未来を創る科学者達全72話

千葉工業大学未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長は、ロボットの研究をしています。古田さんは、「ロボットは、センサとモータとコンピュータの集合体で、これらを人工知能によって制御するものがロボットであると考えています。」バク転ができるヒューマノイド型ロボット「morph3」を製作し、その技術を応用して、車型ロボット「ハルキゲニア」を完成させました。
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筑波大学の木塚徳志さんは、物質同士の接触や接合、変形や摩擦を電子顕微鏡を使って原子レベルで観察しています。塩の結晶は割れ、金属は曲がるという現象は、結晶の構造と力の関係から説明することができますが、実際に観察することはできませんでした。木塚さんはナノレベルで試料を動かすことができる電子顕微鏡を開発し、金属同士が接触するときに、その境界ではどのようなことが起こっているのか、ガラス同士の場合はどうなのか?ということを原子レベルで観察しました。
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大阪府立大学の吉田弘之さんは亜臨界水を使って、魚のアラをアミノ酸や油に分解する研究を行っています。水は、220気圧、摂氏374度になると超臨界状態という強い酸化力を持つ状態になります。亜臨界水とは、超臨界状態以前の水のことです。魚油には人間の活動にとって必要なDHAが含まれており、アミノ酸は医薬品・加工食品を作るためには欠かせません。吉田さんは、これらの有益な物質を回収して再利用するための研究をしています。
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東京ガスの古田博貴さんと安田勇さんは、水素ステーションの開発を行っています。環境問題などの理由から燃料電池自動車の普及が期待されています。燃料電池自動車は水素を燃料にするため、水素ステーションの構築が求められています。現在水素ステーションには様々な方法が考案されていますが、古田さんと安田さんは無尽蔵といわれている天然ガスから水素を作る装置の開発を行っています。
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浜松ホトニクスの久嶋浩之さんは、光電子増倍管の開発を行っています。光電子増倍管とは、わずかな光をとらえ、100万から1000万倍程度に増幅して電気信号として検出するデバイスで、小柴教授のノーベル賞受賞とともに一躍世間にその名が知れ渡ったデバイスです。久嶋さんは、もともと光電子増倍管全般の電子設計を行っていましたが、現在は医療用診断装置PETの光電子増倍管の開発も行っています。
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東京大学の野崎京子さんは、不斉合成や不斉重合の研究をしています。不斉合成や不斉重合とは、光学異性体を作り分ける合成方法のことです。光学異性体は、沸点や融点は同じですが、生体内でのはたらきが異なるため、医薬品などでは一方の異性体のみをつくりわける必要があります。野崎さんは、石油資源に頼らず身近で利用しやすい有機化合物を原料にして、必要な物だけを作る合成方法(不斉合成)の研究をしています。また、不斉合成を応用して、ポリマーを作る不斉重合の研究も行っています。
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東京大学の北森武彦さんは、マイクロチップの研究をしています。マイクロチップとは、手のひらにのるほどの大きさのガラス上で有機合成をおこなう方法のことで、反応速度をとても早くすることができるため、今まで1日かかった反応が数時間で終わったり、複数枚組み合わせることで工場のプラントとほぼ同じ量を合成することが可能になります。
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京都大学の久家慶子さんは、地震発生の仕組みや地球の構造を探る研究をしています。地球の内部構造の多くは、地震波によって調べられています。地球内部の岩石の組成や状態、温度によって地震波の速度が違うためです。久家さんは、世界各地にある地震計のデータから地震波の伝播するようすを解析し、地球内部の構造を調べています。地震計のデータには、地震の原因となった断層運動の情報も含まれ、久家さんは、この地震計のデータから各地での地震の起こり方を解析しています。
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名古屋大学の山口茂弘さんは、有機ケイ素化合物の研究をしています。通常の有機化合物は炭素を骨格として構成されていますが、有機ケイ素化合物は炭素の他、ケイ素も骨格に含みます。周期表で炭素の下に位置するケイ素を使うと、新たな性質をもった分子ができます。 山口さんは、この有機ケイ素化合物の性質を応用し、有機ELディスプレイ材料を研究しています。
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富士フィルムアーチの小久保忠嘉さんは、半導体を製造するために必要なフォトレジスト剤の開発をしています。半導体の製造にはリソグラフィーと呼ばれる印刷技術が利用され、シリコン基板の上に凹凸が刻まれることでCPU等の半導体が出来上がります。この凹凸をつけるために必要なのがフォトレジスト剤です。半導体の製造技術は年々細密化しているので、微細な範囲でも反応できるようなフォトレジスト剤の開発が日夜行われています
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