「あきない世傳 金と銀3」第3話:幸(小芝風花)、地上に咲いた花火で五鈴屋再建へ
19日、小芝風花主演のNHKBS「あきない世傳 金と銀」シーズン3の第3話が放送された。この回では幸(小芝風花)たちが、木綿の新しい商品開発に成功し、五鈴屋再建への道筋をつかむ。予告動画は番組HPで、NHKオンデマンドで過去回を配信する。ここではあらすじと見どころ、豆知識などを紹介する(ネタバレあり)。
「あきない世傳 金と銀」は、髙田郁による同名時代小説を原作とし、学者の娘・幸(さち)が大坂天満の呉服商に奉公し、商才を発揮して成長していく姿を描く。物が売れにくい時代にも、汗と知恵で商いを成功させる庶民たちの奮闘を、江戸の多彩な風俗とともに表現している人気時代劇。
■キャスト⇒【キャスト一覧】
幸・五鈴屋七代目店主:小芝風花
小頭役・お竹:いしのようこ
賢輔・手代(図案担当):佐久間悠
佐助・江戸店支配人:葵揚
梅松・型彫師:高橋和也
誠二・型彫師:一色洋平 ※この回から本格登場
力造・型付師・染物師:池田努
お才・力蔵の妻(幸の友人):菜葉菜
結・枡呉屋店主(幸の妹):長澤樹
枡吾屋忠兵衛・本両替商(結の夫):髙嶋政伸
惣次/井筒屋三代目店主保晴:加藤シゲアキ
菊瀬栄次郎・老け役の名役者:風間杜夫
吉二/二代目・菊瀬吉之丞:齋藤潤
菊栄:朝倉あき
ほか
■見どころ
第3話では、太物専門店として再出発した五鈴屋が再建へと大きく動き出す回となった。
その過程で、客の声から幸は、「仕立物指南」という新たなサービスを思いつく。この回では、「あきない世傳 金と銀2」第7話で始めたお竹(いしのようこ)の「帯結び指南」の発想を応用したもの。
また、終盤では新作浴衣の行列シーンがあるが、これも同第7話の「坂井町でお練り」を思い出し、シリーズファンにとってはなんともうれしい演出だ。
またこの回では、井筒屋店主となった惣次が、義父と妻をはやり病でなくすという悲しいエピソードも明かされた。一方で、梅松とお梅のロマンスも急速に進展する。
■第3話「藍染の花火」
宝暦6年(1756年)秋。江戸での呉服商いを禁じられた五鈴屋は、木綿などを扱う太物専門店として再出発していた。
そんな中、歌舞伎役者の菊瀬栄次郎(風間杜夫)が店を訪れる。弟子の吉二(齋藤潤)と11月の市村座の顔見世の舞台に出演。ここで吉二が二代目・菊瀬吉之丞を襲名するのだと。衣装一式はすでに枡呉屋が請け負っているという。忠兵衛(髙嶋政伸)が先手を打って座元に取り入っていたのだ。五鈴屋には、せめて楽屋で着る浴衣を仕立ててほしいと依頼が入る。
幸は、大坂で仕入れた柔らかな和泉木綿を藍で染めた浴衣を用意し、吉二に届ける。「いつか舞台衣装も任せてもらえるように」と誓う幸。その帰り、結(長澤樹)とすれ違うが、姉妹は言葉を交わすことなく通り過ぎる。
一方、力造(池田努)は木綿への小紋染めの研究を進める中で、幸の言葉から新たな技法のヒントを得る。幸は、これまでより大胆な大柄を染めた浴衣地を作ることを思いつき、賢輔(佐久間悠)は新たな図案づくりに没頭する。だが、木綿に合う大胆な柄はなかなか完成しない。繊細な「錐彫り」を得意とする梅松(高橋和也)も、小刀を使う「突き彫り」に挑戦し始める。
宝暦7年(1757年)春、鈴柄の大柄小紋が完成するも、梅松はまだ納得できない。幸は「今は機が熟すのを待つべき」と判断し、売り出しを急がず、“太物商いでの大勝負”の時を見極めようとする。
菊栄(朝倉あき)やお梅(内藤理沙)、鉄助(八嶋智人)が江戸を訪れ、皆で花火見物に出かける。その光景を見た賢輔は、「花火」を図案にすることを思いつく。
さらにある日、五鈴屋に倒れ込んできた男・誠二(一色洋平)が物語を大きく動かす。彼は梅松の弟分で、突き彫りを得意とする彫り師。幸が託した書き付けを見て、白子を抜け出し命がけで江戸までやってきたのだった。梅松は再会を喜び、看病の末に誠二は回復。賢輔の花火の図案と、梅松の錐彫り、誠二の突き彫りを組み合わせることで、ついに「花火の浴衣」という新たな型紙が完成する。
宝暦8年(1758年)初夏。川開きの日、五鈴屋は満を持して「藍染新柄浴衣地」を売り出す。花火柄の浴衣をまとった幸たちが町を練り歩き、さらに浅草の湯屋の人々も同じ浴衣で続くという大胆な宣伝を展開。まるで地上に咲く花火のような光景は評判を呼び、大ヒットとなる。
その後も売れ行きは衰えず、五鈴屋は一気に息を吹き返す。さらに菊栄が、五鈴屋の隣の店を先に押さえていたことを明かし、好条件で譲ると申し出る。自らもその一角で商いを始めるという菊栄の支えにより、幸は新たな一歩を踏み出す。
苦境を乗り越え、仲間とともに掴んだ再起――五鈴屋は再び大きく動き出すこととなる。
■第3話「藍染の花火」
江戸での呉服商いの道が断たれた五鈴屋は太物専門店となった。幸は、木綿の新しい商品開発に挑んでいく。賢輔、梅松は新柄の考案に打ち込み、木綿への小紋染め技法に力造も取り組む。そんな時、菊栄とお梅が鉄助と江戸にやってきた。皆で花火見物に出かけた時、賢輔がある図案を思いつく。その数日後、五鈴屋の運命を左右する男がやってくる。
◇NHK「あきない世傳 金と銀3」HP
NHKBS:4月5日(日)スタート 毎週日曜 18:45~19:28 <全8回>
BSP4K:4月5日(日)スタート 毎週日曜 18:45~19:28 ほか <全8回>