改革で目指すもの…「推奴-チュノ-」第14話見どころと予告動画

2011年04月18日02時02分ドラマ

テギルが、テハとオンニョン(ヘウォン)が結婚して子供までいると勘違いしたように、オンニョンもテギルとソルファが市場で仲良く買い物する姿を見て、彼が生きて、幸せに暮らしてきたものと勘違いしてしまうのだった。

第14話冒頭、嗚咽をこらえるオンニョンの姿が悲しい。気配を察したのか、振り向いたテギルの視線から逃れるように物陰に隠れるオンニョン。戸板1枚向こうにテギルがいる。もし、このときテギルが女性連れでなかったら?自分がテハと結婚する前なら…運命の皮肉さを嘆くようなドラマ音楽が流れる。今回は、ドラマ音楽にも注目しよう。この場面で流れる曲は、「迷子」。第13話、14話で同曲が流れるや一気に注目を集めた楽曲だ。下のamazonの紹介コーナー「チュノ~推奴~オリジナルサウンド」で試聴できるのでチェックしてみよう。歌っているのは、4人組のガールズグループ“Brown Eyed Girls”のリーダーのジェア。グループは、今年1月「SIGN」で日本デビューした実力派。中でもジェアの幻想的な歌唱力は、一度聞いたら忘れられないほど魅力的で、オンニョンの切ない心を切々と歌っている。

ドラマに戻って…。所変わって、奴婢団のオッポクたちは“上の方”からの指示のあった、指定場所へと向かった。ここで両班を狙うのだ。しかしその人数の多さと腕っぷしの強さにたじろぎ、奴婢団のメンバーは恐れをなし這う這うの体で逃げ出した。一人残ったオッポクの危機を救ったのは今度もチョボクだった。ところで、この両班たちのたちの正体は、ドラマで確かめよう。

そのころ、宿に戻ったチェ将軍は、テギルと大喧嘩したワンソンの姿が見えないことに不安を感じ、ワンソンを追いかけた。果たしてワンソンはどこに向かったのか?

テハ(C) 2010 KBS. All rights reserved さて、改革を目指すテハたちだが、書院ではファン・チョルンに殺されたイム・ヨンホを師と仰ぐ武官と文官の間に微妙な意識のずれが生じていた。文官を代表するのはチョ学士。そして武官を代表するのがテハ。朝鮮王朝時代、両班に与えられたのがこの武官と文官だ。文治主義の王朝は力関係として武官より文官が上位にあった。もっともこのチョ学士は要職にはついていないが、王孫を擁立して改革を起こし、あわよくば自分が要職につこうとしているのだ。そのためことを急ごうとしているのだ。しかし、テハは、「どんな国をつくるのか、より、どうやって国を作ろうかだけを考えているチョ学士のやり方に賛同しかねていたのだ。悩んだテハがオンニョンに相談する場面がある。この場面、思慮深く思いやりあふれるテハの言葉にオンニョンは胸が詰まった。

チェ将軍の考えたとおり、ワンソンはテハが滞在する書院に来ていた。しかし、ワンソンの姿はどこにもなく、あったのは激しく戦った痕跡だけだった。果たしてワンソンが戦ったのは?そして今どこにいるのか?

kandoratop【作品詳細】【「推奴-チュノ-」を2倍楽しむ】

作品情報
■発売・レンタル:カルチュア・パブリッシャーズ
■(C) 2010 KBS. All rights reserved
■2010年、KBS、全24話
■キャスト:チャン・ヒョク、オ・ジホ、イ・ダヘ、キム・ジソク、
        イ・ジョンヒョク、コン・ヒョンジン
■スタッフ:監督・演出=クァク・チョンファン、脚本:チョン・ソンイル

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