「王と妃」は、1998~2000年に韓国KBSで放映された全186話の大河ドラマ。天下に名をとどろかせた王妃の波乱に満ちた生涯を描いた超大型史劇。
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■解説
ヒロインは、第9代国王・成宗(ソンジョン)母として、後宮に君臨した仁粋大妃(インステビ)。ドラマの年表と王朝系図の表で確認しよう。朝鮮王朝朝鮮9代国王・成宗(ソンジョン)の母として、後宮に君臨した仁粋大妃(インステビ)はどのように歴史の表舞台に出ていったのか。その裏には、自らの野望を主君に託し、命がけの攻防に身を投じた臣下たちの姿があった。暴君か名君か、功臣か奸臣か、歴代の王とその参謀たちの果てしない戦いの行方とは…。
仁粋大妃を演じたのは、「海神」、「千秋太后」などのヒット作でヒロインを演じてきたベテラン女優のチェ・シラ。彼女が歴史ドラマ初主演した記念すべき一作だ。「大祚榮-テジョヨン-」のイム・ドンジンが、野心と良心の狭間で葛藤する世祖役で、物語の序盤を牽引し、当時、歴史ドラマののニュースターといわれたアン・ジェモが暴君・燕山君を好演している。その他にも、いぶし銀俳優たちの手に汗握る攻防も見逃せない。
演出は最高視聴率60.2%をたたき出した「太祖王権」のキム・ジョンソン、「明成皇后」のチョン・ハヨンが脚本を担当した。
物語は史実にのっとりながらも、そこに登場する人物像をさらに深く描いていくことで、歴史上の人物をドラマの中でリアルに生き返らせることに成功した一作だ。
■あらすじ
5代・文宗が病死すると、まだ12歳だった端宗が即位する。幼い王から実権を奪い、議政府中心の政治を目指す左議政ム・ジョンソら朝廷の重臣たちと、王族の権威を守ろうとする文宗の弟・首陽大君らは反目するように。後宮では世宗の側室で端宗の祖母に当たるヘビンと、端宗の継母が対立。誰も信頼できないと嘆く幼い端宗は、幼い頃から慕う、叔父の首陽大君に頼ろうとする。ところが、キム・ジョンソは首陽大君の秘めた野心を警戒。端宗との間を引き離そうとする。
安平大君の参謀イ・ヒョルロは、いつか安平を王にしようと、徐々に朝廷内に安平勢力を増やしていく。一方、ヒョルロの友人ハン・ミョンフェは首陽大君に器を感じ、密かに首陽の参謀となるが…。
■作品紹介
【王と妃】(全186話)ドラマ紹介
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