年末から正月にかけて何度も繰り返し放送されるドラマに士風の美を描いた「忠臣蔵」がある！テレビ東京では、1月2日（月）夕方4時より一挙7時間をかけて、内野聖陽主演の新春ワイド時代劇「忠臣蔵～その義その愛」を放送、番組サイトでは予告動画と11月24日に開催されたドラマ制作記者会見の動画が公開されている。共演者には、舘ひろし、橋爪功、市川染五郎、中村梅雀、柄本明、内藤剛志、綿引勝彦、若林豪ら。女優陣では常盤貴子、萬田久子、田中美里、仮谷由夏、中山忍と正月ドラマらしく豪華な面々が顔を並べる。ジャニーズHey!Say!JUMPの有岡大貴も出演するとあって、既に開設している掲示板には、若い世代からの書き込みも殺到している。

さて、恒例となったテレビ東京の正月時代劇の34作品となる今回は、「忠臣蔵」。「忠臣蔵～その義その愛」は、これまでの大石内蔵助を主役にした「忠臣蔵」ではなく、四十七士の一人である堀部安兵衛の視点で描く。このドラマでは、江戸急進派のリーダとして、下級武士たちのエネルギーを結集させ討入り最大の推進役となる堀部安兵衛にスポットをあてる。お家再興を第一義とする大石内蔵介との対決を軸に、「忠臣蔵」のエピソードと脱落していく者の悲哀や、さまざまな難関を乗り越え、仇討の本懐を遂げる武士たちの生き様を織り交ぜて描いていく。

主演の堀部安兵衛を内野聖陽が演じる。内田は、1996年のフジテレビで放送された連続ドラマ「忠臣蔵」にも出演しており、当時は四十七士の一人である岡野金右衛門を演じた。その時に安兵衛を演じたのは、歌手の世良公則。世良の演じる安兵衛の魅力が際立ち、四十七士の中でも圧倒的な人気を博した。今回、内野が同じ人物をどう演じるのか興味がわく。
大石内蔵助を演じるのは舘ひろし。舘はかねてより、演じてみたい役としてこの大石内蔵助をあげていただけに、役への思い入れも人一倍のようだ。
番組サイトにはキャストの紹介を兼ねた人物相関図が公開されているが、そのキャスティングのうまさにドラマへの期待感が高まる。内蔵助の妻を萬田久子が、安兵衛の妻ほりを常盤貴子が演じる。ドラマの火種となる人物、浅野内匠頭を歌舞伎の市川染五郎、吉良上野介を現在日本テレビで好評放送中の「妖怪人間ベム」（主演：亀梨和也）で“顔のない男”を演じている柄本明が担当する。そして、ジャニーズファンが注目するHey!Say!JUMPの有岡は、内蔵助の嫡男、主税を演じる。四十七士最年少メンバーながら、裏門隊の大将を務める。 その他、納得のキャスティングを相関図で確認されたい。

また、主題歌は中島みゆきのアルバム「荒野より」に収録されている「走（そう）」。中島初めての歌う時代劇の主題歌だ。プロデュサーの山鹿達也氏は、この楽曲を聞いて、「実際に310年前、江戸時代を走り抜けた安兵衛たちの息遣いが聞こえてきたようでした」と語っている。

サイトには、予告動画と一緒に11月24日の記者会見の模様を動画で公開しており、出演者たちが、それぞれの役にかける思い入れを熱く語っている。

新春ワイド時代劇「忠臣蔵～その義その愛」は、テレビ東京にて2012年正月2日夕がた4時から一挙7時間で放送される。

テレビ東京「忠臣蔵～その義その愛」

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