「ばけばけ」怪談が髙石あかりとヘブンの距離を一気に縮めたが、元夫から手紙が…第12週ネタバレと第13週予告
トキ(髙石あかり)がヘブン(トミー・バストウ)に何度も何度も繰り返し語る怪談は、二人の隠してきた過去も明らかにして、距離を一気に縮めた。しかし、元夫の銀二郎(寛一郎)やイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)が二人の前にやってきて、事態はどう変化する?NHK朝ドラ「ばけばけ」の第13週「サンポ、シマショウカ。」(12月22日~12月26日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「ばけばけ」とは
「ばけばけ」松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。その第12週が12月15日から放送された。
錦織(吉沢亮)のヘブン(トミー・バストウ)への思いがトキに伝わる
ヘブン(トミー・バストウ)が人と深く関わらないのは一度目の結婚が原因だったが、関わらないのは“恋人”だけではなく“友人”ともだ。半年間、友人としても付き合って、密な関係だと思っていた錦織はヘブンからの“通訳”“お世話係”という言葉に傷ついていたのだ。朝夕の送り迎えをやめて、不審に思っているであろうトキ(髙石あかり)にきちんと話すあたりが、錦織の誠実さがでている。そして、ヘブンとは仕事上の付き合いだけだと思いながらも、ヘブンが日本の記事を書き上げるために必要な最後のピース、“怪談”をトキに頼むあたりも誠実さがでている。怪談に興味津々のヘブン(トミー・バストウ)
日本滞在記を完成させるために“あと一つ”のピースを探しているヘブンの前に、ヘブンがとても興味をひくものがでてきた。それは日本の怪談だ。そして、トキ(髙石あかり)は子どもの頃から大の怪談好きだ。二人を結びつける“怪談”。だが、それは、ヘブンの帰国を早めてしまう最後のピースなのだ。トキは怪談が好きな人が近くにいるという喜びがまさっているのだが。別れた夫・銀二郎(寛一郎)がトキの心を、イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)がヘブン(トミー・バストウ)の心をかき乱す?
怪談を通じて、トキに別れた夫がいることやヘブンが父親にすれたれたことなど、深い部分を知ることが出来、一気に距離を縮めた。そんな二人の前に、トキの元夫の銀二郎がやってきたり、アメリカからイライザがヘブンの元にやってきて帰国を促したりと、トキとヘブンの関係に大きな進展が入る。2025年最終週、ドラマ前半のラストは動揺する二人の心が描かれる。【第12週(2025/12/15-12/19)ネタバレあらすじ】
ヘブン(トミー・バストウ)は連日、金縛りに遭っていた。トキ(髙石あかり)はヘブンにお祓いを勧めるが日本語ではなかなか伝わらず、肝心の錦織(吉沢亮)も、なぜかヘブンを避けて迎えに来ないためトキは成す術がなかった。しかし数日後。出勤前の錦織をトキが訪ねる。錦織はヘブンが人間関係が深くならないようにしていることを説明し、自分も学校だけの関係にしたいのだという。トキは錦織の心も理解した。そして、“お祓い”についてどう英語で言えばいいかを尋ねた。錦織から聞いたお祓いの英語の説明をトキが伝える。錦織が英文をその読み方を書いてくれたのだ。ヘブンは興味津々で、お祓いを受けるという。トキはヘブンと錦織の代わりに通訳を頼まれた学生の正木(日高由起刀)と、お祓いに、大雄寺にでかける。大雄寺の風情が気に入ったと伝えるヘブンに住職(伊武雅刀)は、大雄寺に伝わる怪談「水あめを買う女」を語る。住職の怪談に感銘を受けたヘブンは、すっかり怪談に魅了される。
もっと怪談を聞きたいと興奮するヘブンに、トキは自分が怪談好きであることを打ち明けたいと思うが、なかなか一歩踏み出せずにいた。それでも、ついに決心してヘブンに怪談好きであることを告げた。ヘブンは興奮してトキに怪談を求め、さっそく披露することになる。
母・フミ(池脇千鶴)から買ってもらった本を読もうとすると、「タダアナタ、ノ、ハナシ。アナタ、ノ、コトバ、デナケレバ、イケマセン」と言われてしまう。ヘブンはトキに期待の眼差しを向ける。すると、トキは部屋を暗くし、ろうそくをヘブンの目の前に置く。そして火を灯し、トキは「鳥取の布団」を語り始めた。トキの話す日本語はなかなかヘブンに伝わらなかったが、それで、ヘブンは何回もトキに「鳥取の布団」の話を頼む。ずいぶんかかって、ヘブンに伝わり、ヘブンは心をこめて「ありがとう」とトキに話した。怪談が好きな人は少なかったが、ヘブンに理解して、好きになってもらえてトキは喜びを隠せないでいた。
トキとヘブンの怪談語りから一夜明けた。二人ともまだまだ話し足りない、聞き足りない。ヘブンは学校を休むと言い出すほどだ。また夜に怪談を話す約束をとりつけ、二人はそれぞれ仕事に取り掛かる。中学校では錦織が正木からヘブンが怪談に関心があると聞かされる。錦織はトキに協力を依頼しようと思うが、それはヘブンの帰国を早めることだと気づいてしまう。
ヘブンは“鳥取の布団”は、母親から聞いた怪談なのか?と尋ねた。辛そうに元夫から聞いた話なのだと告げると、その胸中を思いやり、別の話にしてほしいとヘブンはいった。そこで話し始めたのは、子を捨てる親の話だった。するとヘブンは、父親が自分を捨てた、母を捨てたといいだす。辛いことを思い出させてしまったと思うが、トキは何度も何度も同じ親に産まれたということは、それほど親を思う気持ちが強かったのだと話す。ヘブンはトキの考えを素晴らしいといい、その話をもう一度聞きたがった。
トキはヘブンのために、新しい怪談を覚えようと大雄寺に「水あめを買う女」を聞きに訪れる。花田旅館では、夜な夜なヘブンと怪談を語る喜びを平太(生瀬勝久)たちに伝え、トキは幸せの最中にいた。
そんなトキの元に、錦織がヘブンのために怪談を話してほしいと頼みにやってくる。既に話し始めているとうれしそうなトキに、錦織はある不安を告げる。それはヘブンが新聞記者であり、来日した目的は日本についての記事を書き上げること、そしてそれはほとんど完成しているが、残りの1ピースが見付かっていないとヘブンが話していたことだ。“怪談”はたぶんその残りの1ピースになるだろうという。
トキはヘブンの帰国を早めてしまうという錦織の言葉から、怪談話をするのをやめようとするが、ヘブンは“オトキシショウ”といい、怪談をせがむ。そんなヘブンにトキは大雄寺で習ってきた「水あめを買う女」を披露する。
そのころ、松野家に、トキのもと夫の銀二郎(寛一郎)から手紙が届いた。
【第13週(2025/12/22-12/26)あらすじ】
■第61話(月)
夜な夜なヘブン(トミー・バストウ)に怪談を語るトキ(髙石あかり)。しかし、ヘブンが怪談を記事に日本滞在記を書き終えてしまえば、日本を去ってしまうかもしれない。トキはヘブンに海外に帰ってしまうのか聞くに聞けない状況が続く。そんな中、かつて東京で別れた元夫である銀二郎(寛一郎)から、トキに手紙が届く。そこには、銀二郎が松江に帰ってくると書かれていた。銀二郎の目的は?■第62話(火)
トキ(髙石あかり)がヘブン(トミー・バストウ)の家で働く間に、松野家を訪ねてきた銀二郎(寛一郎)は、サワ(円井わん)とバッタリ再会。その声を聞きつけたフミ(池脇千鶴)にも見つかってしまう。勘右衛門(小日向文世)、司之介(岡部たかし)、フミに、かつて逃げ出したことを謝罪する銀二郎。謝罪を終え、松江に来た目的を話し始める。その頃、イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)が松江に上陸する。■第63話(水)
銀二郎(寛一郎)と4年ぶりに再会した、トキ(髙石あかり)。家族が見守る中、トキと銀二郎は少しずつ時間を取り戻そうと会話を続ける。その頃、イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)と再会したヘブン(トミー・バストウ)は花田旅館を案内する。そこに、錦織(吉沢亮)も合流し、3人はお茶会をすることに。イライザと錦織がヘブンについて話の花を咲かしている頃、トキと銀二郎は思い出の場所にランデブーに向かう。■第64話(木)
トキ(髙石あかり)と銀二郎(寛一郎)はランデブーを通じて、次第にかつての二人の姿を思い出していく。夫婦の頃に戻ってきた二人は、月照寺でヘブン(トミー・バストウ)とイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)、ついてきた錦織(吉沢亮)と偶然出会う。互いに自己紹介をした5人は、ヘブンの希望で月照寺に伝わる怪談をトキに語ってもらうことになる。■第65話(金)
月照寺での帰り、トキ(髙石あかり)は銀二郎(寛一郎)から、やりなおしたいと告げられる。松野家みんなを養うと宣言する銀二郎にトキは・・・。一方、ヘブン(トミー・バストウ)はイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)を自宅に招く。トキに怪談を語ってもらう様子をイライザに再現して見せるヘブン。そんなヘブンにイライザは、日本を離れ2人で一緒に海外で滞在記を書かないかと誘う。■スタッフ他
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌: ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
出演:髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,小日向文世,池脇千鶴,岡部たかし,寛一郎,シャーロット・ケイト・フォックス,渡辺江里子,木村美穂,橋本乃哉,他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
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