池井戸潤×町田啓太「かばん屋の相続」12月27日・28日放送・配信決定 全キャスト&ポスタービジュアル解禁
WOWOWは、連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」を12月27日(土)、28日(日)の2夜連続で放送・配信することを発表した。今回、全キャストとポスタービジュアルが一斉解禁となり、話題を呼んでいる。
■ 倒産、借金、不正、争い――4人の働く男たちの苦悩と希望
池井戸潤といえば、「半沢直樹」シリーズをはじめ、「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「民王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など、働く人々の熱き人間ドラマで数々の名作を生み出してきた国民的作家だ。
その池井戸の短編集『かばん屋の相続』(文春文庫刊)から4篇を映像化した本作は、社会で懸命に生きる“働く男たち”の葛藤と再生を描くオムニバスドラマ。観る者は、登場人物たちの姿に自分を重ねながら、希望を見出すことになる。
第1話「十年目のクリスマス」は「シャイロックの子供たち」の前年、第3話「セールストーク」は「空飛ぶタイヤ」と同時期に書かれた作品で、池井戸作品の進化の軌跡をたどるようなラインナップとなっている。
公開されたポスタービジュアルでは、永島(町田啓太)、山田(菅生新樹)、北村(伊藤淳史)、太郎(藤原丈一郎)の真っすぐな眼差しが印象的に配置され、作品のテーマである“働く男たちの誇りと再生”を象徴している。
池井戸作品といえば、追い詰められた人々が決してあきらめず、力を合わせて逆転していく爽快なストーリーが持ち味だが、「かばん屋の相続」ではより濃密な“人間ドラマ”が展開される。下町を舞台に、銀行員たちの葛藤と選択を描きながら、「どんな小さな一歩でも、それは確かに未来につながっている」という希望のメッセージを届ける。
年末に贈る、池井戸潤の珠玉の人間ドラマ。働くすべての人に響く4つの物語が、いま幕を開ける。
■ あらすじ
東京第一銀行に勤める永島慎司(町田啓太)は、倒産したはずの神室電機の社長・神室彦一(上川隆也)を偶然見かけたことをきっかけに、彼の過去を追うことになる(第1話「十年目のクリスマス」)。
続く第2話「芥のごとく」では、新人行員の山田一(菅生新樹)が、資金繰りに苦しむ土屋鉄商の社長・土屋年子(黒木瞳)を支えようと奔走。
第3話「セールストーク」では、伊藤淳史演じる融資課長・北村由紀彦が、5千万円もの融資を独力で取り付けた印刷会社社長(石黒賢)の資金繰りに疑念を抱く。
そして最終話「かばん屋の相続」では、藤原丈一郎が信金職員・小倉太郎を演じ、遺言によって会社の全株を奪われた弟と兄の確執に巻き込まれていく。
■ キャスト
主演は町田啓太、菅生新樹、伊藤淳史、藤原丈一郎。
さらに上川隆也、黒木瞳、石黒賢、石丸幹二といった実力派が脇を固める。
そのほか柳ゆり菜、半田周平、甲本雅裕、入江甚儀、池端杏慈、平山浩行、泉澤祐希、皆川猿時、正名僕蔵、武田航平、中尾明慶、青柳翔、岡本玲、芹澤興人など、豪華キャストが勢ぞろいした。
■ スタッフ・放送情報
原作:池井戸潤『かばん屋の相続』(文春文庫刊)
脚本:前川洋一
音楽:池田善哉
監督:西浦正記
企画・プロデュース:青木泰憲
制作協力:東北新社
製作著作:WOWOW
放送・配信情報
連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」
WOWOWにて12月27日(土)、28日(日)午後10時より2夜連続放送・配信(全4話)
※第1話は無料放送
◇公式サイト
【作品詳細】【関連・各話あらすじ】