命がけで守るべき希望とは…「トキメキ☆成均館スキャンダル」第18話あらすじと見どころ動画-BSジャパン

2011年08月07日18時36分ドラマ

貸本屋の秘密の部屋へと続くエレベータの中、イ・ソンジュンからキム・ユニへの愛の告白、指輪のプレゼントそして美しいキス…しかし、その直後二人は、壁の向こうのムン・ジェシンとク・ヨンハの話に凍りついてしまう!第18話では、ついに金縢之詞(クムドゥジサ)にまつわる一連の事件の黒幕が明かされる。BSジャパンの番組サイトには4人からのコメント動画が、作品公式サイトには見どころたっぷりの動画がたくさん公開されている。

成均館Licensed by KBS Media Ltd. (C)RaemongRaein秘密の部屋では、ジェシンが、金縢之詞の黒幕を捜すことをやめようとヨンハに話している。ユニの父が残した辞職願の謎が解けない以上、黒幕から金縢之詞の在り処を辿るのが早道というヨンハに対して、ジェシンは、黒幕はソンジュンの父・イ左議政かもしれないという。10年間、兄の死の真実を追求しない父を恨み、紅壁書として金縢之詞の存在を訴えてきたジェシンが、ソンジュンを愛するユニを悲しませたくないという思いから、自分の信念を捨てようとしているのだ。
父の潔白を信じたいソンジュンだが、状況は左議政を黒幕と示唆している。ソンジュンは自分こそがその真相を探る適任と、黒幕を探る役に名乗り出る。そして父と向き合う。たとえそのため自分が父と政敵となろうとも、父を破滅に追いやろうとも、真実を明らかにすべきだと考えた。
そんなソンジュンに対して、ジェシンが放った台詞…「人が卑怯になるのは、守りたい人がいるからだ」。ユニがこれ以上悲しまないように、ソンジュンに黒幕の追及を辞めろと言ったのだ。しかし、この言葉は、そのままユニを愛する自分を納得させる言葉でもあった。
このことでユニとソンジュンの間に哀しい溝ができてしまったが、ソンジュン、ジェシン、ヨンハの3人にはこれまで以上の深い絆が生まれた。

ユニは家に戻り、無念の死を余儀なくされた父を想っていた。しかし、ユニの中の父の思い出は何時も戸の向こう側にあった。早くから学問に秀でた才能を開花させながらも、女の身ゆえ、学ぶことが許されなかったユニ。彼女は何時も戸の向こうで、“父が弟ユンシクのためにする個人授業”を盗み聞きしていたのだ。しかしそんなユニのことを誰よりも悔しい思いで見守っていたのは、外でもない父だったのだ。それがわかるエピソードを弟のユンシクが話してくれる。感動の“父のユニのための秘密の授業”の話をお聴き逃しのないように。そして、父が、命をかけて金縢之詞を守った理由がここにあった。正祖が金縢之詞を錦の御旗にして、新しい朝鮮をつくろうとしたその国に、父は国民の夢と、娘の未来を託したのだ。身分などにとらわれない誰もが平等に暮らせる幸せな国…。

改めて父を想ったユニは、父の講義書物の中にヒントを見つけ、ついに暗号を解いた。辞職願は詩ではなかった。やはり暗号文だったのだ。「金縢之詞は、学問の向かう先で、国の始まる所にあるはず」、ユニの出した答えはこれだった!

花の4人衆は改めて動き出した。しかし、ソンジュンはすっかり変わっていた。さあ、ソンジュンがどう変わったかはドラマで確かめよう。これをきっかけに最終回までソンジュンの熱い男気が噴き出す。

ソンジュンはついに事件の関係者ユン・ヒョングから、真の黒幕を聞き出す。しかし、その頃、金縢之詞が隠されていると思われる場所に、ユニが向かっていた。それは、下手をすると命を落としかねない危険な行動だった。果たして、ユニの命は?そして真の黒幕は誰なのか?全ては、第18話のドラマで確認しよう。

ここからはもっとドラマを楽しみたい方のためのコーナー!

ユニは幼いころから学問に対して非凡な才能の持ち主だった。父もまたそれを知っていた。しかし、儒教の思想が基本だった当時は、女性が学問をすることはタブーだったのだ。そこまで女性に厳しい儒教とはどういうものなのか?
儒教は、五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を説き、五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教える思考・信仰。紀元前の中国で興った。本来儒教の考えに、“男尊女卑”と言う考えは存在していなかったが、「夫に妻は身を以って尽くす義務がある」と言う思想(五倫関係の維持)を強調し続けた結果、当時の朝鮮王朝では、女性は男性に尽くすことが肝心で、自身の夢や学問に生きることはタブー視されていた。
“女三界に家なし”とは、日本でも江戸時代ごろまで言われていた言葉。「娘のときは父に仕え、妻となっては夫に仕え、母となっては息子に仕える」…これが女性の鏡とされていた。
何しろ、宮廷で働く宮女たちでさえ、最高の女性の出世は、王の側室になることだったのだから、何とも哀れな扱われ方ではないか。劇中声高に身分差の撤廃を言っている正祖王でさえ、その平等の中に女性が入っていないのだから、女性としては立つ瀬がない。そうした社会の中で、王のご典医(王の主治医)にまで上りつけた実在のチャングムという女性は、やはり只者ではない。彼女については、イ・ビョンフン監督の「宮廷女官チャングムの誓い」で、フィクションながら物語化されている。「チャングムの誓いの見どころ(最終回)」で、女性のあつかいについて詳しく述べているので、そちらもご覧いただきたい。
また、儒教や、それまでの半島の思想・信仰については、新羅王国豆知識統一新羅・渤海豆知識を参考にされたい。

「トキメキ☆成均館スキャンダル」は、毎週月、火曜日の夕方6時50分から、BSジャパンで放送。

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