「秘密の森」第1・2話、チョ・スンウ×ぺ・ドゥナ、一件の強盗殺人事件が検察の不正につながり共闘開始【ネタバレ】
2017年にtvNで放送され、Netflixなどで配信中の「秘密の森~深い闇の向こうに~」(原題:비밀의 숲)。シーズン2やスピンオフも制作された傑作サスペンスの第1話と第2話あらすじと見どころを紹介する。
第1話と第2話では、感情を失った検事シモク(チョ・スンウ)と刑事ヨジン(ペ・ドゥナ)がある殺人事件の捜査で知り合い、真実を探っていくが、事件と検察の不正との関連を匂わせる展開に、物語はより大きな疑念の渦に飲み込まれていく。
「秘密の森~深い闇の向こうに~」は、韓国を代表する実力派俳優 チョ・スンウ と ペ・ドゥナ が主演を務める大ヒットサスペンス・スリラー。緻密に張り巡らされた伏線と先の読めない展開で国内外の視聴者を魅了し、後にシーズン2やスピンオフ「良いが悪い、ドンジェ」も制作された話題作だ。⇒【BS12版全話あらすじ】
■キャスト
ファン・シモク役:チョ・スンウ
ハン・ヨジン役:ペ・ドゥナ
ソ・ドンジェ役:イ・ジュニョク
イ・チャンジュン役:ユ・ジェミョン
ヨン・ウンス役:シン・ヘソン
ほか
■第1話あらすじ
脳の手術による後遺症で、幼い頃からほとんど感情を感じることができなくなった検事ファン・シモク(チョ・スンウ)。冷静沈着で、周囲からは人間味に欠けると思われているが、検事としての判断力と観察力は非常に鋭い。ソウル西部地検で働くシモクのもとに、サンファ建設社長で検察関係者への接待を続けてきたパク・ムソン(オム・ヒョソプ)から連絡が入る。金銭にトラブルを抱えていたムソンは検察内部の不正を匂わせる何かを話そうとしていた。彼の母親(イェ・スジョン)と共にムソンの自宅を訪れると、そこには刃物で何度も刺されたムソンの遺体があった。シモクはすぐに現場を調べ、即座に事件の状況から犯人を推理する。
事件現場に駆けつけた刑事ハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)がシモクと出会う。シモクが独自に動く姿を不審に思い追跡。捜査線上に浮かんだのは、テレビの修理に訪れていた業者カン・ジンソプ(ユン・ギョンホ)。事件当日、ムソンの家に入ったことが確認され、ヨジンの体当たりな追跡のおかげでシモクは彼を有力な容疑者として逮捕する。
ヨジンは自分が捕まえた容疑者を検察に横取りされ、意地でも事件を調べようと飛び出すが、同じ刑事課のユギョン(チェ・ビョンモ)は誰かからの連絡を受け、怪しい動きを始める。
ジンソプは一貫して犯行を否定。「自分が家に入ったとき、ムソンはすでに死んでいた」と訴え、誰かが家の中からドアを開けたと主張する。一方、検察内部では次長検事チャンジュン(ユ・ジェミョン)とドンジェ(イ・ジュニョク)が不正の発覚を恐れ、捜査を新人検事のウンス(シン・ヘソン)に任せることに。
ようやく単独で事件を任され喜ぶ彼女だが、シモクになかなか資料を渡してもらえないことに不満を抱き、ドンジェと会話を交わした直後から事件を嗅ぎ回り始める。シモクは苦渋の思いで彼女に事件を引き継ぐが、裁判で彼女が捜査に都合のいい嘘をついたことに表情を曇らせる。
証拠によりジンソプには実刑が宣告されるが、ジンソプ本人は最後まで無実を訴え続け、シモクは彼が経済的な再起のために検察を脅していたのではないかと睨み、チャンジュンの反応を窺う。
一方のヨジンも、現場裏の家の飼い犬が事件当日に殺されていたことを知り、ジンソプとは別の侵入者がいた可能性を疑い始める。別の場所から不審な血痕を採取したヨジンだが、科捜研への依頼をユギョンに任せてしまう。
不審な手紙を受け取ったシモクは慌ててジンソプの保護を命じるが、ジンソプは最後まで無実を訴え、獄中で自殺していた…。
■見どころ
第1話最大の見どころは、主人公ファン・シモクのキャラクター。幼い頃の脳手術の影響で感情をほとんど感じなくなった彼は、殺人現場を目の前にしても動揺することなく、徹底して論理だけを頼りに捜査を進めていく。一般的な刑事ドラマの主人公とは異なる、冷静すぎるシモクの姿が強烈な印象を残した。検察のスポンサーだったパク・ムソンが自宅で殺害され、テレビ修理業者のカン・ジンソプが容疑者として浮上。シモクは次々と証拠を集め、ジンソプを犯人と断定できる状況まで持っていく。しかし、ジンソプ本人は頑なに犯行を否定し、「自分ではない」と訴え続ける。
ここで重要なのが、シモクが本当に正しいのかという疑問。事件は一見すると単純な殺人事件に見えるものの、被害者が「検察のスポンサー」だったという設定によって、検察内部の不正という別の問題が浮かび上がってくる。
そして、刑事ハン・ヨジンとの出会いも注目ポイント。冷徹なシモクとは対照的に、人情味のあるヨジンが登場することで、今後の二人の関係にも期待が高まる。第1話は「犯人探し」だけでなく、検察という組織そのものに疑惑の目を向けさせる導入になっている。
■第2話あらすじ
ムソンが殺される前に自分へ連絡してきた際、検察内部の不正について何かを話そうとしていたことや、ソウル西部地検の次長検事チャンジュンの宿泊するホテルに女性を送り込んでいたことを思い出したのだ。
シモクは事件の裏側を確かめるため、警察署を訪れ、再びヨジンと顔を合わせる。ヨジンもまた、ムソン殺害事件に疑問を抱いていた。シモクの目撃談からユギョンに依頼していたDNA鑑定が捏造されている可能性を疑い始める。
シモクはムソンの携帯電話の通話履歴を調べ、そこからチャンジュンにつながる手掛かりを発見する。一方、ヨジンもユギョンを疑い、独自に現場周辺を調べ、ムソンの家の近くで見つかった血痕がムソン本人のものであったことを確かめる。ジンソプが犯人だとする検察側の事件処理に、別の可能性があることを示す証拠だった。
そして、ジンソプの死によって事件の責任を問われることになった検察側にも動揺が広がる。シモクは、自分が犯人だと判断した男が冤罪だった可能性を認識し始める。ヨジンから血痕の存在を聞かされたシモクは、検察の不正との関連可能性や、証拠映像の捏造を認め、共に現場に戻ると、真実を明らかにすることを誓う。ヨジンは捜査が適切に行われなかったことを世に公表しユギョンが隠し持っていた証拠品のパソコンを取り上げる。それはジンソプの息子ギョンワン(チャン・ソンボム)のものだった。
更にシモクはドンジェが担当する売春事件に、チャンジュンの部屋に入って行ったミナ(パク・ユナ)が関与していることを突き止める。
ニュースでも検察の捜査に関する問題が大きく報じられ、ウンスは追い詰められていく。検察には内部監査が入ることが決まる中、チャンジュンは検事長への昇進確定を明かし、シモクに部長検事の座をちらつかせ、反応を確かめるが、ミナの話をネタに次長の座を要求され、顔色を変える…。
■見どころ
第2話では、第1話で犯人として逮捕されたカン・ジンソプの運命が大きな転換点になる。裁判で有罪判決を受けたジンソプは最後まで無実を訴え続け、やがて自ら命を絶ってしまう。しかし、その後に事件を調べていたヨジンが、ジンソプが犯人ではない可能性を示す証拠を発見する。ここでシモク自身にも大きな変化が生まれる。自分が集めた証拠によって一人の人間を犯人にしてしまった可能性に気づき、「自分の推理は本当に正しかったのか」という疑念が生まれるからだ。
さらに、シモクはムソンが生前に口にしていた「イ・チャンジュン」という名前を思い出す。彼は西部地検の次長検事であり、検察内部でも重要な立場にいる人物。ムソンの通話履歴を調べると、実際にチャンジュンの名前が見つかり、事件は単なる殺人事件ではなく、検察内部の人間が関係する事件なのではないかという疑いが強まっていく。
そして第1話で出会ったシモクとヨジンが、再び事件を通して接点を持つこともポイント。理性だけで突き進むシモクと、人間味を持って捜査するヨジンという対照的な二人が、今後どのように事件の真相へ迫っていくのかが注目ポイントだ。
◇『秘密の森』予告編 - Netflix