【世界陸上:大邱】ボルトまさかのフライング!男子百メートルの大番狂わせの瞬間をTBS番組サイトで動画公開!
第5レーン、世界を射止めるポーズを見せたはずのボルト(25)が、痛恨のフライング!誰もが予測しなかった男子百メートルの決勝で、2連覇を狙ったウサイン・ボルト(ジャマイカ)はフライングで失格した!優勝は9秒92でヨハン・ブレーク(21、ジャマイカ)、TBS番組サイトには、男子百メートル決勝のハイライトシーンの動画が公開されている。
27日から開幕した「世界陸上 韓国大邱(テグ)」第2日注目の男子百メートル決勝は、誰もが世界記録保持者ウサイン・ボルトの優勝を信じて疑わなかった。27日の予選、準決勝でも余裕のボルトの走りに、注目は彼がどんな新記録をたたき出すかだった。ところが、ボルトのまさかのフライングで、決勝は騒然となった会場で仕切り直しとなった。優勝したのは、おなじジャマイカ、21歳のブレーク。記録は、今季自己ベストの9秒92。優勝確実とみなされていたジャマイカ勢とはいえ、世界中のだれもがボルトの優勝を確実視していただけに大波乱の結果となった。
ハイライト映像には、痛恨のミスを悔やむボルトの姿も収録されている。
陸上トラック種目では昨年2010年から、スタートでフライングを犯した選手は即、失格になるルールが国際的に適用されている。2002年までは各人1回までは、フライングが許されていたが、複数選手のフライングが続き、競技進行に支障をきたしたため、2003年からは、一つのレースで1人目だけがフライングが許され、2人目以降は別の選手でもすべて失格となった。しかし、ルールの改正で故意に最初のフライングをして周囲に重圧を与える選手も出現したため、公平さを保つ目的などから、フライングを一切認めない厳しいルールに変更された。
ボルトは、この後、男子二百メートルに出場する。2009年ベルリンで金メダルに輝いた19秒19にはかなわないが、今シーズン、DLオスロで19秒86の記録をだしているボルト。今度こそ、世界を射止めて二百メートルでの連覇を果たしてほしいものだが…。
男子二百メートルは、9月2日(金)午前11時10から予選、夕方7時25分から準決勝、決勝は3日(土)夜9時30分からTBSで放送。
TBS「世界陸上 韓国テグ」男子百メートル決勝ハイライトシーン