「善徳女王」第40話あらすじ:トンマンの女王宣言にミシル戦意喪失?

2012年02月26日14時10分 
(2024年10月04日01時58分 更新)
ドラマ
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「善徳女王」第40話。民の裏切りを知ったトンマンが、今後二度とこのようなことを繰り返えさせないために、と自ら下した悲しい処罰は、捕らえた村民たちの前で村長を自らの手で斬ることだった。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)

「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。



今後の民の裏切りを防ぐためとはいえ、安康城の村長を自らの手で殺めたことにトンマンは大きなショックを受けた。手の震えが止まらない。震えるトンマンの手を握り慰めたのはピダムだった。ピダムだけは、王女になる前と同じように気さくに自分を気遣ってくれる。トンマンはピダムの気遣いが嬉しかった。しかしソファは、そんなふたりが気になって仕方がない。

そんな折、トンマンに縁談が持ち上がる。心臓病を患う陛下の容体が悪化し、王はトンマンの婿探しを始めた。もちろん、トンマンの夫となる人物を後継者(副君)とするつもりだ。本来ならユシンが適任である。これならトンマンだって異存はなかったかも…。しかし彼はすでに結婚している。いや、それ以前に、彼が伽耶族の血を引いていることは、大きな障害となった。しかしトンマンは、婿探しの話を聞くと、ピダムにようやく始める時が来たと話す。

チンピョン王は、すべての貴族に副君(プグン)(王女の婿で王位継承者)になる機会があると告知し、ミシル側の貴族を取り込もうとする。しかし、それに対してミシルたちは、貴族に連判状を送り、手を回す。副君に関し論議する会議で、トンマンは、結婚はせずみずから副君になると宣言する。
ミシルはトンマンの言葉に激しく動揺した。これまで新羅を手に入れるためには王妃になるしかないと信じて、何度も結婚を繰り返して来たミシルにとって、女の身で新羅の国王になるというトンマンの発想はまったくの想定外。この時、ミシルの中で何かが壊れはじめた。そんなミシルにピダムが、「王妃になることしか考えていないアンタと、はじめから王になることを考えていた僕のトンマン王女とは夢の規模が違うのさ!」と挑発。しかしこの言葉が壊れかけたミシルの何かを刺激した。

そして、そんなミシルを完全に蘇らせたのは、他でもない、チュンチュの一言だった。
チュンチュは愚鈍を装ってミシル陣営に擦り寄っていたが、実はこれはミシルを騙し、自らが王位を狙うための作戦だったのだ。ミシルが和白会議の場でチュンチュを副君に推すと宣言するが、そのとき、調子に乗ったチュンチュが“骨品制を卑しい制度”と公言してしまった。策士策におぼれるとはまさにこのこと!トンマンの女王宣言以来元気の無かったミシルが、トンマンの女王宣言とチュンチュの骨品制の否定とで蘇った。さあミシルが何を思いついたか想像してみよう。…やはりミシルは凄い!

ところでこのドラマは、あちらこちらで“初の女帝”ということを言っているが、これについては、「善徳女王」見どころ⑬で詳しく解説している。また、チュンチュの描き方についても触れているので、ことらのチェックもお忘れなく。

YouTube「善徳女王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】