ヤマトとの戦いを決意…ドラマ「アテルイ伝」第2回予告動画と前回のあらすじ-NHK
1月18日、NHK・BSプレミアムの時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は第2回を放送、阿弖流為(あてるい=大沢たかお)は無事に妹・阿佐斗(あさと=高梨臨)をヤマトから取り戻すが、阿佐斗は記憶を失ってしまっていた。強大なヤマトの勢力に従うべきだとする意見が蝦夷からも出る一方で、一度はヤマトに従っていた母礼(もれ=北村一輝)は再び蝦夷に戻っていた。阿弖流為の父で族長の阿久斗(あくと=神山繁)は朝廷とは非戦で友好関係を維持するべきとの立場を取っていたが、アテルイは都で蝦夷が蔑まれる存在となっている事に憤り、戦うべきであると父を説得する。
【第1回あらすじ】
東北の震災で大きな被災地となった釜石総合病院。一人の老女が病院を抜け出し、亡き夫の遺品である原稿を探し出していた。日高タキ(畑中美耶子)の夫は在野の郷土史研究家であり、蝦夷の歴史を「阿弖流為伝」として書き記していた。東京から来た医師の大西(山下容莉枝)は阿弖流為はおろか蝦夷についても初耳であり、そんな大西にタキは阿弖流為の物語を聞かせ始める…。
奈良時代の末期、東北の地は蝦夷と呼ばれる民族が暮らす土地だった。そこへ諸国統一に向けて勢力を広げる大和朝廷の手が及ぼうとしていた。ヤマトは蝦夷を野蛮で愚かな存在と蔑み、その全てを支配下に置くために蝦夷の地にも居城を作り始めた。蝦夷たちは自然と共存し独自の文化で豊かな暮らしを送っていた。しかしそこへ桓武天皇(近藤正臣)の命を受けた陸奥の豪族・道嶋大楯(みちしまのおおたて=斎藤洋介)が土地を明け渡すように迫ってきた。その交渉の場にはヤマトに下った蝦夷出身の呰麻呂(あざまろ=大杉漣)と母礼が仲介として立ち会ったが、阿弖流為は断固としてヤマトの要求を跳ね除けた。その頃、波奴志己(わぬしこ=西岡徳馬)が治める志波(しわ)の部族はヤマトたちに襲われ、嫁いだばかりの阿佐斗もヤマトに囚われの身となってしまう。蝦夷に対するヤマトたちの暴挙は次第に激しさを増し、呰麻呂と母礼は阿弖流為に触発されてヤマトに対し押し込めていた不信感を募らせるようになる。意を決した呰麻呂と母礼は阿弖流為と密かに会い、ヤマトに反旗を翻す事を伝えた。そして呰麻呂たちはヤマトたちが拠点にしている伊治城で叛乱を起こし、同時に多賀城も占拠する。阿弖流為はその隙に阿久斗を救い出そうとするが、阿久斗はヤマトに襲われたことから過去の記憶を失っていたのだった。
BS時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」第2回は17日(金)よる8時から放送。再放送はBSプレミアムで日曜よる6時45分から。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。放送翌日からはNHKオンデマンドで見逃し番組として配信が行なわれる。
◇火怨・北の英雄 アテルイ伝|NHK
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