6日、ドラマ「カレ、夫、男友達」麻子は夫のDVから逃れられるか、治子と熊木の関係の行く先は…第6回予告動画－NHK
12月6日、NHKドラマ10「カレ、夫、男友達」は第6回「お願い、行かないで！」を放送、治子（真木よう子）は麻子（木村多江）を夫の邦一（ユースケ・サンタマリア）から実家に避難させたが、一方で熊木（徳井義実）との関係にも危機が訪れていた。麻子はスーパーで見かけるDV被害者の女性・雪枝（濱田マリ）と共に逃げ出して治子に救いを求めた。やっと麻子にも転機が訪れたかに見えたが、再び邦一の元に戻ってしまう。麻子を救うべく奔走しながらも、熊木は八木（平岳大）からのメールを見て激怒、治子との別れを考える。
前回、治子の男性関係を告発するメールを送信したのが長年親友だと思っていた同僚の久美（高橋かおり）と分かり、治子は衝撃を受ける。友と仕事を失った治子が、ついに熊木まで去ってしまうかもしれない窮地に立たされてしまう。そんな状態でも治子は麻子を救うべく邦一とも対峙するが、邦一は一向に動じる気配を見せない。そして麻子は夫との共依存の間で揺れ動く。三姉妹それぞれの対人関係が、家族というまとまりの中でどう扱われているかが丁寧に描かれている。家族だからこそ踏み込めない部分、家族だから無理強い出来る部分などについても今一度考えさせるものがある。
三姉妹の末っ子・育子を演じる夏帆はこれまでお嬢様系で天然キャラといった役柄が多かったが、このドラマでは歪んだ恋愛観を持つクセのある役を見事に演じており、女優としての今後にも期待がもたれている。育子の先輩役として出演の三浦貴大も、当初は2世タレントとしての話題が先行しがちだったが、ここへきて役者としての認知も徐々に広まっている。このドラマでも朴訥な先輩役を好演しており、メインの治子たちベテラン勢が揃う中で若い才能を感じさせている。奇をてらわない安定したキャスティングもNHKドラマの魅力と言えるだろう。
「カレ、夫、男友達」は6日（火）NHK総合でよる10時から放送。予告動画と前回までのダイジェスト動画は番組公式サイト「次回予告 各回のあらすじ」で視聴出来る。
カレ、夫、男友達｜NHKドラマ10
