最終章突入、龍馬が明かす倒幕の秘策、大河ドラマ「龍馬伝」―NHKオンデマンド

2010年09月27日19時54分ドラマ
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第4部開始、倒幕への一策を披露する龍馬―、大河ドラマ「龍馬伝」第39回「馬関の奇跡」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。

長幕戦争に参戦するため馬関(下関)に到着した龍馬(福山雅治)ら亀山社中の一行は長州軍と合流した。その中心に高杉晋作(伊勢谷友介)がいることに驚く龍馬。高杉は龍馬に自らが労咳を患っていることを告白、イギリス留学を諦め戦に挑む決意を語る。高杉の意を汲み取った龍馬は、高杉と共に戦うことを改めて決意する。

龍馬たち社中の面々は操船術を武器に、幕府軍が居を構える小倉城に夜襲をかける。奇兵隊を率いる高杉は、三味線を片手に奇想天外な戦術で敵方を打ち負かし、城を陥れることに成功する。そんな折、大坂城に滞在していた将軍・家茂(中村隼人)が脚気をこじらせて急死し、形成は一気に長州軍側に傾く。幕府の停戦要請に強硬論を貫こうとする木戸(谷原章介)に、龍馬はこれ以上戦うべきではないと諭す。そこで龍馬は、戦わずに幕府を崩壊させる一策を木戸に打ち明けるが…。

一方、土佐藩の命を帯びて長崎にやってきた弥太郎(香川照之)は土佐商会を設立。溝渕(ピエール瀧)を配下として呼び寄せ、ジョン万次郎(トータス松本)を通訳に、グラバー(ティム・ウェラード)や大浦慶(余貴美子)と商談を進めようとするも、いずれも「龍馬を通して」との条件をいわれ逆上するのだった。そして弥太郎はお元(蒼井優)と出会う。

いよいよ最終章へのカウントダウン開始。長幕間の戦況は一気に変化を遂げていく。そんなストーリー展開もさることながら、気になるのは冒頭、龍馬の軌跡を語る明治になってからの弥太郎だ。「いちばん大嫌いな男」と豪語する龍馬の話は傍から聞けばいい話そのもの。まさに弥太郎のツンデレぶりが現れている。そんな弥太郎にも暗い影が忍び寄る。少し気が早いが、はたして物語はどのような幕引きが訪れるのか。(足立謙二)

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ 龍馬伝 第39回 「馬関の奇跡」 NHKオンデマンド