医師として邁進する健吾の情熱が女たちに利用されていく…ドラマ「聖なる怪物たち」予告動画と前回のあらすじ-テレ朝

2012年02月02日07時26分ドラマ

2月2日、テレビ朝日系のドラマ「聖なる怪物たち」は第3話を放送、健吾(岡田将生)が何も知らずに充実した日々を過ごしていた裏で行われていた女たちの計画が徐々に明らかになる。三恵(鈴木杏)が代理母になることを承諾し、圭子(加藤あい)は妊娠を偽装する中で母になる演技に陶酔していくが敏雄(長谷川博己)はその姿に恐怖を覚えるようになる。健吾は看護師の瑶子(大政絢)の裏の顔を知らずに幸せな交際を続け、看護師長の春日井優佳(中谷美紀)に全幅の信頼を寄せつつ仕事にも全力で取り組む。そんな中、健吾は頸部食道がんを患った妊婦という難しい患者を担当する事となる。

■第2話あらすじ
優佳に代理母を依頼したものの断られた圭子だったが、優佳は海外での代理出産話を持ち出す。何故引き受けてくれないのかとの圭子の問いに、優佳は過去の中絶が原因で子宮摘出をしてしまったと告白する。当時高校生だった圭子の進学のためにそうなったのではと嘆く圭子だったが、優佳は優しくなだめて圭子に赤ちゃんが出来るという目標が出来たと笑顔で語った。
その頃、大久保記念病院に腹痛を訴える50代の女性患者がやってきた。その患者、内海弘江(朝加真由美)は触診をしようとする健吾に怪訝な顔を見せた。腹部を触ると弘江は激しい痛みを訴えた。診察の合間に弘江は自分がシャンソン歌手であること、「ラ・メール」という曲が好きである事などを語ったが健吾は全くシャンソンを知らなかった。大学病院でも検査をしたという弘江だったが、健吾はこれまでの診断に納得がいかなかった。弘江の所見について思い悩む健吾に、瑶子はそっと「ラ・メール」のCDを差し出した。

聖応幼稚園は給食の時間だった。教諭の三恵は敏雄を見かけると子どもたちの側を離れて話があると告げたが、後にして欲しいと断られる。その間に、一人だけデザートが餡子だった女児が隣の子のケーキを食べてしまい、発作を起こしていた。卵アレルギーがあったという女児の親を前に、園側は謝罪するしか無かった。三恵の不行き届きを責めて解雇しろという親に、圭子は三恵を庇って頭を下げ続けた。しかし翌日、三恵は圭子に辞職を申し出る。身寄りのない自分を雇ってくれたこと、最後まで庇ってくれたことに感謝をしながら三恵は去ろうとする。そこへ突然、圭子は三恵に血液型を問い質した。訝りながらも答えた三恵の返事はO型、圭子と同じであった。その足で優佳を訪ねた圭子は、興奮して「見つかった」と報告するのだった。
その夜、敏雄は優佳の自宅に呼び出される。代理出産について前向きに話を進めていると語る優佳に、敏雄はあなたが産むのかと皮肉交じりに言い放つが優佳は自分が産めないことを明かしながらも協力を要請する。敏雄の精液を採取すると乗りかかる優佳を撥ね退けて敏雄が自宅に着くと、そこには三恵がいた。三恵を前にうろたえる敏雄だったが、圭子が自分の手伝いをしてもらうために三恵を雇ったと聞かされる。そして日向家で暮らすことになった三恵だったが、ある日圭子から姉の優佳を紹介される。そこで色々な質問をされる三恵は、圭子からも同じ質問をされたと戸惑う。実はそれが心理テストだったと明かされた三恵は、唐突に三恵は心身ともに健康だと優佳に告げられる。そして圭子の代理母になって欲しいと切り出して300万円を着手金として渡した。驚いた三恵は金を払いのけて部屋を飛び出すのだった。

その頃健吾は、弘江にすい臓がんの可能性があると主張した。同じ医師の水原(勝村政信)は忙しいから放っておけと言い放つが、優佳はそれに続けて放っておけ、出来ないならやる事は一つしかないと健吾を鼓舞する。意を決して院長室を訪れ、大久保(小日向文世)に健吾は弘江の手術が必要だと訴える。大久保は訴訟のリスクを気にしながらも、弘江の同意が取れたらと手術を許可する。優佳同席で手術について弘江に承諾を求める健吾だったが、肺への負担を懸念して歌えなくなることを案じた弘江は手術を拒否する。しかし健吾の熱意から、触診してくれた医師は健吾が初めてだったと弘江は語り、健吾に命を預けると言って手術を承諾する。そして大久保院長が補助につく形で健吾が執刀する。弘江はやはりガンだった。腫瘍を摘出し、手術は見事成功した。
一方、瑶子は他の患者から賄賂を受け取って自分の懐に入れていた。患者から金を受け取って口止めをしているところを、入院患者の糸川(渡辺いっけい)はこっそり伺っていた。金をロッカーにしまおうとしている瑶子に、手術が終わった健吾は声を掛け、CDのお礼にと瑶子を食事に誘う。その帰り道に瑶子が積極的にアプローチをかけ、健吾と瑶子は男女の仲となるのだった。

ある夜、優佳は敏雄を呼び出して秘密裏に代理出産を実行することを告げた。その翌日、三恵は唐突に代理母を引き受けると圭子打ち明ける。そして計画は動き出した。敏雄を動かし金の力で専門医師を巻き込み、敏雄の精子を用いて圭子の受精卵で受精し、それを三恵の子宮に着床させ、成功する。
弘江が無事退院した夜、瑶子はバーで男に金を渡していた。男は医師の1人や2人たらしこめるだろうと言って更なる金を瑶子に要求していた。そうとも知らず、水原に瑶子との仲を疑われるも上手く交わしつつ、健吾にとっては充実した日々が過ぎていった。三恵のお腹では新しい命が順調に育ち、圭子はそのお腹に私の赤ちゃん、と呼びかけるのだった。

<第3話みどころ>
三恵が出産を迎えるに当たって契約書を取り交わすが、三恵にもお腹の子の母親であるという意識が芽生えていた。女の表と裏の顔が交錯する中、知らぬは健吾一人という状況がより一層視聴者の注目を集める。
暴走する女たちに振り回される男たちという縮図がいつ明るみになるのか、ハラハラしながら見ることとなる。長期入院患者の糸川の情報網が今後どう関与してくるのかも気になるところだ。第1話冒頭のシーンまでどういった経緯を経るのか、徐々に明らかになる真実に目が離せない。

ドラマ「聖なる怪物たち」は2日(木)よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。
聖なる怪物たち|テレビ朝日

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