運命さえも跪かせた朝鮮王朝最高の妓生の物語『ファン・ジニ』、ノーカット字幕で配信開始!

2009年01月16日17時51分ドラマ

朝鮮王朝時代、卓抜した技芸の才能で当代一流の名士たちと交流した実在の妓生がいた!名前を 黄真伊(ファン・ジニ)という。彼女の波乱万丈の生涯を描いたドラマ『ファン・ジニ』を、【goo ブロードバンドナビ】が本日16日(金)より配信開始した。

『ファン・ジニ』は、2006年韓国KBSで放送されたドラマで、最高視聴率29.3%と高視聴率をたたき出した大ヒット作。主演は、「チェオクの剣」、「バリでの出来事」のハ・ジウォンが演じている。芸の道を追求した妓生(キーセン)だけに、ドラマでは古典舞踊や古典楽器を披露する場面が多く、彼女は役作りのため撮影の合間にも古典芸術に取り込んだという。もちろん、衣装や装飾品にもこだわり韓国ドラマ史上最も豪華と言わしめた。

ファン・ジニの初恋の人をキム・ミョンミン主演「ベートーベン・ウィルス」のチャン・グンソク、初恋に破れたチニを全身で受け止めた高官を「マイラブ・パッチ」のキム・ジェウォン、チニの師匠をペ・ヨンジュン主演「愛の群像」のキム・ヨンエが演じている。

豪華な衣装や装飾品は最高の俳優たちが纏うとさらに美しさを倍増する。ネタバレになるので詳しくは書けないが、物語の終盤で登場する、“桃の形の籠”と罪人を運ぶ“牢の籠”が行き交う場面最高に美しいのだ。このシーンは鳥瞰(空から見下ろすように)でとらえていて一瞬息をするのも忘れてしまうほど。他にも、チニ(ジニ)が御前で披露する舞踊はちょっと形容しがたい美しさ。これは、実際に観てもらうしかないだろう。

チニの芸と恋との狭間で揺れる葛藤をハ・ジウォンがみごとに演じていて胸をうたれるが、このドラマの隠れた主役たちはソンド教坊の妓生たちかも知れない。客席に出る前の準備室で化粧や着替えのときの彼女たちの会話が実に面白い。まるでイマドキのOLたちの会話のようなテンポの良さで、彼女たちの“女の言葉”がいつの時代にも通用する内容で思わず笑ってしまう。初回からいきなりこの会話が登場するので、お楽しみに。

『ファン・ジニ』が単なる愛憎劇だけでなく、差別されながらも芸の花を咲かせるため力強く生きた妓生の歴史ドラマにしたてたのは、彼女たちのこの明るく力強い会話のおかげかも知れない。

◆ 配信スケジュール等
・第1話~第12話=1月16日(金)に配信開始(第1話は無料)
・各210円/1週間
・パックもあり(第2話~12話=1848円)
※第13話~24話(最終話)は2009年4月に配信予定。

【goo ブロードバンドナビ】『ファン・ジニ』