真実を追う健吾の受難、赤ん坊を巡る大人たちの対立…ドラマ「聖なる怪物たち」第6話予告動画と前回のあらすじ-テレ朝
2月23日、テレビ朝日系のドラマ「聖なる怪物たち」は第6話を放送、多くの犠牲の下に生まれた赤ん坊をきっかけに、健吾(岡田将生)の生活が一変する波乱の日々が始まる。三恵(鈴木杏)の死に責任を感じて何とか関係者に連絡を取ろうとする健吾の行動は、日向家や看護師長の春日井優佳(中谷美紀)、院長の大久保(小日向文世)にとって危険なものであった。そうとも知らず動く健吾は、いつしか失脚への坂を転げ落ちていく。
■第5話あらすじ
日向家から逃げ出そうとした三恵は階段で転倒したために出血してしまう。気が動転した圭子(加藤あい)はすぐ姉の優佳に連絡する。優佳は大久保記念病院の前に三恵を連れてくるように指示した。大雨の降る中、圭子は黒いレインコートに身を隠して病院玄関前の路上に三恵を置き去りにする。タイミングを見計らって偶然三恵を見つけたように装った優佳は身元不明の妊婦と報告し、三恵の処置を始める。状態から見て帝王切開が必要と判断した優佳は、これまでにストックしてあった三恵の血液パックを病院の予備とすりかえるためにラベルを張り替えていた。帝王切開の経験の無い健吾は優佳に励まされて執刀、お腹の中の子どもは無事に取り上げられて生まれる事が出来た。しかし出産直後に容態が急変、健吾は必死の心臓マッサージを続けていた。そこへ駆けつけた大久保院長は健吾にマッサージの中止を指示、死亡宣告をさせた。身元不明の妊婦の死に遺された赤子という状況に、大久保院長は警察へ電話をしようとする。そこへ優佳が駆けつけ、遺族が死に疑問を持たなければ解剖する必要は無いと説得。その時優佳の携帯が鳴り、何事か話した後に遺族からだと言って優佳は携帯を大久保院長に渡した。
その後手術室の片付けをしていた瑶子(大政絢)に優佳は何事かを依頼する。病院の規則に反するから出来ないと一旦は断る瑶子だったが、瑶子が患者からの賄賂を着服している事を暗に示唆し、優佳は瑶子を威圧する。そしてその二人の様子を、入院患者の糸川(渡部いっけい)がこっそり伺っていた。
初めて人を死なせてしまったと憔悴する健吾に、大久保院長は優しくねぎらいの言葉を掛けて家に帰した。しかしショックのあまり健吾は慣れない酒を煽って悲しみに沈みこむのだった。
翌日、優佳から連絡を受けた敏雄(長谷川博己)が赤ん坊を引き取りに来た。赤子を抱いて去る敏雄の後姿を見た健吾は、一言遺族に謝罪したいと申し出るが、優佳に制止されてしまう。それでも走り去るタクシーを追いかけ、健吾は車に向かって深々と頭を下げるしか無かった。
病院に戻った健吾は急患の処置を依頼されるが、手術室に入りメスを持った途端、三恵を死なせてしまった自責の念がこみ上げて手が震え、執刀できずに手術室を飛び出してしまうのだった。病院の屋上でうなだれている健吾に、糸川が声を掛けてきた。自分の執刀は健吾にしてもらいたいという口ぶりでさりげなく励ます糸川だったが、健吾は虚ろなままだった。見かねた糸川は、患者が死んだのは健吾のせいではないと断言する。健吾はそう思う理由を尋ねようとしたものの、瑶子が現れて検温の時間だと糸川を病室に連れ戻してしまった。
その頃敏雄は理事会の会議中だったが、秘書から知らされて「妻が産気づいた」と告げて会議を中断する。引き取った赤ん坊を日向家の子どもにする準備は着々と進んでいた。圭子は敏雄が連れてきた赤ん坊をようやく手に抱くことが出来、「喜(けい)」と名を付けた。
一方、健吾は三恵の死をもう一度確かめようと院内の資料を探したが、死因の詳細が書かれていない事で大久保院長に質問するが、院長は済んだ事として一向に取り合わない。健吾は自らで調べるべく、事務に残った遺族の住所を訪ねるものの交番に聞いてもそんな住所は存在しないと言われてしまうのだった。健吾の胸に更なる疑念が生まれた。
<第6話みどころ>
いよいよ物語は後半に突入し、何事も知らなかった健吾が女たちの仕掛けた策略に絡め取られていく。一方で、子どもをやっと手に入れた圭子もやすやすと幸せな生活は訪れなかった。前回で三恵の存在を嗅ぎまわり健吾に接触してきた謎の男など、新たなキーパーソンが登場して物語をどんな方向に導くのか転機の回となる。健吾ファンの視聴者には辛い内容になりそうだ。
ドラマ「聖なる怪物たち」は23日(木)よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。
聖なる怪物たち|テレビ朝日
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