羽生善治名人、敗れる!永世称号争奪戦、命運を分けた一局を動画で解説
読売新聞社主催により行われた将棋界最高位を決定する永世称号争奪戦、第21期竜王戦は挑戦者・羽生善治棋聖(38)の果敢な攻めも敵わず渡辺明竜王(24)が勝利を収めたが、その命運を分けた要因は何だったのか。第21期竜王戦中継サイトでは七番勝負の一手一手をフラッシュを使用した動画でわかりやすく解説している。
今回の七番勝負、羽生善治棋聖は実に初回より三連勝。これで羽生の永世7冠達成は決定的か…その時点で大方の見方はそうに違いなかった。しかし、ターニングポイントは第4局。ここでもほぼ負けか、と思われていた一局で渡辺明竜王は大逆転。ここから劇的なリバーサル・ドラマが始まった。渡辺明竜王は何とこの第4局より四連勝。勝利の機運を第4局から我が物とした。いったいこの第4局で何が起きたというのか?二六歩から始まった運命の第4局は8時間に及ぶ長丁場。思考と戦略の横断的な激突の模様の一手一手を竜王戦中継サイトでじっくり伺いたい。
70年以上に渡る将棋タイトル戦において3連敗から4連勝という展開は初めてのことだと聞く。羽生善治棋聖にとっては悔しいことこの上ない一戦ではあるが、これはまさしく歴史に残る名勝負と言い切れよう。渡辺明竜王は若干24歳。命運を分けたのは若さの大胆さと細心なユニークさか。真実は棋譜の上にしか伺えない。偉大な棋士、羽生善治棋聖の今後のリベンジに期待が集まる。
第21期竜王戦中継
*一手一手を大変丁寧に解説。早送り・巻戻しも可能。視聴にはAdobe Flash Player9のインストールが不可欠だが、サイト内にダウンロードのリンク有。