鉄道ファンに新しいジャンル登場!「歩鉄」を極める廃線めぐりの旅「土曜スペシャル」予告動画-テレ東
6月2日、テレビ東京の「土曜スペシャル」は「ノスタルジック鉄道紀行 にっぽん廃線歩き旅」を放送、日本各地に残された廃線跡を歩く鉄道ファンの新ジャンル「歩鉄」が特集される。日本の産業を古くから支えてきた鉄道は時代と共に姿を消す路線も多くあり、鉄道ファンの間ではその昔を辿る廃線跡の旅が近年盛んとなっている。今回は「草軽電気鉄道」、「のと鉄道・能登線」、「高千穂鉄道・高千穂線」など風光明媚な場所に残る廃線跡が登場、叙情豊かな景色と地元の人々との交流が堪能出来る。
「草軽電気鉄道」は1915年(大正4年)に開業し、群馬県の草津温泉と長野県の軽井沢という観光地を結ぶものだった。1962年に全線廃止となったが、元々はスイスの登山鉄道に着想を得て作られた観光と沿線の経済活性化を担う存在だった。バス路線の台頭や台風被害による甚大な被害などを理由に姿を消したが、日本でも屈指の観光地を結んでいた路線だけに今も残るレール跡は高原の中をひた走り、当時の姿がしのばれる。「のと鉄道」は現在も営業されている鉄道会社だが、その中で廃止路線となった「能登線」は業績悪化で2005年に廃線になったばかりのルートである。能登線は全部で49のトンネルを有し、起点から順にひらがなの呼称がついている事でも知られた人気スポットだった。現在は多くの線路や施設の撤去が始まる中、残された貴重な部分を歩いて旅する。
そして最後に登場する「高千穂鉄道・高千穂線」は、宮崎県の代表的な観光スポットである高千穂峡を中心に、日本一高い場所になる鉄道橋を有する路線としてトロッコ列車運行で多くの観光客で賑わっていた路線である。少子化やバス路線の台頭で苦戦を強いられながらも観光路線として営業を続けてきたが、2005年に台風被害を受けた結果全線運転休止となり、復旧予算の目処が立たず廃線となった経緯を持つ。現在は民間会社がそれを受け継ぎ、「高千穂あまてらす鉄道」の会社を立ち上げて運行再開を目指している。
これら路線を旅するのは浅茅陽子と三瀬真美子、田中要次、U字工事の3組。残された路線跡を歩くだけでなく、沿線の人から聞く当時の話や最盛期の姿を伝える資料映像なども交えて鉄道遺産を堪能する内容となっている。鉄道の新しい楽しみ方として注目される「歩鉄」をいち早くチェックしてみよう。
「ノスタルジック鉄道紀行 にっぽん廃線歩き旅」は2日(土)よる7時から放送。予告動画は土曜スペシャル公式サイトで視聴出来る。
土曜スペシャル|テレビ東京