待望の新型飛行機・ボーイング787初就航を支えたベテランパイロットに密着「プロフェッショナル 仕事の流儀」予告動画-NHK
2月13日、NHK総合で放送のドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」は全日空のパイロット・早川秀昭氏にスポットを当て、ボーイング787型飛行機が世界初就航を飾った舞台裏を取材する。最新の技術を投入した次世代中型機として航空業界から熱い注目を集める新型機初の運行を取り仕切るのは、総飛行時間1万2000時間を超えるベテランパイロットだ。
燃料費の高騰や世界各国で鉄道などの他交通機関の整備が進む中で航空業界も厳しい状況に立たされている中、これまでより長距離を飛行出来る中型機として開発されたのがボーイング社の787型機だ。これまでは大型機でなければ飛行できなかった距離でも中型機による移送が可能となったことで、経費を抑えられる上にこれまで大型機で経由しなければ行けなかった路線にも直行便が出せるというメリットが生まれる。燃費自体も従来機比で2割向上している。最新鋭のコックピットは操作性が格段に向上した事でパイロットも運転しやすく安全性が向上する。
一方、乗客にとっても朗報となる客室内の整備も目を見張るものとなっている。窓が従来の約1.2倍の大きさになり、シェードを無くすかわりに電子カーテンで透過光量を調節出来るシステムを採用。トイレのウォシュレットとキャビンの加湿器が標準装備。客室天井は従来機比で20センチ高い。照明にはカラーLEDを採用して色や明るさの細かい調整が可能となる。
こんな夢のような新型機の初就航へ向けた訓練の総指揮を採るのが早川氏だ。早川氏は787の初号機を受領する実質上の初フライトの担当しており、その後も他パイロットへの操縦指導やテストフライトを取り仕切った。これまでにもマスコミにコックピット内部は公開されているが、今回の番組では運行中の上空でのコックピット内が初めて撮影されている。操縦士として自らが新型機の操作に熟練するのはもちろん、後進の指導も含めて様々な責任がのしかかる中で、経験に裏打ちされたベテランの仕事振りに目を見張る。中々目にする機会の無いプロの現場を視聴出来る絶好の機会となる。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」は13日(月)よる10時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴出来る。
NHK プロフェッショナル仕事の流儀