実学者チョン・ヤギョン表舞台に!「イ・サン」第69話あらすじと予告動画、ソン・チャンウィ紹介-NHK

2012年10月20日13時47分ドラマ
(c)2007-8 MBC

前回のホン・グギョンの最期のシーンでは、多くのファンが涙腺決壊させたのでは?今回は、清国との複雑な事件はあったものの、総じて明るく楽しいドラマの展開となっているので、サンとヤギョンとの愉快な絡みを気楽に視聴しよう…番組サイトでは予告動画と前2回分のダイジェスト映像が公開されている。

いたずら好きなサンは、やってきたチョン・ヤギョンにわざと威厳ある態度で口数少なく接する。しかし、最初こそ恐縮して無礼を詫わびていたヤギョンだが、王に向かってもきちんと自分の意見をぶつける。遂に夜を徹して熱く討論する。そんな2人を優しく見つめるのは、ナム・サチョとパク尚宮。それにしてもこのところパク尚宮の露出が多い過ぎる気がする。韓国では、ソンヨンの微笑を豪華なバラにたとえ、パク尚宮の微笑を野菊にたとえ人気も高まった。とすると、ヒョイ王妃はユリの女王のカサブランカというところだろうか。
サンとソンヨンは似たもの夫婦。ソンヨンもチョビにちょっとしたイタズラをするのでお見逃しなく。

ドラマに戻って…。ヤギョンは自ら仕事の少ない中枢部への配属を願い出て、自由な時間を利用して次々と改革案を編み出した。これには、重臣たちも不快感をあらわにしチャン・テウが厳しく警告する。ところが、ヤギョンはあくまでも謙虚に警告を聞き、人懐こいかわいい笑顔で純粋そのもの。これにはテウも拍子抜け。ここがホン・グギョンとヤギョンとの一番の相違点だ。

一方、テスたちは高利貸しが清国の商人と人身売買の取り引きをする現場を押さえて、逮捕。ここはすっかり貫禄の付いたテスに注目しよう。ところが、朝鮮を訪れた清の使節団が、逮捕された清国の商人の引渡しを要求してきた。引き渡せば軽い処罰で済み、そうなると再犯の可能性が高くなる。サンから要求を拒否された使節団は、兵を引き連れて捕盗庁(ポドチョ)に押しかけてくる。両国の威信を懸けた対立に発展。重臣たちは対策を立てられないまま議論ばかりを繰り返すと、おなじみの対応。
ソンヨンは、以前清に留学していた頃に清の大使と知り合っていたことから、自分が何とか解決の糸口を見つけられないかと、恵慶宮(元、恵嬪)に外出の許可をもらいに行くが許可されない。
その頃チョン・ヤギョンは、解決策とはいかないが、時間稼ぎにある方法を考えつく。果たしてその方法とは?

それにしても、サンは信頼できる人物だと判断すると、知り合った時間の長さに関係なく全幅の信頼を寄せる。それが彼の天才的な人材登用力であり魅力でもあるが、また同時に危ういところでもある。ホン・グギョンがその犠牲者といえば、サンに気の毒だろうか。
とにもかくにも、ホン・グギョン亡きあとは、このチョン・ヤギョンが表舞台に登場し、サンとの迷コンビを披露する。

チョン・ヤギョンを演じたのは、ソン・チャンウィ。
★ソン・チャンウィ(1979ン円1月24日生、181㎝)
2002年、ミュージカル「ブルーサイゴン」でデビュー。「裸足の青春」「ウェディング」で注目され、視聴率40%をたたき出した「黄金の花嫁」で一気に彼の認知度が上がった。「イ・サン」のチョン・ヤギョン役では、コミカルな役に挑戦し、その後も「神の天秤」「シンデレラマン」「人生は美しい」「シンドローム」などの人気作品に主演、および出演。その優しい風貌から、「オムチナ(他人の家の良く育てられた息子の意でママ友達の息子の略字)」の修飾語がついて回るほど。一方で、そうした“柔”のイメージから、強烈な個性は感じられないが、ミュージカルでは存分に彼のカリスマ性を発揮している。2003年ミュージカル「松山野花」で始めて主人公で出演した後、「ジーザス・クライスト・スーパースター」「ファンキーファンキー」などの作品で主人公を担当し、高い評価を得ている。

NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】