サントリー、「ボス レインボーマウンテンブレンド」TVCM「地球調査シリーズ」に大滝秀治が登場

サントリー食品は、「ボス レインボーマウンテンブレンド」のTVCM「地球調査シリーズ」に、大滝秀治を迎えた「宇宙人ジョーンズ・とある老人」篇(60秒、30秒)を公開した。
同TVCMは、とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査するもの。
第29弾の今回は、宇宙人ジョーンズが運転するタクシーに、大滝秀治扮する「宇宙人おじいさん」が乗ってくる。
とある老人(宇宙人おじいさん)は、「この惑星で起きることは、昔からわけのわからんことばかりじゃった」と、数十年前の日本を回想する。今でこそ高層ビルが立ち並ぶ東京の町並みも、復興が始まったばかり。
ナレーションとともに当時の映像がインサートされる。1950年代から時代とともにニュースがあり、元号も「昭和」から「平成」に移り変わっていく。回想は近年のニュースや、円相場の急騰などへ広がっていく。
とある老人は、「特に最近は全くわけがわからん。いやー、ずっと見てきたけど、今ほどみんなが下を向いている時代はなかったかもしれんな」とつぶやき、窓の外に目を向ける。
目に映るのは、公園でうつむき加減で本を読むサラリーマン、工場で疲れた様子で休憩する作業員、そして、下を向いて歩くサラリーマン。
とある老人は、彼らの姿を眺めて少し悲しそうにする。そんな様子を見て、宇宙人ジョーンズがカーラジオのスイッチを入れると、坂本九の「上を向いて歩こう」が流れ始める。
すると、先ほどまで本を読んでいたサラリーマンがゆっくりと顔を上げ、交通整理をする警備員や、トラックの運転手も空を見上げる。その視線の先にあるのは、工事中の東京スカイツリーだ。
村野武範が演じる要人も街の人々も東京スカイツリーを見上げており、その表情は誰しもが嬉しそうに見える。ジョーンズはそれを見て、「ただ…、この惑星の住人はなぜか上を向くだけで元気になれる」と報告をする。
タクシーから降りたおじいさんは、東京スカイツリーを見ながら、「わしはそろそろ調査を終えるとするよ」とジョーンズに語りかけ、「あんた、まだ先は長いぞ」とエールを送る。そして、ジョーンズは、ボス レインボーマウンテンブレンドを飲み、本日の調査を締めくくるのだった。
撮影では、大滝秀治は、撮影現場に入ると、宇宙人として置かれている状況や心情について監督と入念な打ち合わせ。それらを細かく理解したうえで撮影を始めるためだ。
彼の、普段のとても柔らかな物腰とは違い、演じることとなると真剣な眼差しになるその姿に、スタッフからは「素敵な方ですね」との声が上がっていた。
サントリー「ボス レインボーマウンテンブレンド」CM動画