「相棒24」水谷豊、寺脇康文、加藤清史郎が時任勇気の嘘を見抜いた【第3話ネタバレと第4話予告】
右京(水谷豊)に激しい憧れを持つ高田創(加藤清史郎)は刑事となり、右京と亀山薫(寺脇康文)のような相棒を探していた。しかし、相棒候補だった香川造(時任勇気)はなんと殺人犯だった。「相棒24」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)2025年11月5日、第4話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「相棒24」とは
「相棒24」とは、捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。すでに20年以上の間、シリーズは続き、変わらぬ人気を誇っている。24シーズン目となる「相棒24」の第3話は10月29日に放送された。
シリーズ3回目の登場となる加藤清史郎
シーズン16の第19話「少年」で初登場した時は世間から忘れ去られた戸籍のない少年を演じていた加藤清史郎だが、特命係の右京(水谷豊)の活躍にあこがれ、警官になっていた。交番勤務時代が映されたシーズン23の第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」では立派な警官に成長していたが、29日に放送された第3話では刑事となり、冷静な判断を重ね、市民の命を守る姿を披露した。容疑者が二転三転、冒頭シーンの種明かしにも驚き
第3話は冒頭は、居酒屋の前で刑事の高田創(加藤清史郎)が男性に包丁を突きつけられ、それを右京(水谷豊)たち警官が見守っているシーンからスタートした。高田に包丁を突きつけていた男性が犯人かと思わせた展開となったが、実は、真犯人香川造(時任勇気)を恨む被害者の婚約者・郷田の暴走を止めるために、警官である鶴来(細貝圭)と一芝居うっていたのだ。ドラマ後半まで、鶴来が犯人では?と思わせる展開となった。恋愛ベタな右京が恋に落ちた?
11月5日に放送される第4話では、右京の前に魅力的な熊井エリザベス(かたせ梨乃)という女性が現れる。右京といえば、伊丹(川原和久)と二人、“女心がわからないコンビ”だ。そんな右京だが、紅茶が縁で知り合ったエリザベスとデートをする。しかし、エリザベスを悲しませたと勘違いされて襲われそうになってしまう。右京も加わる三角関係はどうなるのか?■第3話ネタバレあらすじ
杉下右京(水谷豊)へのあこがれから警察官になった高田創(加藤清史郎)は刑事になり、特命係との交流をさらに深めていた。そんな中、高田が籍を置く管轄で、元刑事の女性・西村優子(奥山かずさ)が殺害される事件が発生した。西村優子は担当していた暴行事件で執行猶予判決を受けた男から逆恨みされ、退職を余儀なくされていた。
いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京と薫(寺脇康文)は、遺体のセーターに付着していたチョークの粉から被害者の婚約者・郷田にたどり着いていた。居酒屋を営む郷田の話では、事件当日、だれかから電話が来て優子が飛び出していったという。ただ、郷田には前科があり、右京と薫は郷田のことも疑う。
優子に電話をかけてきていたのが公衆電話だとわかり、その近くにあった自動販売機の上に飲まれていない缶コーヒーがあった。電話をするために小銭が必要となり飲まないコーヒーを買ったと考えた右京は、身長が180センチ以上ある郷田も疑った。しかし、郷田の犯行ではなかった。郷田は警官を辞める前の優子から仕事を辞めるか相談されていたときに、「先輩に相談したら?」と言ったが、「それができないのだ」と言われたことも右京たちに話した。
同じころ、被害者の元同僚刑事・香川造(時任勇気)と即席コンビを組むことになった高田は、優子のマンションをうかがう怪しげな男に職務質問をかける。その男性は、優子と同期の警察官で、現在は総務に勤務している鶴来(細貝圭)だった。鶴来の話では食事にゆく仲の男性にしつこく迫られていたという。
高田と捜査していた香川は優子を思い、涙を流していた。ハンカチで涙を拭っている姿をみた高田は驚く。鶴来は勝手に捜査報告書を盗み見ていたところを香川に見付かる。その後、香川のことは避けるのだが、高田にはなにかと相談をもちかける。
最初に疑われた執行猶予判決を受けた男は、事件当日、接見禁止命令を出されている女性のもとに行っていたことがわかり、アリバイが成立した。
右京と薫は郷田から、優子が「九段下のPBに行く」と話していたと聞き出した。PBというのは警察内部で使われる言葉だ。右京たちは犯人が警察内部の人間だと確信する。香川は鶴来を怪しがるが、高田は香川を相棒として信頼しきれないと右京に打ち明ける。話を聞いた右京は薫と高田に案を持ちかけた。
鶴来を追求し、香川と高田、右京、薫で追い詰める。鶴来の指紋が2階のテラスからでるはずだと右京が話す。鶴来が逃げ出すと、みなで追いかけるが、香川だけは2階のテラスに行って、ハンカチで手すりを拭いていた。実は、真犯人は香川だった。鶴来をおとりに使って2階のテラスに残る痕跡を香川に再度消させるためだった。
香川は優子に一方的に思いを寄せていて、優子が“先輩”としての感情しか持っていないことなどに気づきもしなかった。警察を辞める原因にもなったのが香川だったが、香川は自分が優子に向いていると指輪を送りつけたり、後をつけたりもした。鶴来に相談して人事に訴えるという優子を呼び出して殺害したのは香川だった。
真犯人が香川だとわかった郷田は訪ねてきた高田に「極刑になるんですよね?」と包丁を片手に確認する。刑罰は裁判所が決めるという高田に郷田が怒りを覚えたが、そこに鶴来もやってきて、郷田の気持ちに同調する。そして、高田に包丁を向け、居酒屋の前に出て行った。
警官達があつまり、皆が鶴来に向かおうとしたとき、高田は視線を右京に送る。次の瞬間に高田が鶴来の包丁を落し、蹴り飛ばす。もう一本の包丁をもっていた郷田を鶴来と高田で抑えて、事なきを得た。自暴自棄になった郷田が高田を襲うことに失敗すれば、自殺すると考えた高田と鶴来のナイスプレーで郷田の自殺を防いだのだった。
■第4話あらすじ
右京(水谷豊)は熊井エリザベス(かたせ梨乃)という女性とディナーを楽しんでいた。が、彼女をタクシーで送り出した直後、初老の男・米村(吉満寛人)が殴り掛かってきた。右京がエリザベスを悲しませていると思い込んでいた。その場は、たまたま居合わせた薫(寺脇康文)たちの働きもあって収まったものの、男の怒りはただ事ではない。金と権力を持つ米村が、一方的に恨みを募らせている状況を鑑み、このままでは大きな事件を起こしかねないと判断した右京は、薫と共に米村やエリザベスについて調べることにした。
テレビ朝日 2025年10月15日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒24」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。
◇テレビ朝日「相棒24」番組公式サイト
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