NHKスペシャル「臨界世界」第5弾 占領地で進む“ロシア化”の実態
NHKスペシャルの大型ドキュメンタリーシリーズ「臨界世界」の第5弾として、「戦慄の占領地 “ロシア化”の実態」が1月25日21時から放送される。
人口が80億人を超え、異常気象の激化やAI技術の急速な発展、戦争の長期化などにより、資本主義や民主主義といった既存の制度やシステムが限界に近づく現代社会を見つめる「臨界世界」シリーズ。激動する世界各地の最前線と、そこで生きる人々に密着し、怒りや葛藤、喜びを通して、世界の“今”を臨場感あふれる映像と音声で描いてきた。
今回の舞台は、ロシア軍とウクライナ軍がにらみ合う最前線のすぐ背後に広がる、ロシアが軍事侵攻によって占領したウクライナの「占領地」だ。占領地はウクライナ領土の約2割に及び、約600万人のウクライナ人が暮らしているとされる。現地では、言語や通貨、国籍までもロシアのものへと置き換える「ロシア化」が急速に進められている。
番組では、占領地の学校に設置されたロシア軍の士官候補生を養成するクラス、隣人の密告によって国家反逆罪で逮捕された市民、ロシア兵として徴兵され前線に送られたウクライナ人などを独自取材した。さらに、ロシアの統治下にあるメディアや占領政府当局など、約60の組織に接触し、外部メディアの立ち入りが極めて困難な地域の実態に迫る。
内部映像と証言から浮かび上がるのは、占領地で静かに、しかし確実に進行する「ロシア化」の現実だ。番組は、戦争の最前線の裏側で何が起きているのかを明らかにし、私たちに重い問いを突きつける。
NHKスペシャル「臨界世界 戦慄の占領地 “ロシア化”の実態」は、1月25日(日)21時から21時49分まで放送される。