注目を集め、Netflixグローバル映画ランキングで第3位に躍進した。

韓国を含む香港、台湾、シンガポール、ベトナム、タイ、ナイジェリア、ルーマニアの8か国で首位を獲得し、トップ10圏内に入った国は83か国に上る。



この快進撃により、次回のNetflix公式の集計サイト「TODUM」でも非英語映画部門のトップクラスにランクインすることが期待されている。また、29日現在も韓国と日本のNetflix内「本日のトップ10映画」では1位をキープしている。

カマキリ画像提供:Netflix
『カマキリ』は、2023年に公開され話題を呼んだNetflix映画『キル・ボクスン』のスピンオフ作品。劇中、キル・ボクスンを演じたチョン・ドヨンの特別出演もある。既存のすべてのルールが崩壊した殺し屋業界を舞台に、若手ライジングキラーたちが頂点の座をかけて繰り広げる壮絶な闘いを描くアクション映画だ。

かまきり画像提供:Netflix
主演のイム・シワンはA級キラー「カマキリ」ことハンウル役を演じ、彼の同期かつライバルのジェイ役をパク・ギュヨンが務め、引退した伝説の殺し屋ドクゴ役をチョ・ウジンが熱演する。

かまきり画像提供:Netflix
監督は『マダム・パンドク』『ザ・キング』『警官の血』で助監督経験を持つイ・テソンで本作が初監督作品となる。脚本はイ監督と『キル・ボクスン』のピョン・ソンヒョン監督の共同作だ。

映画は、復帰したハンウルとライバルのジェイ、そしてかつての伝説ドクゴが、殺し屋業界の混沌とした体制の中で一位の座を争う姿を描く。前作『キル・ボクスン』で描かれたMK Ent.組織や事件の影響が物語の背景に色濃く反映されており、シリーズの世界観を広げる作品となっている。

登場人物同士の複雑な関係性も見どころで、ハンウルとジェイは共に成長してきた親友でありながら厳しい競争相手でもある。互いの感情は嫉妬や劣等感と尊敬が絡み合い、彼らを見守るスーパーバイザーのドクゴは業界の秩序回復を目指して復帰する。緊張感あふれる人間ドラマと連動したアクションシーンは、単なる戦闘ではなくキャラクターの感情表現となっているのが特徴だ。

公開直後、韓国内はもちろん世界中のNetflixユーザーから高い評価を受け、『キル・ボクスン』の再評価や新規視聴者の増加にもつながっている。特に、『カマキリ』の成功によってスピンオフ元となる『キル・ボクスン』の人気も再燃しており、両作のコネクションがシリーズの魅力をさらに高めている。

『カマキリ』は、単なるアクションスリラーにとどまらず、緻密に構築された世界観、多彩なキャラクター、スタイリッシュなアクション、そして俳優たちの絶妙なケミストリーが融合した作品として、韓国映画の国際的な可能性を再確認させている。

Netflixにて2025年9月26日より全世界独占配信中だ。

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