「テミスの不確かな法廷」物語も佳境、安藤(松山ケンイチ)が父に宣戦布告 第6話ネタバレ第7話予告

02月25日10時56分ドラマ
©NHK

2月24日(火)放送NHKドラマ10「テミスの不確かな法廷」(毎週火曜、22時、NHK)第6話では前橋一家殺人事件の再審請求審をめぐり、物語はクライマックスに突入し、事件の真相に加え、安藤と父・結城(小木茂光)の関係にスポットライトがあてられた。3月3日(火)放送の第7話では、門倉(遠藤憲一)が裁判所として異例の決断を下す。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「テミスの不確かな法廷」は「宙わたる教室」の制作チームが贈る法廷ヒューマンドラマ。松山ケンイチ演じる前橋地裁第一支部に異動してきた特例判事補・安堂清春は、幼少期にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受け、周囲にその特性を隠し“普通”を装って生きて来た。そんな安藤の元に、複雑な人間模様が絡み合い、難解な事件が舞い込んでくる。

事件と共に安藤の過去を遡る

2月25日放送の第6話では、「前橋一家殺人事件」の再審請求が大きく動き、“死刑執行された秋葉(安達智充)は、本当は冤罪ではないか?”という核心に迫った。その中で、秋葉の取り調べを行ったのが、安藤の父であり、最高検察庁の次長検事を務める結城だったことが明かされ、秋葉の娘・亜紀(齋藤飛鳥)の証言、秋葉の精神鑑定の矛盾が重なり、事件の構造が揺らぎ始める様子が描かれた。

また、安藤と結城の父子関係にもフォーカスが当てられた。幼少期にASD・ADHDと診断されなかったため、家庭内は不和。母は安藤が車にひかれた際、腕の痕から虐待を疑われ、それが原因で両親は離婚。父の手帳を偶然見た安藤は、「息子はまるで宇宙人だ」という記述を発見。そこから「僕は宇宙人」という認識がついたバックストーリーも語られた。

安藤が再審請求審参加へ

ラストでは検察組織を揺るがす再審請求審に、安藤が参加する事を決断。父である結城に「25年前に何があったのか、必ず明らかにします」と直接対決を宣言した。そして3月3日放が送の第7話では、検察が証拠を開示しないため、再審請求求審が行き詰まり、門倉が裁判所主導で動き出すことを決断する。一方、安藤は別の事件の情報が気になり、被害者の父である羽鳥(田辺誠一)に会いにいくのだが、安藤の“真実への臭覚”が動き出すのか。物語は司法の根幹に踏み込む局面をむかえる。



■第6話ネタバレあらすじ

一家四人が惨殺されが「前橋一家殺人事件」。逮捕された秋葉一馬には死刑判決が下され、死刑が執行された。事件から25年、娘の亜紀(齋藤飛鳥)が父の無罪を訴え、新たな証拠を手に再審に踏み切る。弁護を担当する小野崎(鳴海唯)と穂積(山本未來)は、亜紀から提出された証拠から、秋葉は家族が殺害された日時に自宅にいたアリバイに繋がると考えていた。

さらに弁護側の調べでは、被害者家族と容疑者とされた秋葉の間には、秋葉の妻がいじめを注意したことへの逆恨みから、被害者息子が妻の自転車のブレーキを切断。妻はブレーキがきかない自転車に乗り、車と衝突し死亡。秋葉は罪を償うよう被害者家族の自宅を執拗に訪ね、それはストーキングに発展していった背景がわかってくる。一方で安藤は、この事件に結城が関わっていたことから、再審を開始するか否かを決定する請求審に加わることを辞退したいと申し出る。

安藤の両親は、安藤が12歳の時に離婚。きっかけは、安藤が母・朋子(入山法子)が運転する車に轢かれ、怪我を負ったことだった。安藤はそれまで落ち着きがなく、興味に偏りがあり、朋子は「親のしつけが問題」と言われることにストレスを感じていた。母親のノイローゼ気味もあり、結城は事故も故意によるものと疑い妻を責めた。不安なことがある時に腕を押さえる癖は、この時の事故からのものだった。

安藤が事故にあった頃、結城が担当していたのが前橋一家殺人事件だった。結城は、言葉巧みに秋葉から自白を引き出すことに成功。しかし、秋葉の精神鑑定をした山路(和久井映見)から秋葉からは拘禁反応がみられると報告を受けていた。ところが、結城は山路の鑑定結果を不採用。自分の保身のため声を上げなかったことを今でも公開している山路は、安藤に「協力できることがあれば、何だってするつもり」と再審請求審に加わることを告げる。

そんな中、再審請求審に際し、穂積は亜紀が証言することを決意。亜紀は祖父母に育てられていたが、8歳の時に事件のことを聞かされ、刑務所にいる秋葉から会いたいと言われても頑なに拒否していた。父は病死で、死刑囚の娘ではない。そう思いたかった亜紀だが、自身が結婚、出産を経て、ようやく父がくれた愛情を思い出したという亜紀。

事件当夜、父が4歳の誕生日を祝ってくれたことを思いだし、「私しか証明してあげられない。父はやってない。犯人じゃない。検察にある証拠を出してください。それで父の無罪は証明できるはずです。」と涙ながらに訴えた。しかし、結城はじめ検察側は証拠提出の請求に「不見当」と回答。検察官・古川(山崎樹範)の調べで押収したVHSが現存していることがわかっているにも関わらず、「不見当」という回答は、検察側にとって不都合な真実が隠されているに様だ。安藤は結城に会いに行き、再審請求審に加わり真実を明らかにすると宣言する。

■第7話あらすじ

検察が証拠を開示しないために再審請求審は行き詰る。裁判長・門倉は、職権主義を持ち出し、異例にも裁判所主導で新たな証拠を見つけると決断を下す。一方、裁判所には、事件に関わるかもしれない情報が寄せられる。その中で、明らかに関連がなさそうな別の事件の情報が気になった安藤は、小野崎と共に、被害者の父・羽鳥(田辺誠一)を訪ねるのだが・・・。

NHK 2026年1月6日スタート。毎週火曜日22時放送「テミスの不確かな法廷」。出演:松山ケンイチ、鳴海唯、垣松祐里、山崎樹範、山田真歩、葉山奨之、小木茂光、入山法子、市川実日子、和久井映見、遠藤憲一 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_dramas」。

NHK「テミスの不確かな法廷」番組公式サイト

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