『大洪水』世界を席巻…54か国で1位、日本映画『10DANCE』も4位にランクイン

08時44分ドラマ
画像:Netflix TODUM提供

韓国映画『大洪水』がグローバル1位、日本映画『10DANCE』が4位に輝いた。

24日、NetflixのTOP10公式サイトによると、Netflix映画『大洪水』(대홍수, The Great Flood)は、19日の公開から3日間で【2025年12月15日~12月21日】の視聴回数2,790万回(総視聴時間を作品の総ランニングタイムで割った数値)を記録し、グローバルTOP10映画(非英語部門)で1位を獲得した。



本作は、韓国、スペイン、ブラジル、カタール、タイを含む計54か国で1位を記録し、さらに93か国でTOP10入りを果たした。特に、映画(英語部門)で1位となった『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッド・マン』(視聴回数2,090万回)を上回り、視聴回数ベースで全体1位を達成した点が注目される。

『大洪水』は、大洪水に覆われた地球の最後の日、人類が生き残るための最後の希望を懸けた人々が、水に沈みゆくマンションの中で死闘を繰り広げる姿を描いたSF災害ブロックバスター。キム・ダミ、パク・ヘス、クォン・ウンサンが熱演している。

しかし、作品を視聴した人からは「想像していた内容とは違った」「いわゆる災害映画ではなかった」といった感想も聞かれており、その評価は大きく分かれている。

Netflix映画1位『大洪水』が賛否を呼ぶ理由


10画像:Netflix TODUM提供

一方、視聴回数2,600万回で4位に輝いた『10DANCE』は、井上佐藤による同名BL漫画を原作とした、競技ダンス×BLロマンスを題材にした作品。ラテンの日本チャンピオン・鈴木慎也(竹内涼真)と、スタンダード界の“皇帝”と称される杉木慎也(町田啓太)が、10種目を一日で踊り切る過酷な競技「10ダンス」の頂点を目指す。

本作は190か国以上で同時配信され、海外でも大きな反響を呼んでいる。IMDbでは7点台後半の評価を記録し、「本物の化学反応」「ダンスが圧巻」「enemies to loversの理想形」といった声が並ぶ。

一部では、性表現の抑制や一部ステレオタイプへの指摘、女性キャラクターの掘り下げ不足を挙げる声もあり、慎重さゆえの賛否も見られる。

『10DANCE』配信翌日で日本1位!競技ダンス×BLロマンスが巻き起こす熱狂


世界1位に立った『大洪水』が賛否を呼ぶ一方で、日本発のBL作品『10DANCE』が高い評価を受けている点は対照的だ。Netflixのグローバルランキングは、作品の規模やジャンルを超えて、多様な物語が世界に届く時代に入ったことをあらためて示している。