秘密裏の代理出産、三恵の暴走の裏に隠された関係とは…ドラマ「聖なる怪物たち」予告動画と前回のあらすじ-テレ朝

2012年02月09日10時11分ドラマ

2月9日、テレビ朝日系ドラマ「聖なる怪物たち」は第4話を放送、代理母の有馬三恵(鈴木杏)がお腹の子に見せる執着に日向圭子(加藤あい)は困惑、春日井優佳(中谷美紀)はその背後の闇に気づく。順調に行っているように見えた代理母出産計画に徐々に狂いが生じてくる。女たちの暗部に気づかないまま充実した日々を送る健吾(岡田将生)は古参患者の糸川(渡辺いっけい)の胃に不審な点を見つける。

■第3話あらすじ
代理母の妊娠に成功、圭子は自分名義の母子健康手帳を取得出来たことを喜び、姉の優佳に報告する。首謀者側として、そして看護師としてもこの計画に携わる優佳は、ある日三恵に出産後の子どもを速やかに譲り渡すなどの記載を盛り込んだ契約書にサインするように迫る。しかしお腹の子を商品のように扱いたくないと三恵は拒否、圭子も失礼な姉の態度に三恵の肩を持つ。その場は一旦契約書を破棄した優佳だったが、三恵に対して冷静に「人を裏切ることは人を殺めることより罪深い」と言い含める。

その頃、大久保記念病院に一人の患者が訪れた。22週目の妊婦で、頸部食道がんを患っている事が発覚する。母体を救う為には一刻も早い手術が必要なため、その結果として出産を諦めなければならない。しかしどちらも助けたい健吾は躊躇し、先輩外科医の水原(勝村政信)からは一刻も早い手術が必要と迫られる。看護師長の優佳からも「救える命と救えない命がある」と突き放されて更に悩む。患者本人は自分を犠牲にしても出産したいと希望し、その夫は子どもを諦めても妻の命を救って欲しいと懇願する。
ある日、健吾のもとに父・宗吾(平田満)が訪れる。その日は健吾のマンションで父子の食卓を囲んでいたが、そうと知らない瑶子(大政絢)が合鍵を使って入り、二人の交際が宗吾に知られる事になる。酔った宗吾を寝かせた後、瑶子は健吾に優佳から頼まれたという資料を渡す、二人の交際は優佳も気づいていたのだ。そしてその資料には、24週で出産した子どもの育成結果が記されていた。
この資料を元に健吾は系列の大学病院も奔走し、妊婦の手術をあと1週間遅らせて帝王切開にて出産後にガンの手術を行う事を決めた。子どもは未熟児だが無事に生まれ、残すは母体の手術となった。しかし1週間の遅れが災いして、ガンの進行により声帯にもメスを入れなければならない状態になった。水原はこれが手術を遅らせた結果だと言い切る一方で、声が無くなっても子どもは抱けると健吾を励ます。無事に手術は終わるが、夫は妻の声が無くなる事を聞かされていないと激怒する。しかし術後意識を取り戻した患者は健吾を手招きし、その手を夫の手に重ね合わせて健吾に感謝の意を示すのだった。

一方圭子は、つわりの出る三恵を見習って自らも味覚が変わったような振る舞いを見せたり、腹部に詰め物をして妊婦の格好をするようになる。ついには胸が張ってきたと言い出す圭子に夫の敏雄(長谷川博己)は恐怖を感じる。三恵はこれまでのような生活を続けているように見えたが、その心には徐々に変化が現れる。ある日三恵の部屋を掃除していた圭子は、三恵がいつも付けているノートを目にする。そこには生まれてくるお腹の子への希望や夢、付けたい名前などが書かれていた。その内容に驚愕する圭子に近寄る三恵は、自分の子供だから名前を付けるのは当然と言い張るのだった。

<第4話みどころ>
子役時代から芸達者で知られる鈴木杏が徐々に母性からくる狂気を演じる様は秀逸で、このドラマの見せ場の一つともなっている。そして看護師長としての優佳と、極秘代理母出産に関わる優佳の二面性、圭子の戸惑いや母親になることの切望など、女の感情が複雑に絡み合う。瑶子の裏の顔を知る糸川が接触したことで更に関係が複雑化する局面も。何も知らない健吾がいつ真実に気づくのか、視聴者をハラハラさせる展開は続く。

ドラマ「聖なる怪物たち」は9日(水)よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。
聖なる怪物たち|テレビ朝日

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