「トンイ」第27話あらすじと見どころ:親蚕禮の計略…命を賭した大芝居!

2011年10月08日14時57分 
(2021年05月26日16時50分 更新)
ドラマ

呼び寄せたソ・ヨンギの報告で、義州でチャン・ヒジェがトンイを捕らえていたことを知った粛宗は、驚く!オクチョン(禧嬪)もトンイが生きていたことを知り、かつての導師の言葉を思い出し、トンイに恐れを感じるのとともに、改めて闘志を燃やすのだった。第27話ではトンイがチャン・ヒジェの手配した厳しい検問をかいくぐり宮中に潜り込むまでを描く一方で、粛宗のトンイへの思いも膨らみ、粛宗とチャ・チョンスとの初対面のシーンも描かれる。「トンイ」第27話、番組サイトには次回予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



トンイ(c) 2010 MBC粛宗は、すぐにヒジェを呼びつけようとするが、ソ・ヨンギが、今はその時ではない、今はトンイを無事に見つけることが最優先だと訴える。そして、ヨンギは粛宗の目の中に、トンイへの特別な思いを見つけ複雑な思いを抱く。チャ・チョンスを信頼するヨンギは、彼のトンイへの思いにも感づいていたのだ。そんなトンイは、妓生ソリ(雪姫)と一緒に都の近くまで来るが、ヒジェがトンイの人相書きを配布して検問を強化していたため、なかなか都に入れないでいた。それを助けるのが意外な人物。トンイがどうやって検問をかいくぐったのか?ここでは、トンイの可愛い男装姿が見られるのでお見逃しなく。

さて、いまだトンイを見つけだすことのできないチョンスは、ソ・ヨンギに会うためとある屋敷に出向く。その屋敷とは粛宗の私家だった。もちろんそんなことを知らないチョンスは、そこで怪しい男たちと一戦を交える。チョンスのみごとなアクションをお見逃しなく。男たちを倒したチョンスは、屋敷から出てきた高貴な男に刃を向けた。果たしてその男とは…?

粛宗はヨンギに、王命を示す牌、令牌(ヨンペ)を手渡し、トンイを一刻も早く探し出すことを頼む。そして、チョンスがトンイの兄同然の人物だと知ると、ついにトンイへの思いを吐露する。さて、粛宗がチョンスに何というのか?それを聞いたチョンスはどんな表情をするのか、お見逃しなく。
そして、チョンスの心を知っているヨンギは、チョンスにトンイへの気持ちを尋ねる。これに対してチョンスは何と答えるのか?

さて、トンイがまだ生きていると知ったオクチョンは、改めて導師キム・ファンの言葉を思い出した。「自分と同じようなもう1人の貴い女がいる。そなたは影で、もう一人の娘が光」…そしてその娘こそが、廃妃(仁顕前王妃)ではなくトンイだと悟る。オクチョンは初めてトンイを恐ろしいと思い、改めて闘志を燃やす。その一方で、廃妃の復位の可能性を断ち、王妃としての地位を確固たるものにする計画を着々と進める。トンイ(c) 2010 MBCそんなオクチョンは、廃妃を更に窮地に追い込み、粛宗の信頼を得るためにに、ついに自らの命を賭した大芝居を打つ!それは、親蚕禮(チンジャムレ)の宴席で行われた。果たして、命を賭した大芝居は成功するのか?

ところで、これまでのオクチョンは、どちらかといえば、兄ヒジェや母、南人派ら重臣の失策のために、“正義”ではないと知りつつも“悪事”に加担してきた。しかし、ここからオクチョンは正史にある“三大悪女”への道を突き進むことになる。彼女をここまで追い込んだのは何だったのか?ドラマの中で読み取ろう。
そのころ、オクチョンが恐れたトンイは、下働きの雑用係(ムスリ)として宮中に潜り込むことに成功していた。勝手知ったる宮中で、トンイはついに粛宗の姿を見つける!粛宗はトンイに気づくのか?

■親蚕禮(チンジャムレ)とは?
日本でも古来より絹は高価な織物として養蚕を奨励してきたが、それは韓国でも同じ。この親蚕禮トは、養蚕を奨励するために、王妃主催の儀式。高貴な女性を招いて自らが桑の葉を蚕に与えて模範を見せる。そのあと、みんなでお茶をする。ドラマ「イ・サン」でも第68話で、ソンヨンが側室としての素養を試される場面があるが、これがこの親蚕禮のあとのお茶会だ。詳しくは朝鮮王朝豆知識の【◆親蚕禮】を参考にされたい。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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