人間魚雷・あゝ回天特別攻撃隊
昭和17年6月のミッドウェイ海戦敗北を機に、日本の戦局は日増しに悪化。その劣勢挽回のために、必死必殺の特攻兵器が考案される。それが、「回天」と命名された人間魚雷である。空の神風特攻隊に呼応するかのように、その1ヶ月後、海深く回天特別特攻隊が出現。終戦に至るまで、敵艦に体当たりし、132名の若人の血潮が海に散った。その回天の創案、試作、訓練から誕生にまつわるエピソードを経て、昭和19年11月の回天初陣の菊水隊が、壮烈な特攻作戦に参加し、これに搭乗した若者たちが、かけがえのない青春を断つまでを赤裸々に描く。キャストには、鶴田浩二をはじめ、松方弘樹、梅宮辰夫、千葉真一、里見浩太郎、伊丹十三、佐久間良子、藤純子、桜町弘子等の東映オールスターの枠を超えた最高のキャスト陣が総出演。監督には、ベテラン小沢茂弘がメガホンをとる。監督 小沢茂弘(1968年 105分)
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