権勢争いと陰謀の渦に巻き込まれる春児…ドラマ「蒼穹の昴」第15話予告動画と前回のあらすじ-NHK

2011年01月07日14時03分ドラマ
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1月9日NHK総合のドラマ「蒼穹の昴」は第15話「暗殺計画」を放送、予告動画が公開されている。対外的にも清朝存亡の危機にあるとの認識が改革派・守旧派共に強まる中、守旧派は政局を乱さぬために暗殺の計画を立て、その実行役として春児の名が挙げられる。
守旧派が狙ったのは、光緒帝の師であり改革派の要とされる楊喜禎だった。首謀者の一人である李蓮英は、兼ねてから目障りに感じていた春児にその任を押し付けようとするのだったが…

<第14話「変革の波」あらすじ>
光緒21年の年が明け、宮中では祝いの席が設けられた。贅を尽くした数々の料理に飾られた食卓は華々しかったが、それとは裏腹に臨席する西太后をはじめ、日清戦争による敗戦の気分が払拭できずに重苦しい雰囲気であった。祝いの舞台で掲げられる「万事如意」の字も、西太后や皇帝には空しく映るだけだった。先祖に年始の礼拝をしに行った西太后は、そこで再び乾隆帝の霊と対話する。宮中で最高権力者として畏れられている西太后が本音を語れるのは、今や乾隆帝の前だけのことだった。龍玉の在り処を尋ねすがる西太后に乾隆帝は所在どころかその有無さえわからないと言って消えてしまう。
日清戦争の敗戦を受けて締結した不平等条約の結果、巷には政府に対する不満で満ち溢れていた。折りしも4年に1度の科挙が行われる年とあって、北京には全国各地の秀才たちが集い熱弁をふるっていた。その中でも特に康有為の論文は改革の志あふれる梁文秀も評価するところとなり、光緒帝の耳にも伝わる。憲法制定に意欲的な光緒帝は、清朝の新しい国づくりに向けて文秀と同じ価値観を分かち、その絆を深めていく。一方の西太后はミセス・チャンから耳に入れた康有為の評価を聞き流し、気に留めることはなかった。
その時、宮中では隆裕皇后が苦悩の只中にあった。皇帝との仲が上手くいかないことを相談しに出かけた載沢から、西太后よりも皇帝のいう事を聞いて夫婦としての絆を強めるように意見される。西太后の前でも改革派に好意的な意見を述べ康有為の上奏文について皇帝に伺いを立てるなど、夫との距離を縮めるために隆裕皇后は必死になる。しかし、既に西太后と心理的な壁が壊せない光緒帝はその不信を皇后へ向け、単なるいとこでしかないと言い捨ててしまう。

<第15話みどころ>
今回は西太后と光緒帝より、その臣下たちの動きが中心となる。文秀を中心とする改革派の動きと春児が巻き込まれる宦官の勢力図が対比される。ここへきて、文秀と青イン(インは草かんむりに均)の間に夫婦の絆がしっかりと芽生えてきている。心配されていた青インと玲玲の間柄も実の姉妹さながらの和やかな雰囲気になっているのは、緊迫するシーンが続く中にあってホッと一息つける場面だろう。

ドラマ「蒼穹の昴」第15話は1月9日(日)よる11時20分から放送。大河ドラマ「江~姫たちの戦国」初回スペシャルのため通常より20分繰り下げた時間となる。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。

あらすじ|NHKドラマ「蒼穹の昴」


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