「月まで行こう」キム・ヨンデのツンデレ炸裂！亀裂が入った女の友情の行方は？【第5話第6話】

世代を超えた三人の友情と人生の起死回生を描いた「月まで行こう」第5話と第6話が10月3日と4日に韓国MBC金土ドラマとして放送された。次回第7話の予告も公開された。

第5話と第6話では、距離を置こうとするダヘ（イ・ソンビン）とジウ（キム・ヨンデ）の愛らしいツンデレっぷりが炸裂。また、ウンサン（ラ・ミラン）とジソン（チョ・アラム）がコイン投資を巡って大喧嘩し、ダヘも旅行先で遭難してしまうなど、見応えたっぷりのストーリーが描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう（ネタバレあり）。

「月まで行こう」は、月給だけではとても生活が成り立たない三人の女性が、希望を求めてコイン投資へ飛び込む姿を描く。ハイパーリアリズムを全面に押し出し、ありふれた一日の延長にある“生存”をテーマにしていた社会サバイバルストーリーだ。

■キャスト
チョン・ダヘ役：イ・ソンビン
カン・ウンサン役：ラ・ミラン
キム・ジソン役：チョ・アラム
ハム・ジウ役：キム・ヨンデ
ウェイリン役：ジャン・ハオ（ZEROBASEONE）※特別出演
　ほか

■第5話あらすじ

幼い頃、シンデレラ役を演じるチャンスを手に入れるも、衣装代のために主役を降りるしかなかったダヘ（イ・ソンビン）。3人は週末の夜をどうにか明るく過ごそうとする。ダヘは工場でソースをかけられ、工場着で過ごす羽目になり、相変わらず不運に見舞われ、更にジウ（キム・ヨンデ）から食事に誘われどうしていいかわからず。

ジソン（チョ・アラム）は翌日行われるパーティーに着飾ってジウにアピールすべきだと主張するが、ダヘは聞こうとしない。ジソンは同じ非正規職員が延長をしてもらえず寂しく退職していくのを目の当たりにして暗い気持ちになるも、同僚ドンギュ（アン・ドング）の計らいでチャットの仲間に入れてもらう。

パーティーでの席次を巡って争うチーム会議で、ダヘは持ち前のじゃんけん運を駆使して見事良席をゲット。同僚から、パーティーにそぐわないと罵られたのに腹を立て、ジソンらの力を借りて思いっきり着飾ることに。ジウはしきりに避けるダヘにすねて、変な意味はなかったと電話をかけるが、翌日のパーティーで隣に座って一緒に食事をするつもりだというダヘの言葉に機嫌を直し、当日もネームプレートを確認して満足げだが、突然の社長の参席でダヘの席がなくなってしまう。

チャットに入れてもらって上機嫌のジソンだが、予約の取れない有名店の常連だと嘘をついたせいで飲み会の幹事を任されウンサン（ラ・ミラン）の協力でどうにか予約を取り付ける。突然の席替えに落胆したジウ。ダヘは授賞式でも後輩ダヒ（ホン・スンヒ）に美味しい頃を持っていかれシャンパンを開けるが、コルクが鼻を直撃し鼻血でドレスを汚してしまう。ジウが近づいてきてテーブル下に隠れるが、潜り込んで鼻血を拭いてくれるジウに心をときめかせてしまう。

戻ってきた同僚の陰口を聞いてしまい、落ち込むダヘと怒るジウ。どうにもできず、テーブルを持ち上げて騒動を起こしながら会場を脱出。更に上司から身に覚えのない配送ミスの責任を全て押し付けられ、それをジウに見られ恥ずかしい思いをするが、ジウの言葉で奮い立つ。配送ミスで進行が危ぶまれたイベントはジウらの演奏で無事に場をつなぐ。その間にダヘは機転を利かせてミスを挽回。社長にも褒められ陰口を言っていた同僚をぎゃふんと言わせた。

ダヘは苦労して予約したレストランで同僚を待つが、お局の意地悪で勝手に店を変えられてしまう。トイレでお局の意地悪を聞いていたウンサンは静かに復讐。チャットからはメンバーが退室し、ダヘが落ち込む中、お局はダヘに連絡しようとするドンギュを妨害する。レストランを出てきたダヘに駆け寄ったウンサンは、何も知らないふりして彼女をご飯に付き合わせて励まそうとするが、コインの高騰ニュースを見て大喜び。ジウと辛辣な冗談を言い合いながらもいい雰囲気になっていたダヘも連絡を受けて儲けが出たことに大喜び。輝くダヘを見て腕を掴んだジウ。鼓動が高まるダヘは全部儲けが出たからだと言い聞かせる。

■見どころ

第5話では、社内でイベントを通じて宙ぶらりんだったダヘとジウの関係が更に急接近。ストレートに好意をアピールするジウに対して、職級の違いから躊躇うダヘ。イベント中にテーブルの下で交わされる超至近距離のやり取りや、周りに見下されながらもジウの後押しでイベントを成功させる場面は見ていて痛快だ。また、出世には無関心ながら、チームとして認めてもらえたことに大喜びのジソンが、同僚の嫌がらせを受けていることを知ったウンサンの優しさが窺える場面も注目。今回の韓国での視聴率は全国2.0％だった。（ニールセンコリア調べ）

■第6話あらすじ

画像：MBC「달까지 가자」コインで大稼ぎして大興奮するダヘとウンサンはジソンを連れて旅行に行くことに。ダヘとジウは一緒に昼食をとるが、周りの目を気にしてジソンとウンサンを呼んだせいでジウそっちのけで旅行の話題に。またしてもすねたジウは、ダヘの気持ちを確認しようとするが、ダヘにかわされてしまい、旅行から帰ってきたら再確認すると約束をするのがやっと。

旅行に出発した3人。ジソンは相変わらずコインの話題を禁止するが、ジソンが選んだレストランは予算オーバー。身の丈にあったコースで贅沢を楽しむ。しかしコインのレートは降下を始め雲行きが怪しくなり始める。スマホばかり気にする二人に腹を立てたジソンはスマホを没収。気分を入れ替えて海沿いで旅行を満喫。レジャーにショッピングを楽しみ豪華ホテルでプールを楽しみながら、母（キム・ミギョン）のことを考えたダヘに、母心を語りだすウンサン。

夜になってもスマホ奪還作戦はうまくいかず、泥酔状態で朝を迎えるが、ジソンが全員のスマホを紛失してしまった。落胆しながらも次の目的地を目指すが、カーラジオはコインレートの変動を告げる。スマホなしに詳細を知ることもできず興奮するが、スマホは車のダッシュボードにわざと隠されていた。ウンサンがコインを否定するジソンの行為を責めて、会社で仲間外れにされていることを指摘したせいで旅行は台無しに。雨が降る中、先に帰ってしまったジソンを追いかけたダヘは山中で足を滑らせ身動きが取れなくなってしまう。車に残されたウンサンも昔の辛い出来事を思い出してしまう。

ウェイリン（ジャン・ハオ）に愚痴をこぼすジソンは、好き放題に欲しいものを買う彼に小言を言うが、全てウンサンが自分に言っていたことだと気づき、我に返る。怪我をして動けなくなったダヘの連絡を受けたジウが救出に現れた。ジソンと大喧嘩したウンサンだが、スマホがすり替わっていたせいでお局からの嫌味電話をとる羽目になり、意地悪に対して本気のブチギレ。その一部始終をジソンが見ていた。

ジウにおぶられたダヘは、これが夢だと勘違いしてずっと秘密にしていたジウへの気持ちを伝えてしまう。休暇中に電話をしてきたお局に怒るウンサンは、そんな状況も我慢しようとするジソンにコインを始めるべきだと再び喧嘩。しかし、ウンサンはジソンが隠れて金融用語を猛勉強していたことに気づく。斜面を滑り落ちそうになったジソンを掴むウンサンだが、更にそれを見たダヘは足の怪我も気にせず駆け寄りジソン救出に成功。一人突き飛ばされたジウは山中でも無視される羽目に。結局3人はクラブではなく、救急ヘリに向けて両手を挙げることに。

道中で気を失ったウンサンを見て、我慢できなくなったジソンは置いていかれると思ってコインの話題を嫌っていたと明かし、実は買い物のし過ぎでお金のない生活をしていたことを明かして大泣きを始めた。5歳児のようなジソンを見て、ウンサンは娘ジサン（カン・ソユ）の話を始める。働くことに忙しかったウンサンも夫（ユン・ギョンホ※特別出演）は、娘が幼稚園バスの事故で死んでしまい、お金がなかったことで後悔してしまったエピソードを打ち明けた。コインを始める決意をしたジソンと仲直りし、微笑み合う3人。

出社しても友達扱いされてすねるジウは、二人きりでエレベーターに乗り本当の気持ちを知ろうとするが、身分が違いすぎるが一緒にいたいから友達から始めたかったと真意を話したダヘに照れまくる。なぜ遭難したときにすぐ助けに来てくれたのか聞かれたジウだが、まさか旅行中ずっと3人を見守り事あるごとに助け舟を出していたことは言えなかった…。そんな矢先、社内で二人が並んで歩いている写真が掲載され、同僚にも一緒にいるところを怪しまれてしまう…。

■見どころ

第5話では、コインレートの上昇で旅行に出かけた3人が、コインの話題からウンサンとジソンの大喧嘩に発展。間に入って取り繕おうとしたダヘが斜面から滑り落ちて怪我をするなど、不穏な展開が続くものの、すぐに駆けつけたジウとのツンデレなやり取りがコミカルに描かれた。クールを装ってダヘにツンデレな態度を見せるジウが、事あるごとにダヘらに振り回される姿が愛くるしく、人が旅行中に経験した様々な出来事が伏線で、その全てにジウが関わっていたことが終盤で回収された。

また、終盤ではこれまで断片的に語られたウンサンの過去が遂に明らかになり、夫役でユン・ギョンホが特別出演している点にも注目したい。
画像：MBC「달까지 가자」

今回の韓国での視聴率は全国2.1％だった。（ニールセンコリア調べ）（【10月4日視聴率TOP10】）

MBC金土ドラマ「月まで行こう」は、9月19日21時50分より「メリー・キルズ・ピープル」のっ後続作として放送され、韓国ではWavveなどで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。

◇YouTube｜달까지 가자 7회 예고（第7話予告）

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