改革にはやる光緒帝と梁文秀の衝突、静観する西太后…ドラマ「蒼穹の昴」第19話予告動画と前回のあらすじ-NHK
2月6日、NHK総合でドラマ「蒼穹の昴」の第19話「急ぎすぎた改革」を放送、予告動画が公開されている。改革派の急先鋒として頭角を現してきた康有為の策はあまりにも性急過ぎたが、その案に大い賛同する光緒帝を止める術は梁文秀には無かった。義父の楊喜禎の暗殺の一件で妻とも気まずく、兄弟の契りを交わした春児とも疎遠になった事で文秀は落胆する。しかし春児は文秀への思いを忘れてはいなかった。
西太后は頤和園で鳥や蚕の飼育に明け暮れたり書に没頭するなど、隠居生活を満喫しているかに見えた。光緒帝は親政による改革に力を注ぐあまり、詔勅を日々乱発してしまう。その結果世間では混乱が生じ、改革は成果を挙げるどころか戸惑いを持って民に受け止められていた。この状況を憂う文秀は何とかして光緒帝に思いなおすように進言するのだが、的を射た文秀の意見を受け入れることが出来ない皇帝は、逆に文秀を遠ざけてしまうのであった。失意のうちに文秀が訪れたのは…
第18話「黒幕は誰か」あらすじ
順桂は自らの体に巻きつけた爆薬で西太后を暗殺しようとしたが、春児のとっさの助けで無傷で一命を取り留めた。しかしそのショックからすっかり塞ぎこんでしまった西太后には、光緒帝に対する不信感が残った。事件を知った光緒帝が西太后に面会を申し出るものの、西太后は仏前に引きこもり会おうとしなかった。そんな西太后が唯一信頼を寄せるのは、何よりも西太后を敬愛して止まない春児のみとなっていた。そして春児にだけは、光緒帝の意に染まないことを強要した過去について懺悔の言葉をつぶやくのだった。西太后の心痛に心を寄せる春児の清らかな心に、西太后は更なる親愛を寄せる。
順桂の自爆を被ってケガをした春児は、事件の前日に順桂が文秀を訪れていたとの情報を手に入れる。憤慨した春児は文秀宅へ訪ね、事件に文秀が関与しているのではと責め立てる。愛する弟に信じてもらえない苛立ちから、文秀は春児を西太后の手先だとなじり、二人の仲は決裂してしまう。その後、光緒帝は西太后と会う事が出来たものの信頼関係が回復したとは言えず、西太后へ幼い頃から抱く恐怖心を文秀に打ち明けるのだった。ミセス・チャンの調べによって今回の一件が順桂の単独行動であった事が西太后に報告されるものの、一度ついた疑念の火は中々消し去ることが出来ずにいた。
第19話みどころ
これまでと打って変って政治と一線を隔てる西太后と、改革に勤しむあまり周囲から浮いてしまう光緒帝が対比的に描かれている。前回言い争いで決別したかと思われた春児と文秀だが、義兄弟の契りが今も息づいている事がうかがえるエピソードはほっと一息つける場面。西太后がその動きをひそめる真意を探ろうとする文秀と、初めて自らが全ての決定権を握ることの出来た光緒帝のすれ違いは、歴史にどんな影響を及ぼすのか。
ドラマ「蒼穹の昴」は2月6日(日)よる11時05分から放送。通常より5分放送時間が繰り下げ。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。
あらすじ|NHKドラマ「蒼穹の昴」
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