文秀の結婚が広げる波紋…ドラマ「蒼穹の昴」第10話予告と前回のあらすじ-NHK
11月28日NHK総合で放送のドラマ「蒼穹の昴」は第10話「結婚祝い」を放送、予告動画が公開されている。ミセス・チャンとの決別をした梁文秀は自分が生きる道として上司である揚喜楨の娘との婚儀を進めることとなる。政治的な意味合いを含むこの婚儀には様々な立場の思惑が入り乱れ、単純な幸せの始まりとは言いがたい様相を呈する。
外部から京劇役者を招いて西太后に芝居を見せる事をお膳立てした春児は、その機転によって光緒帝が病の床にある醇親王と会える許しが出るように西太后の心を動かしたのだった。一方で粛々と進められる文秀と揚喜楨の娘との婚礼に西太后は乗り気となり、自らが婚儀を取り仕切ると俄然張り切るのだった。そしてその手伝いにミセス・チャンも借り出される事となる。そして西太后から文秀への結婚祝いを届ける名代を春児が受けるのだが、その祝いの品が新たなる波紋となっていく…
<第9話 あらすじ>
文秀と同期で友人でもある順桂は、ある日揚喜楨に呼ばれて文秀と自分の娘との結婚を考えていると相談する。その意を受けて順桂は文秀を訪れるが、文秀はミセス・チャンが好きであると公言して譲らない。そこで順桂はミセス・チャンに直談判して事を運ぼうとするが、話を切り出す前にミセス・チャンに全てを見透かされてしまう。過去に一度は嫁いだ身である事、王族の娘である事などから文秀とこれ以上の関係を進展させられないと悟るミセス・チャンは文秀の元に出向き別れを切り出す。以前贈った髪飾りを返して欲しい、という言葉に文秀も思いを断ち切り、揚喜楨の娘との結婚を決めるのであった。
そんな頃、光緒帝は実父の醇親王が病に倒れているところを西太后に遠慮して面会に行く事が出来ずにいた。その事実を光緒帝付きの宦官から聞かされた春児は何とかならないものかと思いを巡らす。文秀宅に向かう前にミセス・チャンに会いに行った春児はそこで初めて文秀の結婚が決まった事を知らされる。飛ぶように文秀宅に向かうと、そこへは失恋の痛手に暮れる妹・玲玲の姿があった。春児は玲玲の実の兄として側に居てやれない辛さを改めて感じるのだった。
文秀や妹を案じるものの、光緒帝をどうやって醇親王に会わせるべきかにも春児は思い悩んでいた。そこで人気の京劇役者の事を西太后に知らせ、西太后の御前公演を取り仕切ることにした。春児が提案した西太后に見せる演目は「四郎探母」であった。
<第10話 見どころ>
前回の最後で春児が京劇役者と一致したという「四郎探母」という演目が、光緒帝が実父への見舞いを実現させるキーポイントとなる。人の心を読んだ春児の取り計らいで、西太后やその周辺での春児の地位は確固たるものとなっていく。しかし春児が宦官として出世すればする程、官僚である文秀との壁が徐々に明確になる。文秀の結婚によってそれぞれの立場がどう変化するのかに注目したい。
ドラマ「蒼穹の昴」第10話は11月28日(日)よる11時30分から放送。この日は「龍馬伝」最終回スペシャルのために放送時間が変更となっている。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。
あらすじ|NHKドラマ「蒼穹の昴」
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