女王トンマンの初仕事!復耶会の処理、ユシンが反逆者?[52~54話]

特集 韓ドラここが知りたい 2倍シリーズ
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以下文中の登場人物は BSフジ[人物相関図]のページで、用語については「新羅王国」豆知識を参考に。

ついに朝鮮半島初の女帝の誕生だ!即位式の日、王座への階段を踏みしめるトンマンを見つめ、ユシンとピダムはまったく逆の誓いを立てていた。「陛下、惜しみなくすべてを捧げます」、「陛下、惜しみなくすべてを奪います」。さあ、どちらがどちらの台詞なのかは説明要らないだろう。

女王となったトンマンはミシルの残党たちを殺さず、ピダムに統制させ、彼に司量部の地位と任務を与えた。司量部令ピダム司量部令ピダム司量部とは、トンマン直属で全部署の不正を調査する。トンマンから“直属”という言葉を聞いたピダムのうれしそうな顔は52話で見られる。相変わらずピダムは感情の起伏が激しい。これは、もちろん、ピダムに信頼を置いたからではあるが、裏には、ユシンの勢力とピダムの新たな勢力でお互いをけん制させるためでもあった。トンマンのこのやり方どこかミシルを思いださせる。

トンマンは最終的にはすべての民に土地を与え、新羅の発展がそのまま民の希望となるように次々と対策を打ち立てた。そのためには伽耶族も新羅の民と同じく扱うことで新羅に対する忠誠心を持たせようとした。そこでトンマンは復耶会を解散させ、ウォルヤたちを新羅の軍に組み込んだ。しかし、ウォルヤたち復耶会は未だに伽耶系のユシンを王位に就けようと水面下で活動していたのだ。

そんな中、ユシンは次々と戦争で手柄をたて上将軍として軍部や民から圧倒的な支持を受けていた。それはそのまま伽耶系の筆頭としての勢力拡大にもつながった。
ユシンの活躍はピダムにとって大いに脅威だ。なにしろピダムはトンマンも新羅も自分のものにしようとしていたのだから。ユシンは力を持ちすぎた。

そこでピダムは、伽耶族の使う暗号を利用して復耶会が今も暗躍していることを暴きだした。これが見どころ⑧で紹介したあの暗号だ。そうして、ソルチとウォルヤを捕らえ、ユシンを窮地に追いやる作戦に成功した。
留置場の隣に取調室が設えられてあるのだが、なんだか現代の刑事ドラマに出てくるようなセットだ。さすが「H.I.T」を手がけた脚本家たち。ただし、当時の拷問の器具をさりげなく壁に並べるあたり芸が細かい。今後ピダムはここで取調を行うのだが、鳥の羽の扇を手に冷たい笑顔で取調べする姿はまるでミシルそのもの。

ところで、52話中盤で、ユシンたち軍部のものが勝利の美酒を酌み交わすシーンがある。貫禄はついたものの相変わらず美しいトンマンに対して、花郎たちの老けようは少々激しすぎるのではないだろうか。中でも劇的に変わったのは、チュクパンの相棒のコドだ。どれほどの変わりようかはドラマで確認してもらうとして、最も格好よく老けたのはウォルヤとアルチョン。筆者的にはかなりイケてると思うがいかがだろう。

伽耶族を捨てられないユシン伽耶族を捨てられないユシン話をドラマに戻して、ピダムによって復耶会が未だに活動していることを知ったトンマンは、ユシンに「ウォルヤを捨てろ、いや、伽耶を捨てろと迫る」。やっぱりミシルに似ている。トンマンとしては、せっかく伽耶族の差別をなくす律令をつくり、軍部でも要職につけてあげて裏切られたのだから、当然の怒りではあるが、52話ラストの怒りようは激しい。

そんな時、復耶会の首長ウォルヤが宮殿から脱走する。仕方なくトンマンは、伽耶を捨てないユシンの取調べをピダムに命じた。ピダムがユシンに伽耶を討掃せよと迫る。もちろんユシンは断る。

ところで、伽耶勢力の扱いについてトンマンと対話するチュンチュが、実に味わいのある台詞を言う。「正と不正は曖昧で、立場や時によって変わる。しかし、状況は常に的確だ」。うーん、深い。(53話)

取調室でユシンと話したトンマンはあくまでもユシンの無実を主張する。ピダムの「私もつらいですが…」と話す言葉をさえぎり、「ピダムに分かることが、ユシンにはなぜ分からないのか…辛い、だからユシンが恨めしい…」。これって今もユシンを信頼している証拠。またもやピダムの心の嫉妬の炎が大きくなった。

ピダムはユシンを宮外に移送させ、わざと復耶会にユシンを渡そうと企む。ピダムよ、どこまで悪になるのか!ウォルヤもユシンを王にするためにユシンの心を変えようと、彼を脱走させようとする。脱走したユシンは大反逆者となるので自分たちに同調するしかないはずとにらんだのだ。まったく、ユシンはこの復耶会に何度痛い目に合わされたことか…。

ユシンの脱走を知ったトンマン。かつてトンマンはピダムと聖君について語ったことがある。側近に厳自ら宮に出頭してきたユシン自ら宮に出頭してきたユシンしく民に慈悲深いのが“聖君”、その逆が“暴君”なんだと。思い出さなくてもいいのに…。彼を捨てるしかない状況に追いやられ、復耶会とユシンを新羅の敵と宣布しようと決断する瞬間、逃げたはずのユシンが自ら宮に戻ってきた。ピダムの大誤算だ。ユシンの真っ正直さは、かつてのトンマンそのもの。しかし、トンマンは王座に就いて成長(?)した。時には悪にもなれる。しかし、ユシンは変わらない。君は真っ正直すぎる!もっともそれが彼の魅力でもあるのだが…。
自ら宮に出頭してきたユシンによって、トンマンはユシンを捨てずに済んだ。トンマンは、ウォルヤの居所をユシンに問うが、もちろんユシンはそれを拒否。まったく、ユシンよ!いいかんげんにしろ!とは、筆者の声だが、トンマンもそう思ったのだろう、とうとうユシンを罷免し島流しの刑に処した。しかし、それはユシンに密かな任務を与えるためでもあった。

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(c) MBC 2009 All Rights Reserved.
2009年MBC作品全62話
キャスト:イ・ヨウォン(トンマン)、コ・ヒョンジョン(ミシル)、パク・イェジョン(チョンミョン)、オム・テウン(ユシン)
演出:パク・ホンギュン、キム・グンホン/脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン