2月16日、NHK・BSプレミアムのドラマ「嘆きの美女」は第6回「とんだミス・コン」を放送、玲子（横山めぐみ）の娘・真奈美（大沢南星）が「リトル・ミス・ピーチ・コンテスト」の最終審査に残った事で美女たちは大盛り上がりする。しかし自分の容姿にコンプレックスのある真奈美は複雑な気持ちを抱えており、それが痛いほど分かる弥居子（黒沢かずこ）は出場を止めるように言ってみる。しかし真奈美は出場すると決意を固め、それを応援すべく弥居子と真奈美はミスコンに向けてタッグを組む。

[第5回あらすじ]
ある日、出かける優子に声を掛けるユリエ（矢田亜希子）や玲子だったが、優子からの返事はどこかイライラしたものだった。優子を心配する2人の様子を傍目に、弥居子はすわ美女たちの内紛かとほくそ笑む。弥居子は玲子のアシスタントをしつつ週末は食事係になるという忙しい生活に入りつつもそこそこ満喫していた。
そんな中、いつもジャージ姿を見かねたユリエは嫌がる弥居子を美容室に連れて行き大変身させる。美容室にブティックと巡り、意外と見られる格好になっていた。その帰り、仕事があるといって街中でユリエに置き去りにされた弥居子は途方に暮れるが、その姿を遠くから見かける優子がいた。しかし優子は年配の男性に連れられて姿を消してしまった。
一人とぼとぼと歩く弥居子に、突然背後から男の声が掛かった。人生初ナンパかと内心浮かれた弥居子が振り向くと、そこにはエイジ（和田聰宏）が立っていた。弥居子の気持ちを見透かし、ゲラゲラと笑うエイジは弥居子を喫茶店に誘った。以前自分の作品を弥居子からこてんぱんにけなされたエイジは、それをきっかけにもう一回写真家として新しく取り組もうとする心意気を弥居子に述べるのだった。何となく二人の雰囲気が良くなった矢先、エイジがポケットから出した一冊の本に弥居子は釘付けになる。「日本橋異聞」、弥居子の愛する荒俣宏の著作で、弥居子も同じ本を持っていた事で二人は一気に盛り上がる。更にその背後に荒俣本人を見かけ、2人の興奮は最高潮に。荒俣から声を掛けられたエイジは大喜びではしゃぎ、2人はサインをもらって大満足で帰るのだった。
その夜、ユリエたちは帰りの遅い優子を門の前で待っていた。退屈になった弥居子は一人「六本木心中」の歌芸で暇を潰すものの、うるさいと叱られてしまう。そんな時帰宅した優子を心配して声を掛けるユリエと玲子に、優子は干渉しすぎだと反発する。そしてスカウトされたのを機にモデルを目指したいと打ち明けた。弥居子を心配するユリエだったが、自分に嫉妬しているのかと優子は更に反発する。翌日、優子の初撮影にユリエと弥居子は同行するが、そこにいたのはすぐ女性をそそのかして脱がせるという悪徳マネージャーだった。そして撮影では優子は意に反して露出度の高い衣装を着るように命じられる。しかし同席するユリエの手前、意地を張って優子は仕事をこなすのだった。仕事を終えた優子は相変わらず刺々しかったが、ユリエも弥居子も優子に自分らしく居て欲しいと声を掛けるしかなかった。
翌日モデル仕事で優子が出かけようとする時、浜辺で少年が溺れているから助けて欲しいと頼まれる。一度は断った優子だが、思いなおして現場に駆けつけた。周囲の人々に的確な指示を与え、優子は率先して少年の手当を続けた。その甲斐あって少年は無事息を吹き返すのだった。その後優子は、モデルの仕事は断り、もう一度看護師の仕事と向き合っていくと決意を述べるのだった。3人の美女たちはこうして元の様に仲良く過ごし、そこに弥居子も加わり楽しい週末を過ごすのだった。弥居子も玲子のアシスタントとしてレシピブログを始めることとなり、充実した日々に変化していた。

プレミアムよるドラマ「嘆きの美女」第6回は16日（土）よる11時15分から放送。予告動画はNHKテレマップMOVIEで視聴出来る。

◇NHK「嘆きの美女」