「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」第8話:ついに燭龍が正体が明らかに(全17話)|ネタバレあらすじ

10月19日22時50分ドラマ
画像提供:NHK

NHKBS時代劇(BSP4K)で10月26日(日)、BSでは10月30日(木、深夜)から放送する三国志ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」(原題:風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-)第8話では、蜀漢・司聞曹が五仙道を急襲。陳恭(ちんきょう)に危険が迫る中、黒幕・燭龍(しょくりゅう)が正体を現す。第8話ネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介。[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]YouTubeにて予告動画が公開中だ。
※あらすじはネタバレとなっているので、気になる方は見どころと豆知識をチェックして、あらすじは視聴後の確認用としてください。



本作は、「風起洛陽~」の原作者・馬伯庸の小説を超一流キャスト・スタッフで映像化した作品。主人公の陳恭は、蜀の間者「白帝」として敵国に潜入するが、疑惑の的となり、義兄弟の荀詡によって真実を証明すべく奔走。誰が味方で誰が裏切り者か、彼らが命がけの情報戦に挑む。➡【時代背景】【全話あらすじと見どころ】

■第8話見どころ
陥れられた馮膺(ふうよう)の復活、魏に潜入中の陳恭(ちんきょう)による青萍(せいひょう)計画、それと同時進行で始まった李邈(りばく)の五仙道攻め。内容が盛り沢山の上に、魏のスパイ・柳榮(りゅうえい)と親密な高堂秉(こうどうへい)の姿が描かれる。荀詡(じゅんく)と共に魏のスパイ“燭龍”を追っていた高堂秉の言動が重要な意味を持ってくる注目回です。

■豆知識:サブタイトル「草を打ちて蛇を驚かす」
「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」24話版では1話ずつサブタイトルがついていて、そのほとんどが中国の故事からの引用だ。

第8話(24話版では第10話と11話)におけるサブタイトルは、「草を打ちて蛇を驚かす」。これは、中国故事成語で、意図せず隠れていたものを炙り出してしまう、あるいは不用意な行動で相手に警戒心を与えてしまうという意味。

まさにスパイドラマにはもってこいのタイトルだ。そしてドラマの中では、馮膺の逮捕と逃亡、荀詡の捜査と情報操作など、情報戦が生き残りの鍵を握っており、探るつもりが逆に相手に悟られるパターンは、まさに「草を打ちて蛇を驚かす」状況。サブタイトルを紐解くと、物語への理解が深まるので、興味がある方は【全話あらすじ】からチェックできる。

■キャスト
陳恭(ちんきょう): チェン・クン 陈坤 [声:諏訪部順一]
荀詡(じゅんく): バイ・ユー 白宇 [声:森川智之]
馮膺(ふうよう):ニエ・ユエン 聂远 [声:東地宏樹]
李厳(りげん):イン・ジューション 尹铸胜 [声:岩崎ひろし]
孫令(そんれい):チャン・ユエン 常远 [声:島川直]
柳瑩(りゅうえい):アンジェラベイビー 杨颖 [声:釘宮理恵]
翟悦(てきえつ):スン・イー 孙怡 [声:宮本侑芽]
ほか



※24話版を視聴してあらすじを紹介しています。視聴後調整致します
■第8話ネタバレあらすじ
馮膺の暗躍
楊儀(ようぎ)は五仙道を支援し司聞曹の権力を拡大したという理由で、罷免され庶民になった。李邈(りばく)は恨みが晴らせたと喜ぶが、脱獄した馮膺に関しては教えてもらえなかった。南鄭に持った馮膺は高堂秉と紫煙閣で酒を酌み交わし、李邈は五仙道の平定という難しい任務を与えられ、馮膺は高堂秉を短刀に推挙したと話す。「いつまでも二艘の船にまたがるのはよくない」と忠告したところに、柳榮が酒を持って部屋に入って来る。脱獄を助けてくれた彼女に感謝しつつ、馮膺は音楽に造詣が深い李厳将軍に柳榮を贈ることを思いついた。

司聞曹が五仙道討伐へ
馮膺が去ると、柳榮が高堂秉に「休んで行かない?」と言い部屋に招き入れる。高堂秉は柳榮に、司聞曹が漢中を守る軍と共に五仙道の掃討を命じられたことを教え、馮膺が柳榮を李厳と引き合わせるつもりだと告げた。高堂秉は自分が司聞曹のトップになるのだと嬉しそうにお茶を飲んだ。

司聞曹では、李邈が皆を集めて、五仙道を攻撃するため鎮北将軍・魏延(ぎえん)、平北将軍・馬岱(ばたい)と共に攻め込むことを伝える。荀詡は潜伏させている者がいないか聞かれたが、上層部に潜入している翟悦のことは隠した。そこへ狐忠将軍が入ってきて、漢中の精鋭2万と南鄭の守備隊を動員し、三方から米倉山を攻め、祭酒の黄預(こうよ)を捕らえる計画を話し、出発は2時間後と宣言する。

知鵲の試験飛行で秦沢を葬る
五仙道では、知鵲の試験飛行が行われる。陳恭は秦沢に操縦が効かない知鵲を選ばせた結果、秦沢は斜面にぶつかり死亡。黄預は秦沢の死を嘆き、壊れた知鵲を修理して自分が陳恭と一緒に飛ぶと言い出す。その頃、荀詡は五仙道にいる陳恭と翟悦に危険が迫る心配をして警告することを考えていた。一方、陰輯は高堂秉に、五仙道の動きを掴んでいない荀詡の様子がおかしいと怪しんだ。高堂秉は「手柄を独り占めするつもりだろう」と話していると、出発の号令がかかる。

荀詡と翟悦が再会
黄預のもとに、蜀軍が10日以内に攻めて来る知らせが届く。しかし3日後には青萍(せいひょう)計画を実行する予定のため、蜀軍の侵入を防ぐため山道を塞ぐよう指示を出す。だが蜀軍は予定より進軍していて、馬岱と魏延も所定の位置に到着していた。荀詡は五仙道への急襲を伝えるため、翟悦と軍から離れた山神廟という小屋で落ち合うことに。しかし後ろから高堂秉につけられてしまう。

久々に落ち合った2人は無時を喜んだが、翟悦はすぐに陳恭から返された燭龍が黄預に送った暗号文を荀詡に渡した。そして、3日後に青萍計画が実行され、陳恭が設計図を盗み、知鵲で所定の場所へ運び、そこへ燭龍が現れるという計画を話した。その時に、総成部の裏門の鍵を外から開けて、陳恭を脱出させて欲しいと頼んだ。荀詡は「もう少しだ」と慰め、自分と会ったらここを燃やすよう、よく燃えるろうそくを渡した。翟悦がその場から立ち去った後、高堂秉が入ってきて、ろうそくの仕掛けを見つける。

燭龍の正体は高堂秉
李厳は更迭され、琴を弾き、曹操の詩を吟じるなどのんびり過ごしていた。李厳が、音楽をわかる人間が側にいたらいいのに・・・と話すので、馮膺は柳榮に会うことを勧める。その頃、山神廟から出火した煙で危険を察知した五仙道の信徒たちは、兵が近づいていることを知り一斉に逃げはじめる。

一方、李邈のもとに、狐忠将軍が内部に突入したと知らせが届き、伝令と入れ違いに高堂秉が入って来る。李邈は、「馮膺が姿を現した」と報告し、驚く李邈に、馮膺が李厳将軍に楊儀を倒す方法を伝えたこと、李邈は李厳に裏切られたことを暴露した。怒った李邈は立ち上がろうとすると体が動かなかった。高堂秉は「暗殺を頼まれました」と明かし、飲み物にしびれ薬を投入したことを明かした。高堂秉は「馮膺も勝者ではない。真の勝者は、わが偉大なる魂だ。我が名は、燭龍。驚いたか」と宣言し、道を挟んだ生垣から李邈に向かって矢を放つことを告げ出て行った。

※BSにて「風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-」の原題で放送された(全24話版)の全話あらすじはこちらで一覧できる⇒【全話あらすじ】

NHKでは全17話で、BSP4Kが毎週日曜21時から、BSは毎週木曜23時25分からスタート。再放送は毎週金曜17時で予定されている。日本初の吹き替え版4K放送となり、音声は日本語吹き替えと中国語の二カ国語を選択可能。字幕放送も用意されている。

[原題]
风起陇西/風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-

[制作]
2022年 中国

【放送予定】
BSP4K 毎週日曜 夜9時00分 2025年9月7日(日)開始
BS 毎週木曜 夜11時25分 2025年9月11日(木)開き始予定
BS(再放相) 毎週金曜 午後5時00分 2025年9月12日(金)開始予定
全17回
[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]

NHKBS 新番組『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』詳細ページ
YouTube【公式予告編】「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」

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