「王女の男」スタート前に地図と豆知識で朝鮮王朝を予習② 太祖の開いた朝鮮王朝-予告動画公開中
いよいよ初回放送まで1週間に迫った「王女の男」!今回は、李成桂が開いた朝鮮王朝について紹介!李成桂はどんな国を目指して、どんな国づくりをしたのか?地図と朝鮮王朝豆知識を使って紹介…ドラマ予告動画は番組サイトで視聴できる。前回紹介した「スタート前に朝鮮王朝を地図とドラマの年表で予習」をまだチェックされていない方は、【「王女の男」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景①」を先にどうぞ。
(C)navicon (現代の地図)クーデター・威化島回軍(ウィファドフェグン)を起こして実権を握ったイ・ソンゲ(李成桂)は、高麗最後の王である恭譲王(コンヤンワン)から王位を受けるという形で王位につき太祖となった。自ら構想していた理想の国づくりをするため、開城から漢陽へ遷都し、国号を“朝鮮”に変え500年続く国造りの礎を築いた。現代の半島の地図を開いて位置確認しよう。半島を南北に分断するブルーのライン(38度線)の直北にあるのが開城で、漢陽は現在のソウル。もう一つ今度は、朝鮮王朝の地図を見よう。この地図からもわかるように、現在の朝鮮半島はほぼ、この朝鮮時代の行政区分が基礎となっている。“高麗”というのがその前の“高句麗”からきているのに対して、“朝鮮”はこれまで高句麗、新羅、百済、伽耶…といった国々すべての民が古朝鮮の末裔だという思いで名付けられた。特に、古朝鮮と区別するときには李成桂が開いた国だから“李氏朝鮮”と呼ぶ。
「朝鮮経国典(チョソンキョングクチョン)」を国の基本法典とし、儒教を理念にした国づくりを始め、弱体化した王権を立て直すために、土地改革をはじめ、国王を頂点とする政治機構と官職の品階制度を定めた。つまり、土地の納税のために戸籍を整えたり、官職につくために科挙制度を整備し、ドラマでよく聞く「漢城府」「禁軍庁」「礼曹」といった行政組織を整えた。(詳しくは朝鮮王朝豆知識参照) こうしたプランは、実際には鄭道伝(チョン・ドジョン)が立案した。
国の骨格ができると次は後継問題。③へ続く。
こうした背景をもってドラマ「王女の男」は、NHKBSプレミアムにて7月8日(日)夜9時から放送される。この後は、ドラマの流れに合わせて紹介するのでお楽しみに。
NHKBSプレミアム「王女の男」番組サイト
韓国KBS「王女の男」番組サイト
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