下馬評を裏切り?視聴率1位になった『ありがとうございます』、放送開始!
ドラマ『ありがとうございます』は、“HIV”と“認知症”という重いテーマを優しく包み込んだ、感動のヒューマンドラマ。このドラマをGyaO【アジナビ】が、本日5日(月)より動画配信している。
あまり評判の高くなかったドラマが化けるというのはたまにあるが、ここまで化けたドラマは少ないのではないだろうか?ドラマ『ありがとうございます』は、放送前にはほとんど話題に上ってこない作品だったのだ。
というのは、同時間帯には「宮」で大ブレークしたチュ・ジフン主演の「魔王」や、韓国のオリビア・ハッセーと呼ばれるハン・ガイン主演の「魔女ユヒ」という超話題作が放送されるので、どうしても話題がそっちにもっていかれたからだ。
ところが、ドラマが始まってみるとエライことが起こってしまった!何と、強力な他局の2番組を押さえて『ありがとうございます』が同時間帯の視聴率1位になったのだ。一番驚いたのは、主役の医師ギソ役を演じたチャン・ヒョクかもしれない。
チャン・ヒョクは、軍除隊後初の作品としてこのドラマを選んだのだが、彼が軍に入隊した2004年当時、韓国芸能界では兵役逃れの問題が話題になっていた。そして、チャン・ヒョクもそれに関与したと報道されたのだ。そのとき、同じく話題になったのがソン・スンホンだった。どうしてもマスコミは大スターのソン・スンホンに目が行き、チャン・ヒョクの扱いはそれほど大きく取り上げられることはなかった。
その彼が、入隊後“模範訓練兵”としての表彰を受け、その翌年無事除隊した直後に取り組んだのが、この『ありがとうございます』だった。
彼はこれまでにもドラマ「明朗少女成功記」や映画「火山高」、「僕の彼女を紹介します」など人気の作品に出演していたが、「明朗少女成功記」ではヒロインのチャン・ナラの元気さに圧倒された感があったし、「火山高」や「僕の彼女を紹介します」ではクォン・サンウやチョン・ジヒョン、さらに「ボクの彼女」で一瞬しか出てこないチャ・テヒョンの方が印象に強く残った。
ところが、このドラマでチャン・ヒョクが大きく化けた!死んだ恋人のミスでHIVに感染させてしまった子供とその家族を見守る、という難しい役どころの医師ギソの役を、彼は圧倒的な存在感でみごとに演じたのだ。そして、彼の名演を際立たせたのが、HIVに感染した子供を天真爛漫かつ、大人顔負けの演技で涙を誘ったソ・シネの存在だった。
この二人に「乾パン先生とこんぺいとう」のコン・ヒョジンが加わったこのドラマ、その人気が回を追うごとにうなぎ上りになったのも当然といえば当然の成り行き。しかも、脚本はあの「ごめん、愛してる」の脚本家 イ・ギョンヒ!韓国中を涙で包み込んでしまったのもうなづける。。
このドラマは日本でも評判を呼び、“アジナビ”で実施した“GyaOで見たい韓国ドラマアンケート”(2008年9月実施、2万2千人以上が投票)でも第3位に選ばれている。GyaOではこのドラマ、放送予定になかったが、この結果を受けて急遽放送を決定したという。
◆ 『ありがとうございます』
◆ 作品紹介
・出演:チャン・ヒョク 、コン・ヒョジン、シン・グ、チェ・ガンヒ他
・放送予定:2009年1月5日(月)正午放送開始、以降毎週月曜2話ずつ更新