NHK大河「豊臣兄弟」直の面影が導く先へ、小一郎が新たな思いを胸に前進する 第9話ネタバレ第10話予告
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜総合20時~BS、BSP4K18時~)3月8(日)放送の第9話「竹中半兵衛という男」では直(白石聖)の幻影に背中を押され小一郎(仲野太賀)が新たな一歩を踏み出した。3月15日放送の第10話「信長上洛」市(宮崎あおい)が浅井長政(中島歩)と結婚。明智光秀(要潤)がいよいよ登場する。放送予告動画は番組ホームページで視聴できる。
大河ドラマ65作目となる「豊臣兄弟!」は豊臣秀吉(池松壮亮)の弟・豊臣秀長(仲野太賀)を主人公にした“下剋上サクセスストーリー”。貧しい農家に生まれた豊臣兄弟が、織田信長(小栗旬)に仕え、戦国の荒波を生き抜く姿を描く。やがて天下統一へと向かう道のりを、兄・秀吉を支え続けた秀長。名補佐役として後世に名を残す“影の力”に光りをあてる。
3月8日(日)に放送された第9話では、直(白石聖)に先立たれ、悲しみに暮れ飯も喉を通らない小一郎、と思ったら責任を感じた弥助(上川周作)だったという意外なオープニングからスタートした。馬車馬のように小一郎が、藤吉郎と蜂須賀正勝(高橋努)と共に、美濃攻略の要である竹中半兵衛(菅田将暉)の調略に挑戦し、半兵衛が故事を引用した史実ネタや、美濃三人衆の寝返り、稲葉山炎上から「岐阜城」誕生まで、一気に駆け抜けた。
ラストでは、直の死が受け入れられない小一郎と、娘を亡くした坂井喜左衛門(大倉孝二)の切なくも心温まるシーンに、「泣ける」「涙で目がパンパン」とうコメントも寄せられた。直の理想とする世の中を作ることを胸に誓った小一郎と、その隣で微笑む直の笑顔で締めくくられた。
そして3月15日(日)放送される第10話では、美濃攻略を果たした信長が「天下布武」を掲げ、天下統一に乗り出してく。足利義昭両立のため、明智光秀が登場。さらに、上洛の妨げになる浅井長政へ市(宮崎あおい)が嫁ぐことになる。
■信長“天下布武”の時代へ
齋藤龍興(濱田龍臣)から稲葉城を略奪し、美濃攻略を果たした信長。名前を「岐阜城」と改め、ここを天下統一の拠点とし、躍進していくことになる。第9話では、その稲葉城が炎上し、寝返った美濃三人衆の複雑な表情を浮かべる中、躍進する信長家臣たちの晴れ晴れした表情が印象的に描かれた。
史実でも信長は稲葉城を落とした後、城名を「岐阜城」と改める。これは信長にとって大きな意味を持つ決断で、旧体制(斎藤家)の終焉であり、信長が築く新時代への幕開けを象徴していた。そして、この頃から信長が使う「天下布武」には、武士が天かに秩序を作るという思いが込められていたとされる。
また、「岐阜」というのは、中国の周王が天下統一を築いた土地、「岐山」と、孔子の故郷で文化と学問の象徴である「曲阜」の2つを合わせたと言われている。稲葉山城炎上は、天下布武と岐阜誕生、ますます勢力を伸ばす信長と、豊臣兄弟の出世物語が本格始動する幕開けとなった。
■第9話ネタバレ
直を亡くした直後も、小一郎は藤吉郎からの無理難題をこなす忙しい日々を送っていた。忙しくすることで、直の死を乗り越えようとする小一郎に、藤吉郎も胸を痛める。美濃攻めが佳境に入る中、小一郎と藤吉郎は、天才軍師・竹中半兵衛を攻略するため、猟師に扮して美濃に潜入することに。織田に仕えれば、菩提山城の修復費用を援助できると持ちかけるが、安藤守就(田中哲司)が来る前に立ち去るよう告げる。
一方、稲葉山では、斉藤龍興が半兵衛のもとに織田の使いが来ている情報を掴んでいた。3年前、半兵衛が起こした出来事を持ち出し、本来なら切腹に処するところ、改易と蟄居で済ませたのに、その恩もここまでだと怒る龍興。半兵衛を討つよう安藤に命じる。
小一郎たちは、再び菩提山へ向かうが、半兵衛は中国の故事にならい、「3回来たら話しを聞こう」と追い帰す。そこへ、安藤の家臣らが現れ、小一郎、秀吉、共に行動していえた蜂須賀正勝が北方城へ連行される。そこに現れたのは守就、稲葉良通(峰尾康史)、氏家直元(河内大和)の美濃三人衆。3人は、龍興への不満を明かし、今後は織田信長に仕えると告げる。
信長は稲葉山城を包囲し、城下に火を放ち、一気に攻め込む。美濃三人衆が寝返ったことと、信長の襲撃に動揺する龍興の前に半兵衛が現れ、朝倉と六角に援要請をしたから大丈夫だと告げる。さらに半兵衛の策により、煙幕で攻めて来た織田軍を翻弄する。その隙に、龍興は家臣に告げず、半兵衛が準備していた抜け道で逃げようとしていた。
そこへ半兵衛が立ちはだかり、逃亡の邪魔をしてくる。直後、その抜け道の反対側から藤吉郎と小一郎らが現れる。菩提山で見つけた抜け道を見て、藤吉郎は稲葉山にも同じ様な抜け道があるに違いないと捜索していたのだった。
半兵衛との約束であった“3度目の訪問”を稲葉山で果たした藤吉郎は、再び織田につくよう頭を下げ、小一郎もそれにならった。これに半兵衛も「参りました」と静に答えた。こうして信長は稲葉城を攻略し、勝鬨をあげた。
家に戻って来た小一郎は、直の墓前で勝利を報告。しかし、直のいない寂しさから自害をしようと刀に手をかけたとき、直の父・坂井喜左衛門が現れる。喜左衛門は、直と小一郎が新しい世を作る賭けをしていたと明かし、小一郎が死ぬなら自分の勝ちだから、約束の金を渡すよう迫る。喜左衛門なりの励ましに、小一郎は号泣するのだった。
後日、信長は居城を稲葉山城に移し名前を岐阜城とした。天守閣から美濃を見下ろす小一郎は、心の中で、「もっと強くなって、直の見たかった世を作って見せる。」と心に誓った。隣で直が笑っているように感じた小一郎は、気持ちも新たに前進することになる。
■第10話あらすじ
信長は美濃を攻略し、半兵衛が藤吉郎の家臣となる。そんな中、足利義昭の使いとして明智光秀が信長を訪ねてくる。さきの将軍を亡き者にした三好一族を討ち、上洛して義昭を将軍に擁立して欲しいという。これを承諾した信長は、上洛にあたり妨げとなる浅井長政に妹の市を嫁がせ、和平を結ぶ。市は嫁ぐ前に、あることを小一郎に頼むのだが・・・。
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」は2025年1月4日(日)から放送開始。総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:八津弘幸、出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石聖、坂井真紀、宮澤エマ、大東駿介、松下洸平、山口馬木也、宮崎あおい、小栗旬ほか。番組公式Xアカウントは「@nhk_toyotomi」。
◇大河ドラマ「豊臣兄弟!」番組公式サイト
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