小池栄子主演、刑務所×料理「ムショラン三ツ星」温水洋一ら個性派6人発表(役柄・コメント)

12時00分ドラマ

俳優・小池栄子が主演を務めるNHK土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」(5月23日スタート/全5話)に、新たな受刑者キャスト6人が出演することが発表された。刑務所の炊場(すいじょう)を舞台に、食を通じて人間の再生を描く異色の社会派コメディに、実力派から異色の顔ぶれまでが集結する。



小池栄子主演で贈る土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」は、現役の刑務所管理栄養士・黒栁桂子のノンフィクションを原作に、刑務所の“食”をテーマに描くヒューマンドラマ。

主人公は、かつて一流イタリアンシェフとして成功を収めながらも、店の倒産を機に刑務所の管理栄養士となる葉子(小池栄子)。受刑者や刑務官と向き合いながら、食を通じた更生に挑んでいく。

今回発表されたのは、炊場(すいじょう)で葉子とともに働く受刑者たちを演じる6人のキャスト。それぞれの役柄とコメントからは、作品の奥行きとユーモアが見えてくる。

ムショラン■竹田照男役:温水洋一
万引きを繰り返す累犯者で、今回が5度目の実刑。食べることが大好きで、人懐っこいがどこか人生を諦めている人物。

温水は「どうしようもない人物だが、炊場での経験で少しは更生していくのか」と役の変化に言及し、「刑務所での食事が一番の見どころ」と語る。また、妄想シーンのコメディ要素にも注目を促した。

ムショラン■梅川龍二役:板橋駿谷
強面で“アニキ”と呼ばれる存在。闇バイトに手を出して服役中で、仲間思いな一面も持つ。

板橋は「ミシュランじゃなくムショラン。その不思議さの中に多くの物語が詰まっている」とコメント。「カレーのように様々な人生が煮込まれている」と作品を表現し、「食事は人として大切なこと」とメッセージを寄せた。

ムショラン■三島茂役:ひょうろく
「じぶん、不器用ですから」が口癖の不器用な受刑者。大家族の長男で、家族のために料理していた過去を持つ。葉子を“女神”のように慕う。

ひょうろくは「撮影を通して受刑者役の皆と少しずつ仲良くなれた」と振り返り、「ご飯やお菓子を食べることがもっと好きになった」とコメント。作品の温かさを実感した様子だ。

ムショラン■久我瑛人役:DOTAMA
自称ラッパーで、感情が高ぶるとリリックが口をついて出る異色のキャラクター。

現役ラッパーのDOTAMAは、「ラッパーと犯罪者、両方の役を経験してきたが、今回はそのミックスで運命を感じた」と出演を決意。「囚人×料理×ラップのヴァイブスを楽しんでほしい」とアピールした。

ムショラン■矢部健吾役:山内圭哉
難関大学卒の知能犯で、博識ゆえに“ハカセ”と呼ばれる存在。一見穏やかだが、他人を信用していない一面も。

理知的でどこか距離のあるキャラクターが、炊場でどのように変化していくのか注目される。

ムショラン■辻紘貴役:阿佐辰美
元ホストで、学業に挫折した過去を持つ。葉子が作る「イカフライレモン」に故郷の記憶を重ねる。

阿佐は「シリアスな作品かと思ったが真逆だった」と語り、「食は生きる上での根幹」と強調。「観る人が少しでも他人に優しくなれる作品」とメッセージを送っている。


“食”がつなぐ再生のドラマ
本作では、料理未経験の受刑者たちが失敗を重ねながらも成長していく姿が描かれる。限られた予算の中で生まれるメニューや、食事に込められた思い出が、彼らの心を少しずつ変えていく。

「人は本当に変わることができるのか」――。
その問いに対し、“食”という身近なテーマで挑む本作は、笑いと温かさを兼ね備えたヒューマンドラマとなりそうだ。

見どころ
本作の最大の魅力は、“刑務所×料理”という異色の組み合わせにある。シリアスになりがちな題材を、ユーモアと温かさで包み込みながら、人が変わる可能性を丁寧に描く点に注目だ。個性派キャストが演じる受刑者たちの成長と、食を通じて生まれる絆が、視聴者の心をじんわりと温めてくれるはずだ。

笑いと人間ドラマが交錯する本作は、「食べること」の意味を問い直す作品となりそうだ。

放送情報
土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」
2026年5月23日スタート
毎週土曜 22時~22時45分(全5話)
NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信あり

NHK「ムショラン三ツ星」