【王の顔】(全23話)ドラマ紹介

「王の顔」は、庶子出身の光海君(クァンヘグン)が、“観相”を武器に様々な逆境を乗り越えて王になる波瀾万丈の成長ストーリーを軸に、一人の女性をめぐる美しくも悲劇的な愛を描いた物語。
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■解説
本作の舞台は16世紀末から17世紀初めにかけての朝鮮王朝時代中期、14代王・宣祖(ソンジョ)の治世だ。政権の派閥闘争が激化し、1589年には鄭汝立(チョンヨリプ)の反乱、1592年から1598年にかけては日本の侵略を受けるなど、内憂外患に揺れた時期でもあった。本作の主人公、光海君(クァンヘグン)は、宣祖の息子で後に15代王となる人物。兄弟を暗殺し政敵を粛清するなど、暴君として扱われてきた王だが、外交手腕に優れ税制改革の実施など、現代における歴史的評価は非常に高く、光海君が名君となる過程を描いた作品だ。なお、ヒロインのカヒは架空の人物だが、宣祖と光海君の親子二代に仕えて妖女と呼ばれた尚宮キム・ゲシをモデルとしている。

14代王・宣祖と15代王・光海君の葛藤を描いた作品はこれまでも多く制作されてきたが、顔にその人の運命が現れるという“観相”をテーマにしているところが珍しい。時代劇初主演となるソ・イングクがKBS演技大賞・新人賞を受賞したほか、キム・ドチ役を演じたシン・ソンロクも、やはり時代劇初出演でKBS演技大賞・助演男優賞に輝いている。演出を担当したユン・ソンシクは、2006~2007年に渤海の歴史を描いた大河ドラマ『大祚榮 テジョヨン』でも演出を担当。2013年にはドラマ『最高です!スンシンちゃん』をヒットさせた。アクション物に定評があり、本作でも華麗でダイナミックなアクションが随所で堪能できるだろう。

■あらすじ
1589年。政権闘争が激化し、外敵の侵入が頻発する16世紀末の朝鮮王朝。即位前、観相師から王になってはならない顔だと予言された過去を持つ14代王・宣祖(ソンジョ)は、自分の凶相を補う相の女人を探させる一方、王の相を持って生まれた息子・光海君(クァンヘグン)を嫉妬心から冷遇し、鍼でその相を変えようとしていた。聡明な光海君はその仕打ちに気付いていたが、父を思う心から気付かぬふりをしていた。そんなある日、王宮の書庫に盗賊が侵入する。捕らえた盗賊が口にしたのは、ごく限られた人間しか知らないはずの王家に伝わる観相書、今の王が王の顔ではないと証明するという「龍顔秘書(ヨンアンビソ)」の名前だった――。

■作品紹介

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