【最終回ネタバレ】「北極星」純愛を貫き散るカン・ドンウォン、核戦争秒読みのスリリングなクライマックス【第8-9話あらすじ】

10月02日23時20分ドラマ
Disney+(ディズニープラス)で独占配信中
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チョン・ジヒョンとカン・ドンウォン主演で女性大統領候補と謎多き脱北者ボディガードのロマンスとサスペンスを描いた「北極星」(북극성)クライマックスとなる第8話と第9話が10月1日に日本でもDisney+(ディズニープラス)で独占配信開始した。(※ネタバレあり)

第8話と第9話では、謎の工作員ステラ・ヤングの意外な正体に辿り着いたムンジュ(チョン・ジヒョン)とサンホ(カン・ドンウォン)が彼女の本当の狙いと世界の危機に立ち向かうため、核戦争を阻止すべく最後の闘いに身を投じる姿が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。

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「北極星」は、韓国の女性大統領候補と“秘密”を抱えた脱北者の孤独なふたりが立場を超えて惹かれ合う”許されぬ愛”と、南北朝鮮に迫る脅威によって翻弄される彼らの運命を描いたスペクタクル・ロマンス。【「北極星」を2倍楽しむ】では、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、制作発表会レポートなどまとめている。

■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・キャラクター映像付きで徹底紹介】
ソ・ムンジュ役:チョン・ジヒョン
ペク・サンホ役:カン・ドンウォン
アンダーソン・ミラー役:ジョン・チョー
イム・オクソン役:イ・ミスク
チャン・ジュニク役:パク・ヘジュン
チェ・ギョンシン役:キム・ヘスク
ユ・ウナク役:ユ・ジェミョン
チャン・ジュンサン役:オ・ジョンセ
ヨ・ミジ役:イ・サンヒ
パク・チャンヒ役:チュ・ジョンヒョク
カン・ハンナ役:ウォン・ジアン
 ほか

■第8話あらすじ

姑だったオクソン(イ・ミスク)が北朝鮮の巨大潜水艦製造に尽力した工作員ステラ・ヤングだと判明した直後、国情院のエージェントらと銃撃戦になり海に転落したムンジュ(チョン・ジヒョン)とサンホ(カン・ドンウォン)。二人は武装スパイと殺人犯の汚名を着せられ追われる身に。しかし、ユ院長(ユ・ジェミョン)が追わせた船に二人の姿はなかった。指名手配のニュースは国民を驚かせ、身代わりに逮捕されたミジ(イ・サンヒ)も身に覚えのない殺人教唆の罪をでっち上げられ唖然とする。

検問を避け、廃墟に逃げ延びた二人は、ようやくお互いの誤解や隠していたことを明かし再び心を通わせる。ムンジュはこのまま二人で逃げてもいいと口にするが、サンホは彼女を始めてテレビで観た時のことを打ち明け、全力で守ると約束し、最後までやり遂げてと背中を押す。

オクソンはハンナ(ウォン・ジアン)の息子ウンソンがサンホに連れ去られたことを知り怒る。ハンナは銃撃戦を逃れ、息子と教会の地下で平和な時間を手に入れていた。ジュニク(パク・ヘジュン)が生前しきりに桃の話をしていたことを思い出したムンジュが寺を訪れると、僧侶は箱を手渡す。失った息子の骨壺の蓋には、真実や隠し子の事実が書かれた手紙とUSBが隠されていた。ジュニクは母親が工作員だという事実を知り、政治家人生を捨てて全てを公表するつもりだった。

取り調べを受けていたイム所長(チェ・ジョンウォン)が毒殺され、ユ院長はジュンサン(オ・ジョンセ)がジュニクのスパイ容疑を国情院に密告していたことを明かしてオクソンに北朝鮮攻撃の協力を仰ぐ。ジュンサンは本当は母がスパイで兄を殺したことを知り言葉を失う。

ムンジュとアンダーソン(ジョン・チョー)はアメリカと北朝鮮の間で武器の裏取引があったことを突き止め、大統領ギョンシン(キム・ヘスク)に真実を伝えようとする。大統領はムンジュを陥れようとするユ院長に捜査のやり直しを伝える。ミジが釈放されるも、直後に車に轢かれ、連行されてしまう。ムンジュにウンソンを連れてくるよう取引を持ちかけたオクソン。ムンジュはハンナにウンソンを連れて逃げるよう告げるが、中東のイディシャ王国がアメリカに対して宣戦布告し、北朝鮮からイディシャに潜水艦が向かっていることを聞かされる。

イディシャが北朝鮮に送金しなければ潜水艦が戦争に使われることはないと推測したムンジュはどうにか口座を凍結できないかアンダーソンを頼る。オーストラリアに渡る覚悟を決めたハンナ親子を送ったサンホに、大統領に会いに行ってほしいと頼むムンジュ。彼女はオクソンを追うと言い出す。ウンソンが来ないと知ったオクソンはミジの足を切断するよう命じるが、ムンジュがジュニク殺害を自白すると提案し、ミジは救われたが、ムンジュはオクソンとジュンサンと共にヘリコプターに乗せられることに…。

■見どころ

いよいよ最終章へ突入した第8話では、ステラ・ヤングの意外な正体が明らかになり、彼女だけでなく、戦争を政治に利用しようとするユ院長らからも無実の罪を着せられ追われる身になったムンジュらが、補佐官ミジが襲われ人質にされたことで、不利な状況下でそれぞれ戦争を止めるべく、最後の敵に立ち向かっていく様子が描かれた。

物語が進んでいく中で、当初は朝鮮半島で起こると思われていた核戦争の危機が、イディシャという中東の架空の国とアメリカに飛び火し、世界中をおびやかしていくという壮大な展開が最終回への期待値を最大限まで押し上げた。
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■第9話(最終回)あらすじ

北極星Disney+(ディズニープラス)で独占配信中ヘリコプターで何処かへ向かうオクソンら。巨大な船舶に乗せられリンチを受けるムンジュ。ジュンサンは兄を殺した母の恐ろしい素顔に驚くが、全て自分のためだと言われ、オクソン側についてムンジュの説得にも耳を貸そうとしない。

ムンジュの問いに、オクソンは渡米をきっかけにCIAに見初められ、韓国政府の内部を報告していた彼女は以来戦争兵器の建造に魅入られ、運輸業で接触があった北朝鮮の地で潜水艦を製造し戦争国に武器を密売して財をなしたことを語り始める。そして彼女はイディシャに罪をなすりつけながら、自ら核ミサイル発射のスイッチを押すつもりだった。

警察に包囲されながら爆弾を巻きつけられたユ院長を人質に取り、サンホは大統領に会わせるよう要求。状況を見守っていた大統領は要求を呑むことに。意味深な言葉を発して逮捕されたサンホの前に再び現れた大統領は、2007年にムンジュも同席した4カ国会談のことを語り始める。サンホはイディシャで起ころうとしている大事件のことに触れ、アメリカを説得するよう説得。大統領はユ院長をスパイ捏造容疑で逮捕させた。アメリカではアンダーソンが逮捕されるが、大統領に口座の凍結を求めた。

ムンジュはジュニクが母親の過去や血がつながっていないことを全て知っていたと打ち明けるムンジュ。オクソンは米軍駐屯地のそばで生まれ、母親に捨てられて以来、アメリカを憎み続け、ミサイルはアメリカや捨てた母への復讐だった。他国で戦争を繰り広げるアメリカを滅ぼすのが世界平和の鍵だと信じるオクソンに、口座凍結と殺人容疑で逮捕状が出たことを告げに来たジュンサン。母親側についたと見せかけて、裏で母の罪の証拠を集めていたジュンサンは隙をついてムンジュの手錠を解錠。海洋警察に追われたオクソンはそのまま徹底抗戦を開始。ジュンサンとムンジュは北朝鮮に連絡を取り潜水艦を戻すよう説得を試みる。追手から身を隠したムンジュの前に現れたのは、大統領から居場所を聞いて急行したサンホだった。

オクソンの寝室にたどり着き、北朝鮮の総書記にオクソンの企みを伝え、潜水艦をUターンさせるよう説得するが、発射の鍵が核カバンに仕掛けられていると知り表情を曇らせる。空軍も参戦し、追い詰められる中、オクソンは発射ボタンを押しかけるが、サンホが直前でそれを阻止。オクソンは自分が死んで10分でミサイルが発射されると告げ、自らを撃ち抜いた。発射装置を見つけたサンホだが、10分以内に止めないとミサイルは発射されてしまう。発射を止めるためのコードはオクソンが海に投げ捨てたが、総書記、そしてイディシャ国王がコードを衛星電話で伝えたおかげでミサイル発射は免れた。

ムンジュが安堵する中、再び船に警報が流れる。オクソンは船を爆発させる計画だった。自分を犠牲にする覚悟でムンジュを避難させようとするサンホ。ムンジュは特殊部隊に爆弾の解除を懇願するが、残り時間も少なく無理やり避難させられる。全てサンホの狙い通りだった。無線を通じて話し、船窓越しに見つめ合う二人。サンホは最後までムンジュの背中を押し、ムンジュがボートで避難した直後、船は激しい音とともに爆発した。

日が経ち、一連の出来事やサンホとのスキャンダルの責任を追求され党を除名されたムンジュ。大統領は核戦争を食い止めた彼女に感謝し、アメリカでアンダーソンと初めて顔を合わせたムンジュはアメリカ大統領がサンホに勲章授与を考えていることを知る。会談は成功し再び世論を味方につけたムンジュに無所属で大統領に出馬を勧めるミジやチャンヒ(チュ・ジョンヒョク)。大統領までもが彼女を次期大統領にしたいと伝えた。サンホを失った悲しみを乗り越えられずにいるムンジュだからこそ大統領にふさわしいと背中を押した。

サンホがいつでも心の中にいると自分の気持ちを確かめたムンジュは、彼からの最後のメッセージに応えるように再び大統領出馬宣言の舞台に立ち未来を見つめていた…。

■見どころ

各エピソードごとにテンポよく大きく物語が進み、視聴者の心を鷲掴みにした本作の最終回は、核戦争勃発ギリギリの船上で、オクソン(=ステラ・ヤング)が核戦争を起こそうとした本当の目的や、オクソン側についたと思われていたジュンサンが実はムンジュを助けようと画策していた事実が視聴者を釘付けにし、最後は北朝鮮やイディシャの協力でギリギリで核ミサイル発射を止めるスリリングなストーリー展開が大きな見せ場となった。

結末はハッピーエンドとは言えないものの、最後まで純愛を貫いて愛する人のために犠牲を選んだサンホの英雄的な行動が視聴者の心に刺さり、深い余韻を残した。上述の通り、物語開始からノンストップで状況が変わっていくので、最終回を見終えて全容が明らかになった今、もう一度最初から視聴しても決して飽きることなく観られるはず。そのぐらい内容が詰まった名作と言える作品だ。
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「北極星」は、Disney+(ディズニープラス)で全9話独占配信中だ。

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