時代を超える技~歴史的建造物を科学する~全13話

歴史的建造物を科学の目で見てみると、まだ現代のような科学技術が発達していない時代に培われた職人たちの技や知恵のすばらしさに驚かされます。今回は、300年もの間割れることのない備前焼の瓦や姫路城に用いられている優れた防火性を持つ漆喰、そして耐水性と装飾性の両方を兼ね備えた日光東照宮の漆にスポットを当て、優れた建造物を生み出してきた職人たちの知恵と技、そしてそれらの伝統的技術の継承に迫ります。
  • 小山一草さん 備前焼作家、柴田 正樹さん 山脇組、佐藤 玄武さん 日光社寺文化財保存会
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古くから日本人の心の風景として親しまれてきた五重塔は、日本を代表する伝統的な建造物になっています。長い歴史をもつ五重塔、実はどの塔も過去に起こった大地震で倒れた記録が一度もありません。その優れた耐震性は現代建築にも応用されています。なぜ五重塔は倒れないのか。現在、多くの科学者たちによって五重塔が倒れない謎を解明すべく研究が行われています。前・後編2回にわたり、五重塔の耐震研究の最前線に迫ります。
  • 河合直人 独立行政法人建築研究所
  • 再生時間 : 29分
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古くから日本人の心の風景として親しまれてきた五重塔は、日本を代表する伝統的な建造物になっています。長い歴史をもつ五重塔、実はどの塔も過去に起こった大地震で倒れた記録が一度もありません。その優れた耐震性は現代建築にも応用されています。なぜ五重塔は倒れないのか。現在、多くの科学者たちによって五重塔が倒れない謎を解明すべく研究が行われています。前・後編2回にわたり、五重塔の耐震研究の最前線に迫ります。
  • 河合直人 独立行政法人建築研究所、箕輪親宏 独立行政法人防災科学技術研究所、花里利一 三重大学教授、宮崎忠仍 萱工房
  • 再生時間 : 29分
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茅葺き屋根、土壁、土間などを使用している古民家には、自然エネルギーをうまく利用し、蓄熱と放熱などによって室温を調整するなど快適に暮らす知恵があります。最近では古民家が本来持っていた機能を残し、そこに現代の技術を施すことによって、以前より快適な生活を送る人々が増えています。古民家の良さを生かしながら現代の技術とどう融合させていけばよいのでしょうか。快適な住まいの仕組みと在り方について考えます。
  • 沖元 太一さん 熊谷産業、吉野 博 教授 東北大学工学部、安井妙子さん 安井設計工房、結城 淳さん 古民家に住む住民
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一見、科学とは縁遠く感じられる風水。しかし、古来、中国で生み出され、日本へと渡ってきた風水観は、尾根や川などの地形を読み、台風などの災害から避けたところに集落を作るための合理的な知恵のひとつでした。南北朝時代に風水観で造られた大山寺とその周辺集落、方丈記で知られる鴨長明の風水観などをさぐりながら、風水観によって造られた現代のニュータウンなどを紹介、その合理的な住居造りや考え方を探っていきます。
  • 斎木崇人 教授 神戸芸術工科大学
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江戸時代、岩国では家臣たちが役所に通うため、市中を分断する錦川を渡れる橋を必要としていました。しかしその建築は、錦川の度重なる氾濫によって何度も失敗を余儀なくされていたのです。そこで考え出されたのが、当時まだ日本では珍しかったアーチ状の木造橋、錦帯橋でした。橋台を少なくし、ひとつの橋が長く設計されている錦帯橋のアーチ構造は、実は力学的に非常に安定したものだったのです。そんな錦帯橋の秘密に迫ります。
  • 松岡智訓 岩国徴古館、松塚展門 松屋産業株式会社、中村雅一 岩国伝統建築協同組合
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そのきらびやかな色彩と、繊細な装飾によって世界中に知られている日光東照宮。しかし山間部のため湿度が高く、冬は雪に覆われる日光では、水と湿気から建物を守ることが最大の課題でした。そこで日光東照宮では、優れた防水機能を持つ漆が多く用いられているのです。さらに漆には立体的な装飾を際だたせる光学的な性質がありました。漆の光沢の秘密とは何なのでしょうか。他の塗膜との比較実験も行いその秘密に迫ります。
  • 佐藤則武 日光社寺文化財保存会、浅尾和年 日光社寺文化財保存会、安江良成さん ダイプラ・ウィンテス株式会社
  • 再生時間 : 29分
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木と木を井桁に組み合わせ積み重ねて建物を造る素朴な工法、校倉造り。その校倉造りの建物は、世界各国で太古の昔から、食料を保存するためなどに存在していました。現在、校倉造りには温度や湿度を調節して一定に保つ優れた機能があることが分かってきました。その働きとはどのように生まれるのでしょうか?環境工学の見地から夏と冬の実地計測などを行い、校倉造りの優れた機能を生み出す仕組みに迫ります。
  • 安藤邦廣 教授 筑波大学人間総合科学研究科、橋本 剛 講師 筑波大学人間総合科学研究科、樋口 貴彦さん 筑波大学人間総合科学研究科
  • 再生時間 : 29分
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日本人の美意識の象徴、庭。いつのころからか、人々はその庭に瓶を埋めこみ音の鳴る装置を生み出しました。水琴窟と呼ばれるその装置には、音の共鳴などを利用し、水滴を音のハーモニーに変えるしくみが隠されています。番組では水滴の落ちる条件などを変えながら様々な実験を行い、水琴窟から生み出される音を分析。音の共鳴や音域などを調べ、水琴窟の美しい音色が生み出される仕組みをさぐります。
  • 岸塚正昭 日本水琴窟フォーラム、渡部由雄 日本水琴窟フォーラム
  • 再生時間 : 29分
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1993年、奈良の法隆寺とともに日本で初めての世界遺産として登録された姫路城。外部に現れたすべての表面を漆喰で仕上げる白漆喰総塗籠造という工法が用いられています。鉄砲の台頭とともに城の防御に利用されるようになった漆喰には、優れた防火性という性質がありました。その性質とはどのようなものなのでしょうか。また、それまで高価だとされてきた漆喰を大量に使って城を塗り籠めることができたのはなぜなのでしょうか。その歴史的背景と漆喰の化学的性質に迫ります。
  • 再生時間 : 29分
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