文秀の日本脱出は、そして春児と西太后の関係は…ドラマ「蒼穹の昴」最終回予告動画と第24話あらすじ-NHK

2011年03月25日12時01分 
(2011年03月29日15時23分 更新)
ドラマ

3月27日、NHK総合で放送のドラマ「蒼穹の昴」は最終回「永遠の昴」を放送、予告動画が公開されている。光緒帝、春児、そしてミセス・チャンらが次々と梁文秀の命乞いをするもののそれを拒否していた西太后は、いつしか大切な人全てが去っていってしまった事に気づく。袁世凱による日本公使館の警備は続き、文秀たちは動くに動けない状態だった。宮中では、これまで西太后の御付宦官として高位にあった春児が最下級の宦官として下働きをする日々にあった。ある日春児は、宮廷内の掃除をしている最中に球状の何かを見つける。そして春児は、亡くなった師・安徳海の言葉を思い出す。

第24話「命乞い」あらすじ
叛乱首謀者らの処刑が行われているとき、西太后は光緒帝を伴って観劇の最中だった。芝居の途中で光緒帝は西太后に、梁文秀への寛大な処置を願い出る。しかしそれを不服とする西太后は、再び光緒帝を幽閉するように命ずる。その頃文秀は殺されるのを覚悟で自宅の整理をしていた。そこへ日本人記者の岡圭之助がやってきて文秀に逃亡を勧める。しかし逃げる事を拒否する文秀に業を煮やした岡は、ついに文秀に手を上げて気絶させて運び出す。
一方宮中では、再び西太后が観劇に興じて春児の舞台を堪能していた。春児は演技の最中も文秀の事が頭から離れず、とうとう舞台の上で倒れてしまう。いつもと違う春児の様子に驚いた西太后は自ら舞台に上って春児の無事を確かめた。西太后に向かい、春児は京劇の小道具の矛で西太后を殺すつもりだったと告白した。これまで西太后を慕い、その寵愛を一身に受けていた春児の言葉に何かを悟った西太后は人払いをさせる。そこで春児は死を覚悟で文秀を許すよう願い出た。この時初めて、西太后に文秀とは義兄弟の仲であったことを告白するのだった。
ひたすらに兄の許しを請う春児に対し、信頼する春児の裏切りに怒った西太后は状元である文秀の命と宦官ごときの春児の命がつりあうはずかないと叱咤する。春児は鳩と釈迦の逸話を引き合いに出し、命に差は無いと訴えて文秀の命乞いをやめなかった。激高する西太后だったが、春児を牢に入れるよう命じるに止まった。
その頃文秀は天津の日本公使館で目が覚め、訪れた岡に西太后から自害のための毒酒が届けられていたことなどを聞いた。文秀を日本へ逃がしたい岡だったが、公使館の周囲は袁世凱が配下の兵士を率いて取り囲んでいた。公使館へ駆けつけたミセス・チャンは、兵たちに阻まれて公使館へはいる事が出来なかった。その足でミセス・チャンは西太后を訪れ、文秀を救うように願い出た。そして、文秀こそが自分の想い人であることを告げるのだった。ミセス・チャンの涙ながらの訴えにも、西太后は文秀が優秀で人望もあるからこそ野に放つことは出来ないと断言する。願いを聞き入れられないミセス・チャンは遂に怒りのあまり、エホナラの女が清朝を滅ぼすという噂は本当だと西太后を罵る。カッとなった西太后はミセス・チャンに手を上げる。ミセス・チャンは西太后との決別を宣言、西太后もそれを追う事は無かった。

牢に閉じ込められていた春児だったが、そこへ李蓮英から西太后の言いつけとして下級宦官に戻るよう命じられ、命は助けられる形となった。
ミセス・チャンは記者のトムに海外特派員たちを日本公使館に動かすように依頼した。囲まれて身動きの取れない文秀は、自暴自棄になって酒におぼれていた。そこで見た夢に、科挙試験の時の夢に出てきた老人が現れ、自分の名前を梁文秀だと名乗った。老人は更に続け、皇帝も清朝も存在しないと宣言するが、文秀はそれを信じられる事が出来ない。老人は国を捨てるべき、新しい時代が来ると告げて消え、そこで文秀の夢も覚めてしまうのだった。

最終回みどころ
いよいよクライマックスを迎えるが、一番の山場は何といっても文秀の逃亡劇。どんな過程を経て日本へ向かうのか、そこへはどんな人々の助力が尽くされているのか。現実の場面と心象の場面が交錯するので、それを見極めて西太后や春児、文秀らの心の動きを見守りたい。

ドラマ「蒼穹の昴」は3月27日(日)よる11時から放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。また、東北地方で放送されなかった第24話については、公式サイトで再放送が決まり次第告知の予定。


NHKドラマ 蒼穹の昴

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