テレ東「宮廷女官チャングムの誓い」第1~3話あらすじ:イ・ヨンエ×イ・ビョンフンの不朽の名作再放送スタート
テレビ東京では、明日6月19日からイ・ヨンエ主演×イ・ビョンフン監督の大ヒットドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」を再放送する。第1話~第3話のあらすじを紹介、YouTube「MBCdrama_classic」にて全話無料配信中だ。但し日本語字幕なし。
「宮廷女官 チャングムの誓い」は2003年から2004年にかけて放送され、韓国国内外で大きな人気を博した作品。16世紀の朝鮮王朝時代を舞台に、一人の女性の波乱万丈な人生を描いた壮大な歴史ドラマ。全54話から成る本作は、歴史、料理、医療といった多彩な要素が融合し、オカルト、サスペンス、ミステリー、アクション、純愛、ホームドラマ、師弟愛などあらゆるドラマジャンルの要素がぎっしり詰まった逸作だ。【「チャングムの誓い]を2倍楽しむ】には、時代背景や実在人物紹介、年表、キャスト紹介、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころなどまとめている。
■キャスト
ソ・ジャングム(チャングム)役:イ・ヨンエ
ミン・ジョンホ(チョンホ)役:チ・ジニ
チェ・グミョン(クミョン)役:ホン・リナ
中宗王役:イム・ホ
ほか
■第1話 二人目の女
成宗13年(1482年)。朝鮮王朝第9代の王、成宗(ソンジョン)は品行の悪さを理由に元妃ユンの毒殺を命じる。現場に立ち会った武官の一人ソ・チョンスは王命とはいえ、罪の意識に苛まれる。酔っ払い、山中で誤まって崖を転落したチョンスは洞くつで目を覚まし、ある老師から気になる予言を託される。預言によると、「妗・順・好」で表される3人の女性に彼の運命が握られているという。“妗”は、はしたない女。元妃ユンだろうと思い当たる。この予言がどうにも気になりながら14年を過ごしたチョンスは、自らの運命から逃れようと官職を辞す。この時、成宗を父に、亡き元妃ユンを母に持つ燕山君(ヨンサングン)が即位して2年のこと
一方、宮中の台所、水剌間(スラッカン)では、歴代、最高尚宮をつとめる最高尚宮(チェゴサングン)の姪で女官のチェ・ソングムの挙動を不審に思った女官パク・ミョンイは、これを気味尚宮(キミサングン)に報告。しかしこれは、権力闘争に加担するチェ一族が敵対勢力をつぶすために標的の人物の食事に有害なものを混入している現場で、気味尚宮もその仲間だった。その夜、ミョンイはあらぬ疑いをかけられ捕らえられて山中で毒を飲まされる。その現場に立ち会わされることになったミョンイの友人で女官のハン・ペギョンは、ミョンイが飲まされる毒にこっそり解毒剤(甘豆湯)を混ぜる。翌朝、川縁に倒れているミョンイをチョンスが発見した。ミョンイは優しく従順な女性。そう、チョンスは自分の運命を左右する第2の女性と出会ってしまったのだった。
(c) 2003-4 MBC (燕山君)■第2話 永遠の別れ
あれから8年後。チョンスとミョンイは夫婦となり白丁(ペクチョン)の身分を称し、一人娘チャングムと3人でひっそり暮らしていた。ところがチャングムは活発で向学心も強い良い娘。しかし目立っては行けない。チャングムはたびたび母ミョンイに叱られていたが、父チョンスは、心配しながらもそんな我が娘が可愛くて仕方ない。
一方、即位10年となった燕山君は粗暴直情型。気に入らないことがあると誰彼の区別なく斬り殺し、暴君ぶりはますますエスカレート。しして生母ユン氏毒殺に関わった人物を探し出すべく、全土に当時の武官の似顔絵が張り出される。そんなある日、チョンスはチャングムのために手配中の武官であることがばれ捕まってしまう。そう、“良”こそは、自慢の我が娘だったのだ。家族まで処罰の対象であることからミョンイはチャングムを連れ逃亡し、追っ手から逃れつつ、連行されたチョンスの後を追い漢陽(ハニャン)へ向かう。なんとか漢陽についたミョンイはチョンスに会いたい一心で、かつての友人ハン・ペギョンに手紙を書く。
友は、水剌間で尚宮(サングン)となっていて、宮中を抜け出しミョンイに会いに来てくれる。しかしハン尚宮の挙動を不審に思ったチェ・ソングムが後をつけ、ミョンイの生存を知るのだった。
(c) 2003-4 MBC (カン・ドック一家と右端チャングム)■第3話 夢の宮中
チェ一族の保身のため、ミョンイも命を落し、天涯孤独となったチャングムはトック夫婦のもとに身を寄せる。2年が経ち、利発なチャングムはトックに代わり一人で酒の配達が出来るようになっていた。その頃、燕山君の暴政に堪えかねた臣下たちは、密かにクーデターを計画していた。首謀者パク・ウォンジョンらは燕山君の異母弟の晋城大君(チンソンデグン)の擁立を計画するが、監視の厳しい中、連絡手段がない。そこで幼いチャングムがこの役を任される。酒を届けに晋城大君の前に通されたチャングムは、その場にいた皇太后殿の尚宮に女官になりたいと直訴する。クーデターは成功し、1506年、晋城大君は即位し中宗(チュンジョン)となった。このクーデターでお手柄のチャングムは、約束通り宮中に上がり、その半月後、女官見習になれるのだった。希望に胸膨らむチャングムだったが、仲間たちからは身分の違いを理由に仲間はずれにされてしまう。
第1話から第3話まででなんと朝鮮王朝激動の四半世紀を描いている。燕山君は、口うるさい臣下どもを皆殺しにする戌午士禍と、第2話にあった生母ユン氏毒殺にかかわった臣下の皆殺しをした甲子士禍という2度の粛清をした王(「朝鮮王朝系図」参照)。この後の時代を背景にしたドラマ「女人天下」「王の女」「トンイ」「イサン」など、宮廷が舞台となる作品には、必ずと言っていいほど、その名が上がるほど朝鮮王朝一の暴君(ドラマの年表:朝鮮王朝編。その横暴ぶりは「王の男」のドラマ紹介や「イ・サン」の「(3)英祖が恐れた党派、イ・サンが憎んだ党派とは」で詳しく紹介しているので、お時間のある時にでも目を通しておこう。
◇テレ東「宮廷女官チャングムの誓い」ページ
2024年6月19日スタート 月-金8:15-9:11再放送
2012年9月19日~12月5日 放送終了
◇MBCdrama_classicチャンネル「チャングムの誓い」
【作品詳細】【「チャングムの誓い]を2倍楽しむ】