K-POPアイドルを超えた韓国R&B界の貴公子、K.Will1年ぶりのコンサートレポート(記者会見編)

2011年05月09日05時14分音楽

日本でも人気の韓国R&B界の貴公子K.Will(K・ウィル)が、2011年5月8日夕方、東京の日本青年館大ホールで1年ぶりにコンサート「K.Will Concert with Band ,Tokyo 2011」を開催したが、その直前に記者会見が行われ、今回のコンサートにかける意気込みを語った!公式サイトでは、今もK.Willがコンサートを紹介するコメント動画が公開されている。

取材したナビコン韓ドラここが知りたい!のスタッフが、当日の様子を詳しくレポート。文中のカタカナは日本語のコメント。( )はその場の情報。赤字は記者の感想や雰囲気など。

Kこのコンサートは、震災のため見送る可能性もあった。しかし、K.Willの「少しでも被災された方々の力になりたい」という強い思いを尊重し、予定通り開催。記者会見では、被災者を労わる優しいコメントもあり、彼の人柄のよさが見て取れた。今回の記者会見では、事前に集められた記者からの質問に答えるという形で進行。
舞台に現れたK.Willは、黒のスリムパンツに黒のジャケットに黒の編み上げブーツ。シックな装いの中にキラキラ光るネクタイが印象的。
まずはじめに司会者から、震災のために見送るかと思われたコンサートを、自分の歌で役に立ちたいとのK.Willの強い意志のおかげで開催できたことへの感謝の言葉が述べられた。

Q1:日本についての印象は?
K.Will(以下K):先ほど司会者がお話されたとおり、大震災が起きたことでコンサートができるかと僕自身、とても心配しました。しかし、たくさんの方が応援し励ましてくださったおかげでコンサート開催にこぎつけることができたのだと思います。日本の空港に着いたときに日本のファンの方の顔を見て心配になってしまったらどうしようと思いましたが、ファンの皆さんの明るい表情と微笑を見て、心から安心しました。ですので、今日の公演も楽しくできるだろうと勇気をもらいました。(一言一言言葉をかみ締めるように話すところに人柄がにじみ出ている)

Q2:今回の公演では新曲も準備されているとのことですが、コンサートのテーマは?
K:今年の初めに韓国でニューアルバムを発表させていただいて、多くの方々から非常によいというコメントを頂戴しました。その曲を始めてライブバンドという形でやらせていただくことになりました。準備の中ではいろいろな流れを加味した内容となっています。僕の歌の中には皆さんと悲しみを分かち合う歌、そして幸せを分かち歌、そうしたものがいろいろありますが、流れに沿って準備して皆さんと共感ができるようなテーマとさせていただきました。今回のコンサートの中では新しいアルバムの中から3曲を披露します。自分にとってもとても意味のあるコンサートだと思います。

Q3:新曲「胸がときめく」は、韓国の音楽番組でK-POPアイドルを押しのけてトップに輝きました(これはすごい!}が、K.Willさんにとってデビュー以来初の1位だったそうですが、その感想をお願いします。
K:うーん、私が歌手になりたいと思って本格的に準備を始めてもう10年になります。幼い頃から歌が大好きでステージとかで歌うようになってからはもう20年以上になります。そのような中で賞をいただくというのは始めての経験でした。音楽番組で1位をとるということは自分にとっても大きな夢でしたので、とても光栄に思いました。期待していない瞬間でしたので、驚きとてもびっくりしました。トロフィーをいただいたときに、これまでの感情が交錯して感激して涙が出てしまいました。その姿をテレビを通じて多くの方に見ていただいたと聞いています。とてもうれしく一生忘れない瞬間でした。

Q4:「胸がときめく」では、ダンスも披露されていますが、以前は番組で楽器も披露されて、とても器用ですね。逆に苦手なものはありますか?
K:いろいろなものを披露させていただきましたが、それらが自分にとって得意かとというと、そうではありません。(謙虚~)韓国国内ではアイドル歌手の皆さんがステージで完璧な姿を見せてくれています。ですから自分のほんのちょっとの動きがちょっとぎこちなく逆に面白いと受け入れられているのではないでしょうか?ですから、決して得意というわけではありませんが、そのような評価をいただいたことには感謝を申し上げます。。(どこまで謙虚なんだろう)
ご質問にいただきました“苦手なもの”ですが、ここで一つ一つ説明はできませんがたくさんあります。そしてステージ上で楽器やリズム体操のようなものをお見せすることに対して、皆さんが好意的に取ってくれることに対してありがたいと思っています。(感謝の心も忘れませんね)

Q5:本日のコンサートへの意気込みをお願いします。
K:これまで日本に来て公演をやらせていただくたびにたくさんのファンの方が来て下さって、僕自身が驚くほど応援してくださいました。そうした方々にいい歌をお聞かせできるようにベストを尽くそうと思っています。昨日日本に来る前までは、ちょっと悲壮な気持ちがありました。それはたとえば「日本語を話さなければならない」とか、「一生懸命がんばらなくてはならない」などの気持ちです。でも、日本に来て皆様にお会いしたときに、ステージを楽しめばいいのだ。客席のみなさんとステージの上にいる人間とが一緒に作り上げていくものだから、自然な舞台が作れればいい。また、それができると思いました。ですから、流れに沿って楽しく最後までがんばろうというのか今日の心意気です。(コンサートの構成が楽しみ!)

(ここからは、直接記者からの直接質問タイム)
Q6:日本と韓国でのコンサートはそれぞれ何回くらいになりますか?
K:日本の方が公演の回数が多いと思います。偶然のチャンスをいただいて、以前韓流ドラマのOSTというお仕事をいただいて(フムフム「華麗なる遺産」かな?) いろんな歌手の方が出演するコンサートがありました。それが自分にとってはじめてのステージでした。単独公演としては、ライブ活動ではではありませんでしたが、神戸でコンサートをやらせていただきましたし、東京、大阪でもやらせていただきましたので、4回ほどになります。
韓国では、単独では昨年と一昨年の2回なので、日本の方が多いです。ですから日本に何か親近感がわくような気がします。

Q7:親近感の沸く日本ということでしたが、日本の好きなもの(場所、食べ物など)を教えてください。
K:初めて日本を訪れたのは札幌でした。印象はとてもきれいだなと感じました。そして、お話の最中に、日本語では「空が高い」と言う表現があると聞きましたが、その表現がぴったりでとてもクリーンで澄んでいるなと印象を受けました。僕は可愛らしくてこまごまとしたものがすきなんですが、「空が高い」というこの表現は日本語を代表する表現だと思いました。(さすが歌手。言葉の表現に敏感) 
家や建物については、韓国と似ているところもあり、違っているところもあり、そうしたことを気づくたびに驚いたり感嘆したりしていました。
食べ物の質問もありましたが、口に合わないものが無いというくらい何でも食べます。ですから、日本で数日過ごして帰るときには、いつも太って帰ってきたという記憶があります。

KQ8:最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
K:このように公演ができることをうれしく思っております。今年日本では大変なことが起きてしまいました。(東日本大震災のことですね) これは日本のことだけではないと思います。韓国でも世界中からも大きな関心を寄せられています。被災された皆さんが全員で力をあわせて力を出していただける一年になればと思います。そして僕のコンサートがほんの少しでも力になってもらえればうれしいと思います。今日はコンサートで日本に来ることができて本当によかったと思います。素敵なコンサートになるよう一生懸命がんばります。そしてこの1年間も、日本と韓国で愛される歌手になるように一生懸命がんばります。本日はどうもありがとうございました。(マイクを両手でもち丁寧な話口調に、最後まで人柄のよさがにじみ出てました)

(ここからはフォトセッションタイムに入る)
K:僕は、フォトセッションが不慣れなんで、皆さんよろしくお願いします。
(いっせいにたかれるカメラのフラッシュに、向かって手を振ったり、カメラマンからの要求に合わせて顔を向けるしぐさにも、一生懸命さが伝わる)

こうして、約30分の記者会見とフォトセッションが終わった。会見では終始ゆっくりとかみ締めるような丁寧な口調で、まさに韓国R&Bの貴公子振りを見せてくれた。
この後、夕方5時からは待望のコンサートが始まるが、すでに表には多くのファンが詰め掛けていた。コンサート編のレポートは、韓ドラここが知りたいの[イベント・取材レポート]のコーナーで紹介。

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■「K.Will Concert with Band,Tokyo 2011」
主催:MENTOR Co.,Ltd
企画:インタビューマガジン『韓流T.O.P(ティーオーピー)』/Art Spring
インタビューマガジン『韓流T.O.P』公式サイト
K・ウィルのコメントは次のサイトで視聴できます。
「K.Will Concert with Band,Tokyo 2011」公式サイト


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