「もしもこの世が舞台なら」芝居は大失敗し傷心の菅田将暉の前に名俳優・浅野和之が登場【第5話ネタバレと第6話予告】
ハプニングがありながらもやっと初日の幕があがった久部三成(菅田将暉)率いる劇団クベシアターだが、“クソ”“史上最悪”“二度と立ち直ることがない”と散々な批評にさらされる。「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(毎週水曜、22時、フジテレビ)2025年11月5日第6話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」とは
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は、とある劇場を舞台に、若者達の夢、挫折、恋を笑いと涙一杯に描く青春群像劇であり、脚本家の三谷幸喜の半自伝的ストーリーだ。その第5話は10月29日に放送された。
幕が上がるまでに四苦八苦
劇団クベシアターとして、WS劇場の関係者を集め、シェイクスピアの「夏の夜の夢」を演じることになったが、劇団員たちに思わぬハプニングが続き、幕を開けるかが見通せない状態になる。毛脛モネ(秋元才加)は朝雄(佐藤大空)の紅白帽を買いに開演前に劇場を離れ、準備体操をしていたパトラ鈴木(アンミカ)は肉離れを起こす。差し入れの弁当で彗星フォルモン(西村瑞樹)が怒り出したかと思えば、観客を前にうる爺(井上順)は怯えて舞台に立たないと言い出す。それでも幕は開いた。いったいどんな芝居だったのか?
第5話では上映された芝居のシーンはない。幕が閉じた後、劇場を後にした巫女の江頭樹里(浜辺美波)は涙ぐんでいたが、どうやらシェイクスピアをしては最悪だった模様だ。オーナーで芝居の経験があるジェシー才賀(シルビア・グラブ)は“クソ”といい、記者の毛利(宮澤エマ)と“天上天下”の関係者黒崎(小澤雄太)は“あんな酷いものを見た後は飲まずに居られない”と言われてしまう。第5話の豪華ゲストは浅野和之
三谷さん作品の常連キャストとしても知られている浅野和之が第5話で、ホームレスのような様相で現れた。しかし、実は久部が敬愛してやまない蜷川幸雄さん演出のシェイクスピア作品に数多く出演している是尾礼三郎という役者だ。是尾の登場が久部にどう影響を与えるのか?11月5日に放送される第5話にも登場する。再起を誓う劇団クベシアター
第5話で散々な批評をされた劇団クベシアターだが、久部(菅田将暉)は再起を誓う。是尾礼三郎(浅野和之)を加えることになるが、いったい誰の役を奪うのか?勝手に自分の役がなくなるとおもったうる爺(井上順)が暴れ出す。そして、恋の話も展開してゆく。巫女の樹里(浜辺美波)に憧れる蓬莱(神木隆之介)、だか、樹里の気持ちは久部へ向かう。そんな久部はリカ(二階堂ふみ)を思っている。恋の4角関係が始まって行く。■第5話ネタバレあらすじ
「夏の夜の夢」公演初日。久部三成(菅田将暉)が「劇団クベシアター、旗揚げです」と高らかに宣言する。お祓いを執り行うため、八分神社の神主・江頭論平(坂東彌十郎)と江頭樹里(浜辺美波)がWS劇場にやってくる。目の前を通り過ぎる倖田リカ(二階堂ふみ)を見てにやける論平。冷ややかな目で見ている樹里だったが、その樹里のことをぼーっと憧れの目で見ているのは助手の蓬莱(神木隆之介)だった。
WS劇場のステージ上に祭壇が設けられ、いよいよお祓いが始まる。論平が出演者の名前を次々とあげてゆくがパトラ鈴木(アンミカ)は言われない。なにか不吉なことが起きるのではと心配していると、肉離れを起こしてしまった。
劇場の近くで大音量で踊るチームに文句をいい、ボコボコにされてしまった久部。自分の顔も酷い状態だが、メンバーも大変だ。
パトラの動きをすくなくするために、舞台装置などを変更する。パトラとの共演の多い彗星フォルモン(西村瑞樹)に話に行こうとすると、差し入れの弁当が“鮭”と“鶏”の二種類あることに怒っていた。久部は自分の分を与えるので二つ食べるようにいい、パトラの怪我により変更になることを了承させる。
朝雄(佐藤大空)の紅白帽を買いに新宿までいっていた毛脛モネ(秋元才加)がなんとか戻ってきたが、劇場前にならぶ観客をみてうる爺(井上順)は恐れをなして、出演をキャンセルすると言い出した。仕方なく、ケントちゃんを出演させると言った。そんなのは芝居じゃないとうる爺がいうが、芝居に出ない方がずっと悪いと久部は言い切った。
開演の時間になったが、空席も目立つ。久部は自分を襲ったダンサーチームを客席に招き入れた。フレ(長野里美)も劇場の前を行ったり来たりする浮浪者のような男性(浅野和之)をただで招き入れた。そして幕があがった。
幕が閉じた後、巫女の樹里は涙ぐんで感動している。しかし、久部は荒れていた。「こんなの芝居じゃない」と。うる爺は気分が高揚しすぎて15分間も関係ない踊りをし、オーナーに「マイケルを踊るといい」と言われたリカも途中で勝手にダンスをしていた。宣伝のための口コミにも何の期待もできないまま、久部は相談所に行き、おばば(菊地凛子)に相談する。するとそこに記者の毛利(宮澤エマ)と“天上天下”の関係者黒崎(小澤雄太)がやってきて、酷い芝居を見た後は飲んで忘れるしかないといい、久部のことを“終わった”という。
劇場に戻った久部の前に、リカが男性(浅野和之)を連れてくる。シェイクスピアのセリフを話した姿をみた久部はその男性が、是尾礼三郎であることを見抜いた。
■第6話あらすじ
久部(菅田将暉)はシェイクスピア俳優の是尾(浅野和之)との対面に深く感激する。是尾は「クベ版「夏の夜の夢」に対して一定の評価を示す。その言葉に舞い上がる久部は、是尾を打ち上げ会場へ連れて行く。すると、手にメモをもった巫女の樹里(浜辺美波)の姿が。樹里のことが気になっている蓬莱省吾(神木隆之介)は樹里を打ち上げに誘う。しかし樹里の目には久部しか映っていない様子。そして、打ち上げ会場には、久部を見る目が変わった倖田リカ(二階堂ふみ)が待っていて…。
フジテレビ 2025年10月1日スタート。毎週水曜日22時放送「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」。脚本:三谷幸喜、出演:菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子、小池栄子、市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@moshi_gaku」、ハッシュタグは「#もしがく」。
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