今度の舞台は忠州…師匠の元へ!「推奴-チュノ-」第6回のあらすじと予告動画

2011年03月07日21時50分ドラマ

テギルたちはあと少しのところでテハを取り逃がした!テハの逃げ方を見てただの奴婢ではないはずと、テギルたちは彼の素性を洗い出す。一方、オンニョンはなぜ推奴師(チュノ)が自分たちを追っているのか、テハは何者なのか気がかりで仕方がない。しかし、オンニョンはテハの次の目的地までは同行することになる。

第6話は、ついにテハとテギルとそして、チョルンが一戦を交える。ここから先、登場人物の名前が分からない場合は、2倍楽しむメニューの登場人物相関図を参考にされたい。

(C) 2010 KBS. All rights reservedテギルは相変わらず行く先々でオンニョンの似顔絵を見せて、その行方を捜す。今回からはオンニョンに加えて、ソルファの親探しも加わった。口は悪いが、こういったところでテギルの優しさが見え隠れする。テハをまともに追いかけても捕まえられないと踏んだ彼らは、彼の目指す目的地をそのプロフィールから推察することにした。本屋に行って、彼が昭顕世子の護衛に勤めていた頃の事件を調べる。テハは兵曹判書といって、軍事を司る官庁の長を務めていた。次の政権を狙っていたイ・ギョンシクは、自分の出世に邪魔な当時の左議政と、テハを罠にかけて失脚させようとしていた。その手口は回想シーンで詳しく紹介されるので、じっくりと確認しよう。テハの正体が分かったところで、テギル一味の知恵袋チェ将軍は危険の匂いを嗅ぎ取り、テハ逮捕の仕事を中止しようと言うが、もちろんテギルは聞き入れるわけがない。テギルたちはテハの目的地が忠州の、当時の左議政でテハの師イム・ヨンホがいる場所だと当たりをつけた。

その頃テハの元同僚でイ左議政の娘と結婚したファン・チョルンは、牢から出してもらうために、ある命令を受けていた。果たしてその命令とは?ともかくこの命令のおかげで、チョルンはテハの敵となるのだった。命がけの仕事となるだろうチョルンを、四肢に障害を持つ妻が見送る。心を通わせようとしないチョルン、それでも夫の無事を願う妻ソニョンが哀れだ。

tizu_6        今度の舞台は忠州さあ、全員が忠州に向かった。忠州は、現在の韓国の忠清北道の道庁所在地の清州市に続く道内第2の都市である。朝鮮王朝時代には忠清道の中心であった。大きな地図はこちらから確認できる。

テハとオンニョンは人目を避けて民宿をする。狭い納屋で2人は改めて自己紹介をする。考え見ればおかしな話だ。名も知らない男と女の逃避行とは…。ところで、オンニョンは自分の名前を“ヘオン”と名乗る。テハも自分の過去の話をポツリポツリと話し出す。ここでも回想シーンが登場するので、テギルのお坊ちゃま姿をお見逃しなく。汚い納屋の中で、テギルを一途に想うオンニョンの顔が白く美しく浮かび上がる。二人は狭い納屋の中で次第に心の距離を近づけていく。

一方、義父の命を受けて動き出したチョルンは、自分の手足となって動く人間を探していた。白羽の矢が当たったのは、テギルの元兄貴分でライバルのチョン・ジホ。出会いのシーンがなんとも滑稽なのでお見逃しなく。歯はすべて虫歯のようで下品で野蛮で…もちろん演技だ。彼は本作で助演賞を受賞している。

さてここでもう一度、追う者と追われる者の整理をしておこう。
テハを追いかけているのは、テギル一味と、義父のイ左議政の命を受けたファン・チョルン、テハの元同僚だ。
オンニョンを追いかけているのは、オンニョンの兄の命を受けたペッコと、オンニョンの夫が差し向けた女刺客ユンジ。テハとオンニョンをそれぞれ2組の追っ手、計4組から追いかけられることになる。二人はこのあたりの事情が分からないだけに、何から逃げればいいのか?それはそれは大変だ。テハとオンニョンは検問がますます厳しくなり、別々に行動することにしたが、オンニョンはすぐに役人に捕まるが女刺客ユンジの登場で難を逃れる。駆けつけたテハは、礼服姿のオンニョンは人目について危険だということで、なんとも風流な仕掛けをしてやる。それにしてもテハは、ただ武骨なだけでない細やかなことにまで気の回る軍人だ。忠州について2人は約束どおり別れる。

さて、忠州のイム・ヨンホの元に一番に駆けつけたのはチョルンだった。続いてテハが到着したとき、チョルンはひとつ目の仕事を果たした後だった。果たしてその仕事とは…?チョルンとテハの戦いが始まった。そこにテギルも加わり、三つ巴の激しい殺陣が始まる。3人で繰り広げるアクションシーンは、ストップモーションも加わりなんとも新鮮な迫力の映像に仕上がっている。

三つ巴の戦いの最中、笛の音が聞こえたとき、テハが走りだした!果たしてテハが駆けつけた笛を吹いているのは…?
kandoratop【作品詳細】【「推奴-チュノ-」を2倍楽しむ】

作品情報
■発売・レンタル:カルチュア・パブリッシャーズ
■(C) 2010 KBS. All rights reserved
■2010年、KBS、全24話
■キャスト:チャン・ヒョク、オ・ジホ、イ・ダヘ、キム・ジソク、
        イ・ジョンヒョク、コン・ヒョンジン
■スタッフ:監督・演出=クァク・チョンファン、脚本:チョン・ソンイル

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